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どこにでもいるような陰キャとして静かに生活したかっただけなのに

#1


僕はどこにでもいるようなただの陰キャみたいな学生だ。
勉強ができるだとか運動神経がいいとか力があるとかそんな特徴の無い陰の薄い奴だ。

「はぁー、さっさと帰ってアニメとか漫画でも見たいなぁ。大体こんな何もできない人に勉強なんてやらせて何になるんだろうな」

と独り言をぶつぶつ言って窓から外の景色を眺めているのが日常だ。

そしてある日事件は起こった
僕がいつも通り席に座って校長のスピーチを聞いている時仮眠を取っていたら突如凄い勢いで教室の扉が蹴飛ばされた。

気性の荒い転校生でも来たのかと思ったがとても転校生には見えない。マスクのようなものを被り銃やナイフを持った不審な男が入ってきたのだ。
授業の態度が悪すぎたかとでも考えているうちにその不審者達はなんか話していた。

「ーじゃなけりゃこいつみてえに撃ち殺すぞ!」

という声が聞こえ前を見たらすぐ近くの席の人に向かって発砲しようとしていた。
僕は咄嗟に持っていた鉛筆を投げた。運良く弾丸に命中し弾を弾き飛ばした、が
(あやべ、完全に殺されるやつだ。)

「な、なんだテメェそんな死にてえのか…なら殺してやる!」

「え、あ、いや、僕何もしてませんよただ手が滑ってこの鉛筆が飛んでったっていうか鉛筆が自我を持っていたというか…」

なんて誰でも分かる嘘なんて通じるはずもなかった。

「ブチ殺す!」

「殺す殺すうるさいなあ、殺すってのは本当に殺せる時一回だけ言えばいいだろ?そうやって殺す殺す言う奴は大体殺さないから嫌いなんだよ」

「テメェ舐めた口ききやがって…」

僕が不審者を激昂させ不審者の手が震える。そして、弾丸が撃たれる。
だが不審者の手は震えていて命中する事はなかった。両方僕を掠っただけだった。
そして隙を逃さず僕は仕留めようと不審者に近づいた。

「テメェ間抜けか…?」

勿論不審者はナイフを取り出してきた。

「死ねぇ!」

そしてナイフが僕の腹に突き刺さる

「い…ってえなぁ…」

血が吹き出る。勿論刺されるのは初めてだ。普通に痛い。だがそれよりもこの不審者を倒し犠牲者を出さないという信念が強かった。

「無駄死にだな。この間誰も追撃も逃げる事もしなかったからな。お前はただ無駄死にをしただけだ。残念だったなぁ!」

「…まさかとは思うが…わざわざ何も考えず僕がナイフに刺さったとでも…?流石に僕でもそんな無防備な事はしない…さ。固定するために…刺さったんだ…お前を逃がさないために…」

「ここから何をしたって無駄だ!テメェはあと1秒もかからず死ぬから…」

その時、不審者を何かが貫いた

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2024/09/17 00:08

田中 ID:≫0tS.Wi/U8jY6Y
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