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【参加型】うそをついたあなたに

#2

親へ贈る悲痛のファンファーレ

あたしは千光 気塊。
ごく普通の一般女性。ただ一つ言うなら、母親譲りの超美人。
良いでしょ?
でも、病んじゃったみたい、自覚あるだけマシかな。
でも、ここ最近見つけたの、運命の店。
【ひとあやめや】って言うね。
じゃあ早速ドアを引いて見ましょうか。

ギィ………

鈍い音が響く。
「御来店ありがとうございます。店主のはられと申し上げてます。」
「あ、はい、千光気塊って言います。」
「あぁ、どうも、適当に座って下さい。」
お洒落なソファに腰掛けると腰ほどの金髪を垂らした。
「さて、千光さんのお悩みとは、なんでしょう。」
柔らかな物腰で語りかけるはられさん。
すっと深呼吸してから声に出す。
「母親です。」
「興味深い、母親さんがどうかいたしましたか?」
「名前も、見た目も憶えて無いんです。でも、憎らしい。」
こんなこと、横暴だって思った。
「記憶の揺らぎを煩っているのでしょう。」
「!?」
「確かに貴方から気を感じます。いいでしょう。」

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2024/09/15 16:31

魑魅魍魎網羅 ID:≫rpvJPv02lqkiQ
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