side サムライ翔

真っ赤な朝の太陽は、まるで俺の恋心をさらに赤らめている結晶のようだ。
「んっ、あぁ〜っ！今日も一日がんばろ〜。」
俺はカーテンを開けた窓の前でうんと高く、高く背伸びをした。
今は6：00か...ちょっと早く起きすぎたかな。

「....まぁええわ。ご飯作りにいこかな。」
俺たちの家では毎日大抵の家事は○○がやってくれる。でもずっと頼りっぱなしはだめだと俺はいつも思っていたので今日の朝飯は俺が作ることにした。
ガチャッ←（部屋のドアを開けた

「...？あれ。翔さん？おはようございます、早いですね。」
そこには、寝起きである○○がいた。きっと、○○も今さっき部屋を出たのだろう。偶然か、うれしい...！

「翔さん...？そんなに早く起きて、どうしたんですか。あ、部活ですか？すみません、朝ごはんまだです...」
そんなこと、どうでもええ。○○と一緒にいれるかもと思って起きたんや。って言いたかった。馬鹿だなぁ、俺ｗ
「いや、ちょっと早めに起きちゃって。せや。朝いっつも作ってもらって悪いから、今日はおれがつくるで。」
いいところをみせよう、そう思っていたけど
「えぇ。いやいや。ここに住まわせてもらっている以上、できるかぎりのことはしたいんです。」
「...。そっか○○らしいなぁ。」
ﾎﾟﾝｯ←（サムくんが●●さんの頭をなでる
「！？」

かわいいって、それ反則やで...っ！

「なぁ○○。やっぱ俺朝作るわ」
「いやいや。前に私翔さんに突進したでしょ？あれのお詫びだと思って、ゆっくりしててくださいよ。」
どうしても、○○は譲らない。くっそ、こうなったら...！

「...。じゃ、この前のお詫び、今させてもらお。」
「...えぇ？」
「こっちおいで」
「？」
かわいい...

ｷﾞｭｯ←（サムくんが●●さんをぎゅってする

「えっ、翔さん！？」
ﾑｽｯ
「さんやめて」
「しょ、翔？ですか？」
「敬語やめて」
「っ、翔？///」
「あかんかわい。」

「〜〜〜〜っ///も、朝ごはん作ります！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ
「ごめんって〜っ」

かわいい...。今日俺なんでもできる気ぃする...

前に突進されたことを喜ぶ翔くんでした☆