めろんぱーかーに愛されてます。
side そらねこ
秋色に染まり、紅葉した葉っぱが、僕の視界に色鮮やかにうつる。
カサカサ、という音を立てて、葉がきれいに舞いながら落ちる。
まるで、僕みたいだな、と思う。どんなところがって?それは、一度は自分の全てが真新しくなってキラキラと輝くけれど、時が経つにつれてそれは色褪せ、また全てが暗くなってしまうところ。
だから、のっきさんがいた頃が明るかったときで、今がのっきさんのいない世界の暗い、っていうこと。
僕たちは、一人ひとりが、誰一人欠けてはならない、かけがえのない存在だった。でも、今。その誰かのうちの一人が欠けてしまった。
「そらくん、何見てるんだ?」
「わっ、かいとさん。え?いや別に外見てただけだよ〜」
俺も見よ、と言ってかいとさんは僕の隣に行って窓の向こう側の景色を見始めた。
「.....なぁ、そらくん。なろっち、大丈夫だと思うか?」
なぜここでなろ屋さんの名前が出てくるのか。そう、それは、なろ屋さんのいわゆる、「特別な存在」がのっきさんだからだ。
詳しいことはよく知らないけど、僕が拾われたときは、もうすでにお互いの信頼関係が完全に成り立っていた。
「........大丈夫じゃないと思うなぁ。なろ屋さん、自分がしっかりしてないとみんなに心配かける、とか思ってそうだから多分あえて笑顔でいるんだろうし。」
ストレートだな、とかいとさんは一言言って、また外を見始めた。
すると、戸棚あたりから大きな音が聞こえてきた。
ガシャンッ
「い、った......。」
そこには、○○がいた。どうしたのかな....?今いたっ、って言った?
その瞬間、翔さんがすぐさま○○のもとへかけつけ、心配をしていた。
「○○!?大丈夫!?....うわ、めっちゃ血出てるやん....」
「しょ、翔さん.....大丈夫です!それよりも、ごめんなさいっ。小瓶壊してしまいました.....」
「そんなんええで、気にせんとって!早く手、洗いに行こ。」
そして2人は洗面所へと向かっていった。
「そらくん、いつもなら1番に○○のとこ行くのに、なんでさっき行かなかったんだ?」
かいとさんが、誰がどうみても答えにくい質問をした。
「.......ちょっと、みんなに悪いかなーって。...僕、いっつも○○に甘えてばっかで、みんなの○○なのに独り占めしてたじゃん。だから、今日くらいみんなに譲ろっかな〜って、ね。」
へー、と言ってかいとさんは背伸びをした。
このぼーっとしてる時間を、もっと他のなにかに活かせればいいのにな、なんて他の人は見てれば思うかもしれない。
でも、今の僕には、この時間がないと息がしにくくなるから。
だから、僕は限られている時間を今だけ持て余して、いろんなことについて考える。
秋色に染まり、紅葉した葉っぱが、僕の視界に色鮮やかにうつる。
カサカサ、という音を立てて、葉がきれいに舞いながら落ちる。
まるで、僕みたいだな、と思う。どんなところがって?それは、一度は自分の全てが真新しくなってキラキラと輝くけれど、時が経つにつれてそれは色褪せ、また全てが暗くなってしまうところ。
だから、のっきさんがいた頃が明るかったときで、今がのっきさんのいない世界の暗い、っていうこと。
僕たちは、一人ひとりが、誰一人欠けてはならない、かけがえのない存在だった。でも、今。その誰かのうちの一人が欠けてしまった。
「そらくん、何見てるんだ?」
「わっ、かいとさん。え?いや別に外見てただけだよ〜」
俺も見よ、と言ってかいとさんは僕の隣に行って窓の向こう側の景色を見始めた。
「.....なぁ、そらくん。なろっち、大丈夫だと思うか?」
なぜここでなろ屋さんの名前が出てくるのか。そう、それは、なろ屋さんのいわゆる、「特別な存在」がのっきさんだからだ。
詳しいことはよく知らないけど、僕が拾われたときは、もうすでにお互いの信頼関係が完全に成り立っていた。
「........大丈夫じゃないと思うなぁ。なろ屋さん、自分がしっかりしてないとみんなに心配かける、とか思ってそうだから多分あえて笑顔でいるんだろうし。」
ストレートだな、とかいとさんは一言言って、また外を見始めた。
すると、戸棚あたりから大きな音が聞こえてきた。
ガシャンッ
「い、った......。」
そこには、○○がいた。どうしたのかな....?今いたっ、って言った?
その瞬間、翔さんがすぐさま○○のもとへかけつけ、心配をしていた。
「○○!?大丈夫!?....うわ、めっちゃ血出てるやん....」
「しょ、翔さん.....大丈夫です!それよりも、ごめんなさいっ。小瓶壊してしまいました.....」
「そんなんええで、気にせんとって!早く手、洗いに行こ。」
そして2人は洗面所へと向かっていった。
「そらくん、いつもなら1番に○○のとこ行くのに、なんでさっき行かなかったんだ?」
かいとさんが、誰がどうみても答えにくい質問をした。
「.......ちょっと、みんなに悪いかなーって。...僕、いっつも○○に甘えてばっかで、みんなの○○なのに独り占めしてたじゃん。だから、今日くらいみんなに譲ろっかな〜って、ね。」
へー、と言ってかいとさんは背伸びをした。
このぼーっとしてる時間を、もっと他のなにかに活かせればいいのにな、なんて他の人は見てれば思うかもしれない。
でも、今の僕には、この時間がないと息がしにくくなるから。
だから、僕は限られている時間を今だけ持て余して、いろんなことについて考える。
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