めろんぱーかーに愛されてます。
side サムライ翔
いつもは、こんなに早く起きないのに、と思いながらカーテンをシャッ、と開ける。打ち込んでくる朝日は、やっぱりどこか明るくて懐かしい。
そして...あのとき君がいなくなったのも、朝だった。
「......翔さーん、起きてますかー?」
思わずビクッとした。......○○か?
「おん、起きてるで。どしたん?」
すると言われたことは意外なことだった。
「あ、あの、む、虫退治を、お、お願いしたいんですけど....」
「えっ?虫退治?」
そんなこと?と思ったが、虫が苦手なのだろうか。
「あぁ、ええで、今行くな」
そう言って、俺はドアをガチャリとあけた。そこには、手に届く、いつでもそばにいられる○○がきちんといた。これは、まぼろしなんかじゃない、そう強く心に誓って俺は○○と一歩手前に踏み出した。
「こっ、この虫...!捕まえようと思っても怖くて無理で....」
「かわいいなぁ。まぁ大丈夫や、捕まえてくるな。」
俺は○○に安心させる言葉を投げかけ、虫がいるというキッチンの方へ向かった。
..........え?こんなに小さい虫?
こんなのも捕まえられないなんて、かわいいなぁ...。
俺はその虫を捕まえてゴミ箱に捨てて、○○のところへ向かった。
「ん、捕まえといたで。」
「ありがとうございますっ!翔さん...!」
○○は満開の花が咲いたかのように可愛く笑って感謝を伝えてくれた。そんなところがまた、愛おしい、と思ってしまう。
すると、また思ってもみない言葉をかけられた。
「あ....。あの。よかったら、試食しませんか...?」
「え?試食?なんの?」
「あ...。私今日帰ってくるの遅くなりそうで、夜ご飯作れないから今のうちに作っちゃお、と思ってカレー...作ったんですけど.....」
「えっ!?食べる、食べる!」
○○の作った手料理を1番に食べられるなんて、嬉しすぎる。
「ちょっとまっててくださいね、もってきます....」
そう言って○○はリビングへ戻っていった。
「はいっ、もう完成する前くらいのカレーなので、味の保証はできてます!」
ふふん、と胸をはって言う○○が、愛おしすぎてたまらない。
「..........?翔さん食べないんですか?」
「○○があーんしてくれるんやと思って。」
俺はちょっと意地悪でそう言った。
「...え!?じ、自分で、どうぞ....。」
「え〜。じゃあ食べへんでー?」
すると○○はウッ、とした表情を浮かべた。そして、ついに決めたのか。
「あ....あーん」
まさか本当にしてくれるとは思わなかった。
え....待って、かわいすぎる....
ぱくり、とカレーを口にいれる。
悪いけど、カレーの味なんて1ミリもしなかった。
「どうですか...?」
「おいしい!」
口が熱い、と言っているが、俺の心も、熱い、と言っている。
いつもは、こんなに早く起きないのに、と思いながらカーテンをシャッ、と開ける。打ち込んでくる朝日は、やっぱりどこか明るくて懐かしい。
そして...あのとき君がいなくなったのも、朝だった。
「......翔さーん、起きてますかー?」
思わずビクッとした。......○○か?
「おん、起きてるで。どしたん?」
すると言われたことは意外なことだった。
「あ、あの、む、虫退治を、お、お願いしたいんですけど....」
「えっ?虫退治?」
そんなこと?と思ったが、虫が苦手なのだろうか。
「あぁ、ええで、今行くな」
そう言って、俺はドアをガチャリとあけた。そこには、手に届く、いつでもそばにいられる○○がきちんといた。これは、まぼろしなんかじゃない、そう強く心に誓って俺は○○と一歩手前に踏み出した。
「こっ、この虫...!捕まえようと思っても怖くて無理で....」
「かわいいなぁ。まぁ大丈夫や、捕まえてくるな。」
俺は○○に安心させる言葉を投げかけ、虫がいるというキッチンの方へ向かった。
..........え?こんなに小さい虫?
こんなのも捕まえられないなんて、かわいいなぁ...。
俺はその虫を捕まえてゴミ箱に捨てて、○○のところへ向かった。
「ん、捕まえといたで。」
「ありがとうございますっ!翔さん...!」
○○は満開の花が咲いたかのように可愛く笑って感謝を伝えてくれた。そんなところがまた、愛おしい、と思ってしまう。
すると、また思ってもみない言葉をかけられた。
「あ....。あの。よかったら、試食しませんか...?」
「え?試食?なんの?」
「あ...。私今日帰ってくるの遅くなりそうで、夜ご飯作れないから今のうちに作っちゃお、と思ってカレー...作ったんですけど.....」
「えっ!?食べる、食べる!」
○○の作った手料理を1番に食べられるなんて、嬉しすぎる。
「ちょっとまっててくださいね、もってきます....」
そう言って○○はリビングへ戻っていった。
「はいっ、もう完成する前くらいのカレーなので、味の保証はできてます!」
ふふん、と胸をはって言う○○が、愛おしすぎてたまらない。
「..........?翔さん食べないんですか?」
「○○があーんしてくれるんやと思って。」
俺はちょっと意地悪でそう言った。
「...え!?じ、自分で、どうぞ....。」
「え〜。じゃあ食べへんでー?」
すると○○はウッ、とした表情を浮かべた。そして、ついに決めたのか。
「あ....あーん」
まさか本当にしてくれるとは思わなかった。
え....待って、かわいすぎる....
ぱくり、とカレーを口にいれる。
悪いけど、カレーの味なんて1ミリもしなかった。
「どうですか...?」
「おいしい!」
口が熱い、と言っているが、俺の心も、熱い、と言っている。
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