文字サイズ変更

見習い女神とのクエスト体験記

#7


 ブオンっと音が鳴り、長方形の透明な板みたいなものが目の前に出現した。液晶タブレットみたいだなあ。
「これが結界です。マジックフィールド、とも呼んでいます」
 ミルーカ様が綺麗な指先で四角を空中にいくつも描いていく。するといくつもの四角がひとりでに動いて重ね合わさっていった。
「こうすることでマジックフィールドがより強固になっていきます」
 説明を重ねながら幾重にもマジックフィールドをコンスタントにテンポ良く重ねていくミルーカ様。重ねる多いな。
 やがてみるみるとマジックフィールドは四方へと広がっていき――
「完成です」
 でかい透明な壁みたいなのが形成された。
 試しにコンコンと手で叩いてみる。かて~~。
「凄いですね。これ」
「頑張りました」
 エッヘンと胸を張るミルーカ様。いや可愛すぎか。
「これで魔族はこちらには来れないんですか?」
 俺は、ミルーカ様にそう尋ねると
「もちのろんですね」
 と胸を張ったまま返事が返ってきた。だから可愛すぎか。
「じゃあ、これで一安心ですね」
 俺がそう言うと、ミルーカ様はニコリとして頷いた。
「はい。では戻りましょうか」
 ぎゅっと、シェイクハンズ。
 ひょおおおおおおおおおお!?
 俺はミルーカ様と一緒にアルセンまで瞬間移動。女神ファーストクラスアルセン行き御搭乗ありがとうございました~~! ミルーカ様の手は細く、そしてしなやか。柔らかな指は俺の手を遠慮がちに、それでも決して離すまいと言うような。そんな感じで俺とミルーカ様は、手を繋いでいた。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

ミルーカ様凄いなあ。ちゃんと無事に帰るまでがクエストということでまた手を繋ぐと。いいですね~~!

2024/10/08 12:05

トモットモ ID:≫spZQ2sIFiacuE
続きを執筆
小説を編集
/ 13

コメント
[4]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL