見習い女神とのクエスト体験記
監視塔の中は、理路整然としていた。まあ、つまり綺麗ってことだな。監視っていうくらいだから、望遠鏡でもあるのかと思ったけど、そんな小洒落た物はないらしい。じゃあどうやって監視するんだ? 目視? ドローン? いやさすがにドローンはないか。
「ご覧ください。唐傘さん」
ミルーカ様が俺に塔の窓を指し示す。外見てみろって? どれどれ……。って。
「ええええええええええ!!!!!!」
なんか浮いてるんですけどっ!?
それは赤紫色の球を嵌めた箱っぽいのに六枚羽をつけた……ゴメン、よく分かんね。
「あの……あれ何ですか?」
俺がよく分からない物体を指し示してミルーカ様に訊ねると、ミルーカ様は小さくコクリと頷く。
「はい。あれは……ドロンコプターです」
「ドロンコプター!?」
おいおい大丈夫か!? 色んな意味で!!
「はい……土属性の魔法で形成され、飛行補正を施した魔導具のことですが……」
冷や汗だらだらの俺を余所に解説を続けるミルーカ様。いやネーミングよ。
「な、なるほど。つまりドロンコプターは、魔力感知の効果と監視カメラの役割を持っているってわけですか」
「ええ、そういうことです……。では参りましょうか」
一通りの説明を聞いて、俺がちょい理解出来たと思われたであろうミルーカ様は監視塔の案内を続けた。
「ご覧ください。唐傘さん」
ミルーカ様が俺に塔の窓を指し示す。外見てみろって? どれどれ……。って。
「ええええええええええ!!!!!!」
なんか浮いてるんですけどっ!?
それは赤紫色の球を嵌めた箱っぽいのに六枚羽をつけた……ゴメン、よく分かんね。
「あの……あれ何ですか?」
俺がよく分からない物体を指し示してミルーカ様に訊ねると、ミルーカ様は小さくコクリと頷く。
「はい。あれは……ドロンコプターです」
「ドロンコプター!?」
おいおい大丈夫か!? 色んな意味で!!
「はい……土属性の魔法で形成され、飛行補正を施した魔導具のことですが……」
冷や汗だらだらの俺を余所に解説を続けるミルーカ様。いやネーミングよ。
「な、なるほど。つまりドロンコプターは、魔力感知の効果と監視カメラの役割を持っているってわけですか」
「ええ、そういうことです……。では参りましょうか」
一通りの説明を聞いて、俺がちょい理解出来たと思われたであろうミルーカ様は監視塔の案内を続けた。
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