見習い女神とのクエスト体験記
最初のクエストは荷物を指定の場所まで届ける、という内容のものだった。俺とミルーカ様は町を外れた草原のある一本道を並んでテクテクと歩いている。
「いい天気ですね」
ここは無難に天気の話題から入る。テンプレか?
「そうですね。絶好のクエスト日和ですね」
ミルーカ様はコクリと肯く。よっしゃ!
「ギルドから受け取った荷物って中身は何なんでしょうか?」
俺が手にぶら下げているスーツケース? みたいなものを掲げてみる。中身が飛び出さないように厳重にロックがかかっているみたいだが……。
「それは依頼人の意向で秘密になっています」
プライバシーってこと? 危険なもんじゃないよな? お好み焼きでもないだろうし。何だろうな。
「これをどこに届けるんでしたっけ?」
「あそこに塔があるのが見えますか?」
ミルーカ様が指差した方向に目を凝らしてみると確かに白い塔らしきものが見えた。
「はい。見えます」
「あれは監視塔。町にモンスター等が攻め込んでこないか監視するための場所なんですよ」
「ほえ~~」
俺はますます興味をそそられた。
「やっぱモンスターとかいるんですね?」
「はい。……なんだか楽しそうですね」
「はい! ミルーカ様とのクエストはどこでもなんでも楽しいですよ!」
「! も、もう……調子いいんですから」
俺の偽りなき本心で顔をふいっとするミルーカ様。フラグ立ちました? まだ? まだか。
そんなこんなで塔に到着っと。
「とーーーーーーうっ!!」
しゅたっ。かっちょよくジャンプして着地する俺。塔だけに。
「唐傘さん。中に入りますよ」
「はい」
引率の先生感やば~~。そんなとこも素敵だ~~。
「いい天気ですね」
ここは無難に天気の話題から入る。テンプレか?
「そうですね。絶好のクエスト日和ですね」
ミルーカ様はコクリと肯く。よっしゃ!
「ギルドから受け取った荷物って中身は何なんでしょうか?」
俺が手にぶら下げているスーツケース? みたいなものを掲げてみる。中身が飛び出さないように厳重にロックがかかっているみたいだが……。
「それは依頼人の意向で秘密になっています」
プライバシーってこと? 危険なもんじゃないよな? お好み焼きでもないだろうし。何だろうな。
「これをどこに届けるんでしたっけ?」
「あそこに塔があるのが見えますか?」
ミルーカ様が指差した方向に目を凝らしてみると確かに白い塔らしきものが見えた。
「はい。見えます」
「あれは監視塔。町にモンスター等が攻め込んでこないか監視するための場所なんですよ」
「ほえ~~」
俺はますます興味をそそられた。
「やっぱモンスターとかいるんですね?」
「はい。……なんだか楽しそうですね」
「はい! ミルーカ様とのクエストはどこでもなんでも楽しいですよ!」
「! も、もう……調子いいんですから」
俺の偽りなき本心で顔をふいっとするミルーカ様。フラグ立ちました? まだ? まだか。
そんなこんなで塔に到着っと。
「とーーーーーーうっ!!」
しゅたっ。かっちょよくジャンプして着地する俺。塔だけに。
「唐傘さん。中に入りますよ」
「はい」
引率の先生感やば~~。そんなとこも素敵だ~~。
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