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境界線で夢を見た

#8


[明朝体]緑谷「雄英受けたんだね!」




不格好なネクタイをいじりながら笑顔で話し始める緑谷くん。

数ヶ月その笑顔を向けられてなかったからか、

それとも更に好きになっていたのか。ものすごい勢いで心臓が脈打った。




●●「うん、雄英...ヒーローかっこいいから」




熱くなった顔を隠すようにして小さく返事をする。

いつも以上に緑谷くんがかっこよく思えて思わず目を伏せた。



同じクラスがいいな、毎日一緒に授業受けたい。

そんな淡い期待を募らせて、緑谷くんをちらりと見やる。

バッチリ目が合ってドキドキしたのも一瞬、

彼も同じ気持ちだったようで




緑谷「同じ、クラスだといいなあ」




顔だけじゃなく、耳まで赤くしてそう呟いた。



___夢でも見てるみたいだ。

無意識に口角を上げて、へにゃりと笑う。




●●「一緒に授業受けたいね」




気恥ずかしくなってお互いに目は逸らしたけれど

私たちの間には、どことなく甘酸っぱい空気が流れていた。




・・・




1年A組”水無瀬●●”

緑谷くんの下にあった名前...これは私の名前だ。

脳がうまく処理してくれなくて、ただ困惑した。

まさか本当に同じクラスになれるとは。

いや、たしかに2クラスしかないけど。




緑谷「やったね、これからも一緒に頑張ろう」




”一緒に”

ふと投げかけられた何気ない緑谷くんの言葉。

それがとんでもなく嬉しくてぎゅうっと胸の奥の奥が締め付けられる。

不安気に差し出されたグーへ控えめに手を重ねた。




●●「頑張ろうね」




こつん、と触れ合うこぶし。

触れた箇所がほんのり熱を帯びてそれが伝染する。

恐らく赤い私の顔を見た緑谷くんは




緑谷「ふ、」




小さく息をこぼし、ゆるやかにはにかんだ。



その表情はまるで、愛おしいものを見ているようで。

それで、大人っぽくて、どうしようもなくかっこよかった。



[/明朝体]

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2024/10/05 13:32

むたです ID:≫ipQfoJGWoroSQ
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