境界線で夢を見た
[明朝体]10回目の誕生日である今日、4月4日。先生に外出の許可をもらった。
でも、誕生日だからといってどこかに行きたいわけじゃない。
特に行き先もなくふらふらと彷徨って適当に人を壊すだけ。
死柄木「はあ...帰りたい」
さっき殺したやつの上着を被り丸まる。
迎えが来るまで寝ていようと思ったそのとき。
??「ねえねえ!そのたくさんの手、どうしたの?」
??「帽子?あっ!ぶるーらいとかっと?」
??「手で顔見えないよね!前も見えないの?」
??「わたし●●!個性はインビンシブル!無敵って意味なんだって!」
よろしくね、と最後に添えて手を伸ばしてきたガキ。
あまりのマシンガントークにすこしたじろいだ。
返事ぐらいはしてやるか、なんて上から目線に思ったものの
キラキラして見えるガキの姿に嫌気が差した。
しかもなんなんだ個性無敵って。オールマイトにでも憧れたか?
死柄木「あぁ、よろしく」
死柄木「まぁ...生きてたらの話な」
●●「いきてたら...?」
不思議そうに首を傾げたガキに目もくれず腕を掴む。
それは一分も経たずして消え去る...はずだった。
死柄木「......は?」
けれど何度掴み直しても消える気配が見られない。
まさかと思い上着に五指で触れてみる。
結果、予想は外れ上着は粉々になって消えた。
近くに個性を消すやつでもいるのかと思ったのだが
どうやらそういうわけじゃないらしい。
死柄木「...君、」
●●「●●だよ!」
死柄木「●●」
●●「みんなは●●ちゃんって呼ぶよ!」
死柄木(めんどくせェ...)
死柄木「....●●ちゃんの個性詳しく教えてくれよ」
こいつに崩壊は効かない。
なにをしてもむだだと分かり、大人しく個性について教えてもらうことにした。
●●「えっとね、わたしの体個性を弾くんだって!」
●●「個性でこうげきされても無傷なの!」
●●「ちょうつよくてね」
●●「みゆちゃんが●●ちゃんはオールマイトだって」
●●「そう言ってくれたんだ!」
つまり本当の意味での”無敵”。
現代社会において個性が効かないというのはあまりにチートすぎる。
なんて、合理的に情報を処理する脳の片隅で__
『転ちゃんはオールマイト』
『●●ちゃんはオールマイト』
重なって聞こえた声にどこかで懐かしい感覚がした。
[/明朝体]
でも、誕生日だからといってどこかに行きたいわけじゃない。
特に行き先もなくふらふらと彷徨って適当に人を壊すだけ。
死柄木「はあ...帰りたい」
さっき殺したやつの上着を被り丸まる。
迎えが来るまで寝ていようと思ったそのとき。
??「ねえねえ!そのたくさんの手、どうしたの?」
??「帽子?あっ!ぶるーらいとかっと?」
??「手で顔見えないよね!前も見えないの?」
??「わたし●●!個性はインビンシブル!無敵って意味なんだって!」
よろしくね、と最後に添えて手を伸ばしてきたガキ。
あまりのマシンガントークにすこしたじろいだ。
返事ぐらいはしてやるか、なんて上から目線に思ったものの
キラキラして見えるガキの姿に嫌気が差した。
しかもなんなんだ個性無敵って。オールマイトにでも憧れたか?
死柄木「あぁ、よろしく」
死柄木「まぁ...生きてたらの話な」
●●「いきてたら...?」
不思議そうに首を傾げたガキに目もくれず腕を掴む。
それは一分も経たずして消え去る...はずだった。
死柄木「......は?」
けれど何度掴み直しても消える気配が見られない。
まさかと思い上着に五指で触れてみる。
結果、予想は外れ上着は粉々になって消えた。
近くに個性を消すやつでもいるのかと思ったのだが
どうやらそういうわけじゃないらしい。
死柄木「...君、」
●●「●●だよ!」
死柄木「●●」
●●「みんなは●●ちゃんって呼ぶよ!」
死柄木(めんどくせェ...)
死柄木「....●●ちゃんの個性詳しく教えてくれよ」
こいつに崩壊は効かない。
なにをしてもむだだと分かり、大人しく個性について教えてもらうことにした。
●●「えっとね、わたしの体個性を弾くんだって!」
●●「個性でこうげきされても無傷なの!」
●●「ちょうつよくてね」
●●「みゆちゃんが●●ちゃんはオールマイトだって」
●●「そう言ってくれたんだ!」
つまり本当の意味での”無敵”。
現代社会において個性が効かないというのはあまりにチートすぎる。
なんて、合理的に情報を処理する脳の片隅で__
『転ちゃんはオールマイト』
『●●ちゃんはオールマイト』
重なって聞こえた声にどこかで懐かしい感覚がした。
[/明朝体]
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