若し、誰も助けが来なかったら＿＿＿＿

結構本家様と違うところがあります。
日本語も下手というコンボ。
[水平線]

＿＿一杯の茶漬け。
梅干しに刻み海苔、それに夕餉の残りの鶏肉。
それを熱い白湯に浮かべ塩昆布と一緒にかきこむ。
美味かったなぁ。
孤児院の台所で一目を忍んで食った茶漬け。

食べるもの、寝る所も無く、、、。
故あって餓死寸前です。

『お前など孤児院にも要らぬ』

『どこぞで野垂れ死んでしまえ！』

（五月蝿い、、、僕は死なないぞ＿＿）

生きる為、金目の物を盗むか奪うしかない。

「、、、？」

人影。
珍しい、この川岸に人がいるなんて。

「?!!」

[太字]キン!![/太字]

「何だ？」

「此方の台詞だ!!」

いきなり殴りかかるなんて、、、。
運良くかわせたがもう一回同じものが来れば唯じゃ済まない。

「、、、お前、孤児か」

「！　何故。」

さっき、ヨモギをむしって食べていた。

「貴様もか。」

「嗚呼。」

僕は孤児院から追い出された。
『天下の何処にも僕の居場所はない』と。

ぐううううう、、、

「空腹か。僕とて同じだ。」

「どうすれば、、、」

「盗む以外考えれぬ。」

「そうか。他に手段はないのか。」

「、、、其れか此の儘か。」

盗むか此の儘か。究極の二択だ。

「僕はもう行く。」

「！　待て!!」
多分彼奴は、盗みを働かせる。
でも、僕は、、、？

「何処か雇ってもらえる所を探そう。」