この小説は夢小説です。
下のフォームに作者さんの指定した語句を入力してお読みください。

お名前設定

お名前変更フォーム

下記フォームに必要事項を入力し「登録」ボタンを押してください

あなたの名前

文字サイズ変更

特級呪術師護衛任務へ行くそうで

#99

終局

●●『兄さんッ…!!!』
●●『何してッ……』


兄さんは自分の腹を刃物で刺した。

誰かに殺されるのではなく、

"自害"を選んだ。





…刃物?




誰の?


●●『はっ…?………無い…』
腰に常備していた小刀が無くなっていた。
●●『(クッソ、迂闊だった…!何でもっと早く…!!)』
そんな事を考えても、もう後の祭り。

急いで兄さんに駆け寄る。
糸師瀬成「はは、何でこっちに来るんだよ…●●」
●●『こっちは聞きてぇ事めっちゃあんだよ…』
●●『何で自分の腹なんか刺した…!!』
糸師瀬成「僕がこれ以上暴走しないため…かな」
●●『は、反転術式使えんだろ…!さっさと使えよ!』 
糸師瀬成「もう呪力切れなんだよ」
●●『じゃあ私が!』
糸師瀬成「待っt((
●●『反転術s((
ボダダダダッ…


●●『…あ……………』
閉じるのを忘れてしまった口から、血がボタボタと零れ落ちる。

呪力が切れているのは兄さんだけじゃない。
私もだった。

●●『(ッッもう一回!!)』
●●『反転((
糸師瀬成「●●、やめて」
●●『…さっきのはッ…偶然できなかっただけかもしれねーじゃん…!』
糸師瀬成「……そんな訳無いでしょ…?自分でも…分かってるはずだよ、もう呪力が無いんだ」
●●『〜〜〜ッッ…!!』
糸師瀬成「それに…●●はまだ、反転術式のッ…アウトプットは…慣れてないんだから、無理しない方が良い…」
●●『でも…でも!!』
●●『まだ呪術師に戻る選択肢が無くなったわけじゃねぇだろ…?』
糸師瀬成「臆病な上の奴らが、今更僕を信じると思う?それに僕は…もう呪術師には戻れ[小文字]ない…[/小文字]ゴフッ」
●●『兄さん!もう話さなくて良い!!止血!すぐに止血するから!!反転術式ッ…!!』 
クラッ、ボダダッ
●●『あ゙ッ…』
すんでのところで意識を取り戻す。
倒れるわけにはいかない。

糸師瀬成「[小文字]●●…もう…無理なんだよ…ほら、向こう行きなよ…皆、●●の事待ってるよ…?それ以上無理したら、命に関わる…[/小文字]」
●●『ッこんな時まで人の心配してんじゃねーよ…!!もっと自分の状態を…』 
糸師瀬成「[小文字]●●は…優しいね…呪詛師になった僕を、もう一度兄さんって呼んでくれるなんて…正直思ってなかった…[/小文字]」 
●●『ッッ…(ギュ…』

兄さんの手を強く握る。

それは、泣きたいくらいに暖かかった。 

糸師瀬成「[小文字]●●は●●のままで良いんだ…僕みたいに、上なんかに振り回されないでね…[/小文字]」
糸師瀬成「[小文字]●●の事を…大切に想ってくれる人が沢山が居て、ちょっと安心した…[/小文字]」 

兄さんの手を握る力が強くなる。

糸師瀬成「[小文字]僕は●●が大好き…●●は僕の…[/小文字]」
●●『[小文字]…………[/小文字]』











[中央寄せ]「[小文字]僕の…自慢の妹だ…[/小文字]」[/中央寄せ]

兄さんはそう言って微笑んだ。




兄さんの脈が途切れた。



さっきまで、ほんの数秒前にはあった、兄さんの手の温もりが少しずつ消えていく。

●●『…あぁ…………』








●●『あぁぁぁあぁぁぁぁあああッッッ!!!!!!!』
●●『兄さんッッ!!!!何で…何で何で何で!!!』

何度も反転術式を使う。

何度も反動がくる。

反動が重くなっていく。

頭がクラクラする。 


何もできなかった。


●●『クッソ…!!反転術((
ギュッッ
誰かに優しく抱きしめられる。
五条悟「●●!もう良い!!」
●●『せんせー!!せんせーなら何とか!』
五条悟「…無理だよ、僕には」
●●『ッッ…しょーこさんは!?!?乙骨先輩も居るはず…!!!!』
五条悟「無理なんだよ!!いいか、人は死んだらもう戻ってこないんだよ!それに…」
五条悟「いくら身内でも、呪術師…非術師に手を出してしまっている時点でもう……彼は処刑対象だ」
●●『ぁぁあ………(ポロポロ』
五条悟「●●。●●はよくやったよ」
私を抱きしめる腕がきつくなる。
●●『ぁ…あぁ…五条先生ッ……!』





兄さん、私は兄さんが大好き。




瀬成兄さんが、私の兄で良かった。




お疲れ様。ゆっくり休んでね。

バイバイ。








私はいつの間にか、五条せんせーの腕の中で眠っていた。



[打消し]                     [/打消し]
五条悟side


伏黒恵「●●ッッ!!」
五条悟「[小文字]恵、静かに。●●寝たよ、疲れるよねそりゃ。呪力もほぼ残ってないし、よっぽど無茶したんだろう[/小文字]」
五条悟「[小文字]●●は僕に任せて。恵は高専の皆をまとめておいてくれる?騒がしいからね(笑)[/小文字]」
伏黒恵「[小文字]…分かりました。……あ、ヴィランの方は、逃げられましたが雄英生の被害はゼロだそうです[/小文字]」
五条悟「[小文字]そう、呪霊もしばらく…というかもう来ないと思うよ。瀬成の差し金だろうしね。瀬成の遺体は硝子に頼むよ[/小文字]」 
伏黒恵「[小文字]合宿はどうしますか?[/小文字]」
五条悟「[小文字]それは雄英高校の人達によるかな。詳細は僕も知らないし〜[/小文字]」
伏黒恵「[小文字]そうですか…[/小文字]」

伏黒恵「[小文字]●●は、大丈夫ですか?[/小文字]」
五条悟「[小文字]うん。精神の方は…少し不安定だけど問題ない。乗っ取られたせいで弱っていたんだと思うよ[/小文字]」
伏黒恵「[小文字]良かった…[/小文字]」
五条悟「[小文字]じゃ、そっちは頼んだよ、恵[/小文字]」
伏黒恵「[小文字]はい[/小文字]」







五条悟「ッッッ…!!!」
何もできなかった…!!
●●1人に戦わせてしまった。
乗っ取られている時、●●がすぐに戻ってこれなかったのは…戻りたいと思ってなかったから。
どれだけ短い時間でも●●に、"戻りたくない"、そう思わせてしまった。 


従兄弟と言えど兄だろ! 

五条悟「俺は●●の何を見てきたんだ…!!!」



ベッドに●●を下ろした後、●●の手を強く握る。

五条悟「俺は、胸張って●●の兄だって言えるようになるよ」
五条悟「瀬成、お前の●●への想いは俺が引き継ぐからな」








●●はその日から3日ほど、起きる気配も無くぐっすりと眠っていた。

※ダブルクリック(2回タップ)してください

2024/05/05 22:48

Ariadne ID:≫1p5msoFl29r8c
小説を編集
/ 103

コメント
[28]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL