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暴力・死体・暴言表現有り

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過去管理人のお仕事

#3

獅華の過去(前編)

[明朝体][中央寄せ]~プロローグだと思ってお読みください~[/中央寄せ][/明朝体]
[中央寄せ]-----------------------------------------------------------[/中央寄せ]

[中央寄せ]獅華は、研究者の父のもとに生まれた。父子家庭だった。

11歳ごろまでは不自由なく、父が研究者ということなど知らずに、生きていた。人を殺してはいけないと知らぬまま。

だが、12歳の誕生日の次の日、獅華は父たちに呼ばれ、車に乗ってどこかへ行くことになった。

そして、着いたところは…

マフィアのアジトだった。

父はそいつらをこのナイフで殺せと言った。今となっては俺の実力がどれ程なのかが知りたくてここに来させたのだろう。

殺すの意味は分からなかったが、取り敢えず傷をつければいいと思いナイフで斬りに斬った。

数十分後、マフィアのアジトは骸の山となった。弱く感じた。

父は、「素晴らしい」と、今までにないほど褒めてくれた。その時が人生で一番うれしかった時だろう。しかしこれは…

地獄への合図だった。

次の日から、俺は研究対象となった。

どうやら昨日のマフィアでの俺の身体の動かし方に興味が湧き、実験・研究対象になったそうだ。

檻の中に入れられ、刑務所のような飯を食い、毎日毎日実験を受けた。

電気ショックを受けたり、麻酔無しで筋肉や神経を取り出されたり、鞭や鎖で叩かれたり、水責めにされたり、一日中走らされたり、サンドバックのような扱いをされたり…

痛かった。今すぐ死んでしまいたいと思った。だけど、父は薬に精通しているようで特殊な注射を刺され傷がすぐに回復する体になってしまった。

最初の頃は家族も褒めてくれたけど、だんだん褒めてくれなくなって実験するのが当たり前のようになっていた。

そんなときの唯一の救いが三つ上でたった一人の兄貴の存在だった。兄貴は監視の目を盗み、俺と楽しくおしゃべりをしていた。

しかし、そんな幸せな時間がいつまでも続くわけもなく、兄貴は殺し屋として裏の世界に飛び込んだ。

俺もそんな兄貴に憧れた。だが、俺の身体は確かにこの数か月で疲れ、精神的にも参っていた。

そんな俺をもう用済みと考えたのか、ゴミ捨て場に捨てられた。

兄貴ともっと喋りたかった。

そう思った矢先、だれかが俺を抱きかかえた。暖かくて、どこか懐かしい匂いだった。

ここまでが、俺が13歳までの記憶だ。[/中央寄せ]



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作者メッセージ

前回追々書くって書きましたけどもこの位のうちに出しといたほうが良きなのでは???と思い過去編出してみました。どうでしょうかね?
親が殺されるわけでもなく、ただただ利用されてきた獅華の話です。
では!

2024/10/06 14:47

一月 ID:≫4pMu/RBfMdiu6
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