reunion
沢までは、学校が手配したバスに全員で乗って向かう。そしてその後沢に着いたら、沢登りをして、頂上でお昼ご飯を食べる。今日一日の流れはこんな感じだ。改めて一日が憂鬱になり、ため息が出る。
「紬、大丈夫?具合悪いの?」
隣でバスに揺られている彩芽が、心配そうにこちらを覗き込む。
「あはは、ごめんね、大丈夫だよ。早起きして、ちょっと寝不足なだけだから」
「そう?もし具合悪くなったら、いつでも言ってね?」
「うん、ありがと」
だめだ、素を出して周りに心配させてはいけない。気を引き締めないと。
「おーし、そろそろ着くぞー。各自自分の荷物ちゃんとまとめろよー」
「あ、彩芽、もう着くってよ」
「うんっ!楽しみ〜」
バスを降りて、息を深く吸い込む。都会とは違い、自然の匂いがする。
ここからは、各自班行動。班別に登って、頂上で集合。道に迷ったりしないように気を付けなければ。
「よし、じゃあ行こうか」
「紬っ、行こっ!」
「うん!」
班長の前田くんと、彩芽に声をかけられ、明るく返事をした。
「紬、大丈夫?具合悪いの?」
隣でバスに揺られている彩芽が、心配そうにこちらを覗き込む。
「あはは、ごめんね、大丈夫だよ。早起きして、ちょっと寝不足なだけだから」
「そう?もし具合悪くなったら、いつでも言ってね?」
「うん、ありがと」
だめだ、素を出して周りに心配させてはいけない。気を引き締めないと。
「おーし、そろそろ着くぞー。各自自分の荷物ちゃんとまとめろよー」
「あ、彩芽、もう着くってよ」
「うんっ!楽しみ〜」
バスを降りて、息を深く吸い込む。都会とは違い、自然の匂いがする。
ここからは、各自班行動。班別に登って、頂上で集合。道に迷ったりしないように気を付けなければ。
「よし、じゃあ行こうか」
「紬っ、行こっ!」
「うん!」
班長の前田くんと、彩芽に声をかけられ、明るく返事をした。