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戦少女は愛を知らない

#3

#2

基地の大広場にやって来た二人は自分たちの隊の列に並んだ。
”フルール帝国直属ハイビー隊・第6小隊10番”
それがこの軍隊でのアスターの地位だ。大したものではないし、戦場では捨て駒にされる程の地位だ。
本来、”異能”というものが使えるのなら安寧に生きれる程の地位が保証されるらしいのだが、アスターはそれを秘密にして入隊している。
アマリリスの様な回復系のは”異能”は場合によるらしいが。
アスター達の目の前ではハゲ頭の長官が顔を険しくして、
長官「いいか‼常に心を引き締めろ‼いつ攻められるか分からないこの国を守るのがお前たちの役目だ‼帝国の手となり足となれ‼お前たちこそがこの国の守り神なのだ‼」
アスター『(大袈裟だな・・・・・・少なくとも王族は私ら一般兵士の命なんかどうも思ってないだろうよ)』
長官のお決まりの言葉を聞きながらアスターは瞳を細める。
すると、アスターの隣に立っていた少年_______ワイスがアスターにこっそり、
ワイス「アスターは知ってるか?実は長官はもうすぐで[漢字]基地[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]を出るらしいぜ」
アスター『そうなのか、どうなるんだろうな』
ワイスはアスターの言葉に「さあな」と言って前を向いた。
ワイスもアスターやアマリリスと同じ”異能”を持つ人間だ。それも珍しい複数持ち。一つは知ってるがもう一つは何があっても教えてくれない。
”異能”の内一つは、【超五感】。至ってシンプルな”異能”だ。
常に発動されており、通常の人間の50倍は五感が優れているという、戦場では役に立つ能力だ。その能力を使ってワイスは軍隊の色々の噂を知っている。
どうやらアスターが所属するハイビー軍隊には意外と”異能”を持つ人間がいるみたいだ。
アスターが長官の話に飽きて欠伸をすると、
長官「アスター・ハイリ‼何気を抜いている‼今この瞬間にも、この場が戦場になるかもしれんのだぞ‼」
アスター『・・・・・・はい、分かりました』
アスターは長官の言葉に『(うぜえな・・・)』と思った。


ワイスのプロフィール
名前:ワイス
年齢:17歳
身長:177cm
能力:【超五感】その名の通り五感が優れている能力。全自動で発動されるため、ワイスは噂集めに使っている。
地位:フルール帝国直属ハイビー軍隊・第6小隊9番
好きな〇〇:噂集め、カフェラテ
嫌いな〇〇:姉貴(嫌いではないけどパシられるから苦手)
その他:元々気の弱い性格だったが姉からの特訓のお陰で色々と変わった。

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2024/09/14 13:34

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