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戦少女は愛を知らない

#2

#1

______アスターは朝に弱い。
基地の起床点呼によって同室の隊員たちはすぐに起きるのだが、アスターは起床点呼から30分くらい経ってやっと起きてくる。
ベッドから降り、ベッド横のクローゼットを開く。
アスターは自分の見た目に無頓着だ。”見た目だけ取り繕っても中身は変わらない”。それがアスターの自論だ。
適当に服を選んでそれを着る。
そのまま、一階の大食堂に降りた。


「遅かったじゃないか、アスター」
アスター『いつもこんなんだろ、今日の朝飯は?』
大食堂に遅れてやって来たアスターに声をかけたのは、アスターと同室のアマリリスだ。皆からリリーと呼ばれている彼女はまだ眠そうな顔で自分の隣に座るアスターに笑いかけると、
アマリリス「今日はトーストだよ。上に乗せるのはジャムか、バターだな。あとは・・・」
アスター『トーストは一枚だけか?』
アマリリス「ああ、他にはコンソメスープとトマトサラダだ」
アスター『サラダはいらない、トーストだけで十分だ』
アスターはそう言うと近くにあったトーストに手を伸ばす。
アマリリス「たまにはちゃんと食えよ?いつかぶっ倒れるぞ」
アスター『腹に入らんから食えん』
トーストにバターを塗り、噛みついたアスターを見ながらアマリリスは呆れたように笑った。
アマリリス「ったく・・・・・・そういえば今日の訓練は近距離戦での対応の仕方だってさ」
アスター『なんで知ってんだ?』
アマリリス「他の奴から聞いた。長官達の話を盗み聞きしたらしいぜ」
アスター『ふーん、今更だな』
アスターはそう言うとまたトーストにかぶりついた。一口が大きいせいか、アスターの手からはトーストが消えていた。
その瞬間______
ビ−ッ!
大食堂のスピーカーから音が鳴り響く。点呼の時間だ。
アスターとアマリリスは席から立ち上がると、走って大食堂を出た。


アスターとアマリリスの設定です!

名前:アスター
年齢:16歳
身長:159cm
能力:【[漢字]柄染菊[/漢字][ふりがな]えぞぎく[/ふりがな]】色によって効果が変わる花を生み出す。
地位:フルール帝国直属ハイビー軍隊・第6小隊10番
好きな〇〇:寝ること、武器の手入れ
嫌いな〇〇:命乞い、家族、重い武器
その他:10歳に軍隊にやって来た。基本的な生活能力は皆無なため、身の回りのことはアマリリスがしている。

名前:アマリリス
年齢:18歳
身長:167cm
能力:【愛しき君】アマリリスを中心とした約300mの範囲の味方が瀕死になると、無条件で回復させる。
地位:フルール帝国直属ハイビー軍隊・第6小隊8番
好きな〇〇:友人、故郷
嫌いな〇〇:戦争、王族
その他:アスターの姉的存在。戦争は嫌いだが能力を見出され隊に入隊した。

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作者メッセージ

コメント待ってます!

2024/09/13 17:38

ID:≫apE8Ebt/Yxa52
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