俺は廊下を歩きながら廉太郎が一瞬だけ見せた寂しそうな表情が気になった、俺とは特に空き教室以外出会うこともないのに何故か訳もわからずに、ずっとつっかっかてった
自分のクラスの教室に戻り授業が始まるので教科書をロッカーから出し席に着く、先生が入って授業を始めた、今日はいつもと違い何故かずっと廉太郎に感じる違和感の正体が気になってた
キーンコーンカーンコーン授業が終わり
俺は廉太郎について仲のいいクラスメイトの颯人聞いてみた　「えっどゆこと隼人？廉太郎って事故で死んだはずじゃ・・・」　「事故？どういうことだよ」　「どういうことだよって、まさか忘れちまったの？」俺は意味が分からなくなってしまった「隼人もうこの際だしいうわ、隼人と廉太郎は幼馴染で中学の時から恋人同士だったんだよ、隼人が一カ月前学校から帰るとき車に轢かれそうになって、廉太郎は隼人を車から庇ってはねられて死んだんだよ、俺も同じ帰り道歩いてたからよく覚えてる」 「俺は何で覚えてないんだ？」　「ショックが大きすぎて記憶喪失したんじゃね？廉太郎がはねられた後、隼人気絶したんだよ」 「嘘だろ・・・まさか・・・」 俺は一瞬、頭の整理がつかなくなり、何故か俺は見覚えのないの交通事故現場が一瞬断片的に頭に流れた、頭などから大量の血だまりを作るくらい大量出血して虚ろな目でこちらを見つめ何か話してる高校生男子の様子だ、見覚えないとは思えないくらい、リアルで生々しい様子に突然分けもわからず、いきなりめまいが襲い掛かり倒れて、そのまま意識を失ってしまった。
次に意識が目覚めたのは放課後の保健室のベットだった
ベットの横に廉太郎が座って少し心配そうな顔をしてこちらを見ていた「隼人大丈夫？颯人運んだ奴が保健室の先生に倒れた理由行ったときに聞いたんだけどさ、俺が車にはねられた過去聞いて倒れたんだな、つまり俺と隼人の過去を颯人に聞いたんだよね？」 「ああ、廉太郎何で死んだはずなのに生きてるんだ？」 「俺のことを隼人がショックで忘れたんならさ、また一緒に過ごしたくて」そう答えた廉太郎は涙目になってた「なるほどな、忘れてごめん」「隼人明日放課後、あの空き教室に来て」 「分かった」 そう答えた俺を見て、寂しそうな表情をしてる廉太郎に声のかけ方がわからなくってしまった