文字サイズ変更

鏡の奥の景色

#4

#2

ここでちゃんと説明しよう。
蒼那が異能に目覚めたのは3年前のことだった。
いつも通り学校からの帰り道を歩いていると、ある人物に会ったのだ。
サングラスをかけた、なんだかチャラそうな青年だ。
青年は何か困ったようにそこら辺を見回していた。
蒼「あのー・・・何か探し物ですか?」
?「ん?ああ!探し物に間違いはないが・・・・・・ん?んン⁉お前、いい”異能”持ってんじゃねェか!」
蒼「は?”異能”?」
この青年は何を言っているのか。”異能”とかアニメや漫画の見過ぎではないのだろうか。
青年のことを若干引いたように見ていると、青年は蒼那の手を取り、
?「んじゃ、今から着いてきてくれな!」
蒼「はあ⁉」
蒼那の叫び声が青空に響いた。


蒼「あの、まず貴方は誰ですか?今の状態だと完全にただの誘拐犯ですよ」
?「あれ?まだ名前言ってなかったか?」
青年はそう言うと、蒼那に振り返り、
「俺は[漢字]飾祀渚[/漢字][ふりがな]かざまつりなぎさ[/ふりがな]。機密組織の”ウタカタ”に所属している」
蒼「”ウタカタ”?機密組織?何を言って・・・・・・」
渚「着いたら分かる。俺らが今向かってんのは”ウタカタ”の本部だ」
渚はそう言うとまた足を進めた。
すると、彼のポケットからけたたましい音が鳴り響いた。
渚「うわっ!げ・・・剣さんじゃん・・・ぜってー小言言われるー」
そう呟きながら渚はいやいや電話に出た。
渚「もしもs・・・・・・《なァにサボってんだァ‼バカ野郎‼‼》うわっ、うるせ」
スマホから低い声が聞こえてきた。低いがどこか美しさもある、恐らく女性の声だ。渚は心底イヤそうな顔をしながら耳を当て、
渚「それより剣さん、”異能”持ってる人間見つけましたよ」
《ほー・・・お前にしては良い結果だな。んで今どこだ?》
渚「もう喫茶の近くっす。んじゃ、とりあえず切るっすね」
《おま・・・》
プツ
半ば強制的に電話を切った渚の手を蒼那はじっと見つめた。
蒼「今の電話なんですか・・・?私をどうするつもりですか・・・?」
渚「んー、別に手荒なことしねェよ。ただ話を聞いてもらうだけな」
渚はそう言って微笑むと、「ほら、着いたぜ」と言って目の前の店を見上げた。
つられて蒼那も見上げる。
_____そこは、極普通の喫茶だった。

※ダブルクリック(2回タップ)してください

作者メッセージ

ここで渚のプロフィール書いときます!

名前:飾祀渚(かざまつりなぎさ)
年齢:22歳 身長:181cm
容姿:https://picrew.me/ja/image_maker/1649970/complete?cd=a11eRpsajS
能力:【浮世絵】自分が想像した物体を具現化する能力。ただし具現化出来る範囲を超えると立ってられない程の頭痛がする。
戦闘法:銃を作りながら、体術を使う。
その他:意外と頭が良く、モテる。
    チャラそうな見た目だが恋愛には疎く、思ったより初心。

2024/09/06 17:33

ID:≫apE8Ebt/Yxa52
続きを執筆
小説を編集
/ 5

コメント
[0]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL