- 閲覧前にご確認ください -

頑張って続けます!楽しくなったら一日に何回も投稿しちゃうのでそのときは「あ、こいつまたいっぱい投稿してんな~」と暖かい目で読んでくださると嬉しいです。

文字サイズ変更

プロ殺し屋の私でも殺せません!!

#8

ただの高校生

[明朝体]「…味方、候補いるけど、どう?」[/明朝体]
「味方?ソロですか」
「うん。昔から仲良くしてる人でね。隣のクラスの、」
「等々力蘭っていう…」
(等々力…蘭?)
「あぁ…………」
(ほんっっとうに、神様空気読んでくれないかしら!?)
等々力蘭…というのは、私の[太字]幼馴染み[/太字]である!!!
ずっと隠してきたのに、ランも同業者なの!?
「あれ、りりあ?大丈夫?」
「ダイジョブデス」
「それで、どうする?彼もなかなかの腕前だ。一回話すくらいなら」
「分かりました。じゃあ連絡しとくんで、明日のお昼休みに屋上で」
「え?ちょっと…!?」
プツ……
黒薮くんの言葉を途中で止めて、スマホをベッドに投げつける。
「どうしてこうなるのよ~っ!!!」
なんで同じ学年に、3人も同業者が…!!!
(あ、これなんか考えちゃダメな気がする…。)
[太字]「明日、運良く地震で世界滅びないかしら…。」[/太字]
そのまま、寝落ちてしまった。
お昼休み、私はいつものように屋上へ向かう。
「…まだ、いないのね」
わざと独り言をこぼす。
ダンッ!
向けられた銃をつかんで、取り上げる。
「ごきげんよう、[太字]ラン[/太字]」
「クッソ…意外と強いじゃねぇか」
どうやら、私の実力を見るためだったらしい。
「黒薮くんは?」
「あいつはまだ来てねぇよ」
黒薮くんがくるまで、少し話すことにした。柵に座って、青い空を見上げる。
「お互い、頑張って隠してきたのに水の泡かよ…」
「ランは、ソロと聞いたわ」
「あぁ、墨と同じだよ。一回だけ、依頼で共同任務にあたったことがあって、そこからよくしてもらってる。あいつのほうが強いからな」
「そう…で、この話は受けるの?」
私たちに劣るとはいえ、ソロで生き残っている、私にずっと隠し通してきたというところを考えると、強いだろう。
「たしかに、お前んトコの組織は気の毒だし、受けるよ」
「…ありがとう。」
「あぁ、ただし、条件だ。この任務が終わったら、3人で殺し屋をやめて、ただの高校生活を送りたい」
(ただの、高校生活…)
そうだ、組織がなくなれば、私は殺し屋をする意味がない。
ソロの二人だってそうだ。
「私は、いいわよ。」
そう言ったとき、黒薮くんが来た。
「遅れてごめん。蘭は、いい?」
「あぁ、頑張ろうぜ」
「2人で話していたのだけれど、この任務が終わったら、3人でただの高校生活を送りたいの。黒薮くんは、どうしたい?」
[明朝体]「…そうだね。そうしたい」[/明朝体]
黒薮くんが、切なそうに、優しく笑った。
(絶対に、この3人で…)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※ダブルクリック(2回タップ)してください

作者メッセージ

味方は、幼馴染みの等々力蘭くんでした!とどろき らん、と読みます!
たくさんの応援コメント頂いて、嬉しいです!続編お楽しみに!!

2024/10/06 10:52

みこと ID:≫kpJo3MY4lNspo
小説を編集
/ 16

コメント
[38]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL