プロ殺し屋の私でも殺せません!!
「入りたくない…」
教室のドアの前で、立ち尽くす。と、ここで昨日の回想。
[明朝体][中央寄せ]「りりあ」[/中央寄せ][/明朝体]
未だに、夢なんじゃないかって思ってる。
黒薮くんは、普通の男子高校生。
ただの、ターゲット
(夢よ、夢!)
ガラッ
「あ、百目鬼さん。おはよう」
[明朝体]「おはようございます。」[/明朝体]
黒薮くんのほうをちらっと見ると、
「りりあ、おはよう」
など言って、抱きついてくる。
「ひゃあっ!」
[小文字]「ちょっと、黒薮くん!いきなりなにするんですか!?」
[/小文字]
「黒薮じゃなくて、墨だってば それと、恋人なんだからこれくらいフツーだよ。」
(世の中の恋人たちに問う、本当なの?)
「ねぇ、黒薮くんと百目鬼さんって付き合ってるの!?」
クラスの女子たちが駆け寄ってきて、囲まれる。
[明朝体]「うん。付き合ってるよ…」[/明朝体]
[太字]「えぇぇぇぇ!!!」[/太字]
女子たちの悲鳴が教室に鳴り響く。
(うるさ…)
低気圧で頭痛いところやめていただきたい。
これだけで済めばよかったのだが…。
〖中休み〗
「百目鬼先輩!黒薮先輩と付き合ったって本当ですか!?」
「う、うん…」
「きゃ~!!」
この質問、何回受けただろう。
他クラス、他の学年…
私も黒薮くんも、質問攻め。
[明朝体]「ごめんなさい。ちょっとドア閉めてくれるかしら」[/明朝体]
「うん!2人とも大変だねぇ。付き合っただけでこんな騒ぎになるなんて…」
[明朝体]「すみません。迷惑かけてしまって…」[/明朝体]
ずっと、こんな感じの状態が続き、昼休みに入った。
[明朝体]「りりあ、一緒に食べようか」[/明朝体]
[明朝体]「…えぇ」[/明朝体]
そうして、屋上にやってきた。
「ねぇ、いつになったら名前で呼んでくれるの?」
爽やか優等生モードが切れた私達。
「別によくないですか?というか、朝から抱きつくなんてセクハラ行為です!」
「恋人じゃん。キスとかもするしこんくらい…」
「…ただの契約恋人ですけど」
小さいころから殺しばっかやってきた。
恋愛なんてできたもんじゃない。
「へぇ、処…」
「…それずるいですよ!」
ふいっと黒薮くんのほうから目をそらしておにぎりを頬張る。
「…卵焼きいる?」
「食べ物にはつられません!」
でも、差し出された卵焼きは、とっても美味しそう。
(…恋人、恋人…!!これやらなかったら、処分されちゃうかもだし?
別に、卵焼き欲しいとかじゃないから!!)
「ぱくっ」
「食べるんじゃん」
「美味しい…悔しい…」
「よかった~ 明日からりりあの分も作ってくるね」
「…え、いいんですか?」
「え、許容?どうせいらないって言われると思ってた…」
「料理できないので、いつもおにぎりだけで…」
最近やっとお米をたけるようになったくらいだ。
こんな美味しいものを食べられるのなら、プライドを少しは捨てよう。
「こっちの唐揚げもあげる」
[小文字]「…墨」[/小文字]
「え?なにか言った?」
「名前呼びは、人前だけですからね!」
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教室のドアの前で、立ち尽くす。と、ここで昨日の回想。
[明朝体][中央寄せ]「りりあ」[/中央寄せ][/明朝体]
未だに、夢なんじゃないかって思ってる。
黒薮くんは、普通の男子高校生。
ただの、ターゲット
(夢よ、夢!)
ガラッ
「あ、百目鬼さん。おはよう」
[明朝体]「おはようございます。」[/明朝体]
黒薮くんのほうをちらっと見ると、
「りりあ、おはよう」
など言って、抱きついてくる。
「ひゃあっ!」
[小文字]「ちょっと、黒薮くん!いきなりなにするんですか!?」
[/小文字]
「黒薮じゃなくて、墨だってば それと、恋人なんだからこれくらいフツーだよ。」
(世の中の恋人たちに問う、本当なの?)
「ねぇ、黒薮くんと百目鬼さんって付き合ってるの!?」
クラスの女子たちが駆け寄ってきて、囲まれる。
[明朝体]「うん。付き合ってるよ…」[/明朝体]
[太字]「えぇぇぇぇ!!!」[/太字]
女子たちの悲鳴が教室に鳴り響く。
(うるさ…)
低気圧で頭痛いところやめていただきたい。
これだけで済めばよかったのだが…。
〖中休み〗
「百目鬼先輩!黒薮先輩と付き合ったって本当ですか!?」
「う、うん…」
「きゃ~!!」
この質問、何回受けただろう。
他クラス、他の学年…
私も黒薮くんも、質問攻め。
[明朝体]「ごめんなさい。ちょっとドア閉めてくれるかしら」[/明朝体]
「うん!2人とも大変だねぇ。付き合っただけでこんな騒ぎになるなんて…」
[明朝体]「すみません。迷惑かけてしまって…」[/明朝体]
ずっと、こんな感じの状態が続き、昼休みに入った。
[明朝体]「りりあ、一緒に食べようか」[/明朝体]
[明朝体]「…えぇ」[/明朝体]
そうして、屋上にやってきた。
「ねぇ、いつになったら名前で呼んでくれるの?」
爽やか優等生モードが切れた私達。
「別によくないですか?というか、朝から抱きつくなんてセクハラ行為です!」
「恋人じゃん。キスとかもするしこんくらい…」
「…ただの契約恋人ですけど」
小さいころから殺しばっかやってきた。
恋愛なんてできたもんじゃない。
「へぇ、処…」
「…それずるいですよ!」
ふいっと黒薮くんのほうから目をそらしておにぎりを頬張る。
「…卵焼きいる?」
「食べ物にはつられません!」
でも、差し出された卵焼きは、とっても美味しそう。
(…恋人、恋人…!!これやらなかったら、処分されちゃうかもだし?
別に、卵焼き欲しいとかじゃないから!!)
「ぱくっ」
「食べるんじゃん」
「美味しい…悔しい…」
「よかった~ 明日からりりあの分も作ってくるね」
「…え、いいんですか?」
「え、許容?どうせいらないって言われると思ってた…」
「料理できないので、いつもおにぎりだけで…」
最近やっとお米をたけるようになったくらいだ。
こんな美味しいものを食べられるのなら、プライドを少しは捨てよう。
「こっちの唐揚げもあげる」
[小文字]「…墨」[/小文字]
「え?なにか言った?」
「名前呼びは、人前だけですからね!」
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