- 閲覧前にご確認ください -

頑張って続けます!楽しくなったら一日に何回も投稿しちゃうのでそのときは「あ、こいつまたいっぱい投稿してんな~」と暖かい目で読んでくださると嬉しいです。

文字サイズ変更

プロ殺し屋の私でも殺せません!!

#11

黒薮くんの家

(き、来てしまった…黒薮くんの家…)
一応、彼氏とはいったって、利害の一致の契約交際だし…
「適当に座ってて」
ぱたんー…
黒薮くんが部屋から出て行く。
教科書や参考書がいっぱい棚に並んでいる。
(流石、学年二位キープ…)
「お待たせ」
そういって、黒薮くんが飲み物を持ってきてくれた。
「…ありがとう」
「それで、本題だけど、どうしたの?」
「…あのね、ボスからの連絡が入ったときに、黒薮くんのことを聞かれたの」
「…」
黒薮くんは、何も言わない。
「私は、手こずっているとかって答えたら、ボスが、黒薮くんが私の組織のメンバーを100人倒した、と言って……それは、本当か確かめようと…」
(…なにも、言ってくれない!!やっぱり尾行とか殺し屋だとしても気持ち悪いわよね!?ストーカー行為だもの…!!!)
「そうか…でも、ごめん。今は話せない」
申し訳なさそうな顔をする。嘘をついてるようには見えない。
「どうして…?」
「全部、片付いたら話す…ごめん」
それで、うつむいてしまった。
(本当に、だめなやつだったかしら…?強制依頼とか、私の組織だからとかで気にしてる…?)
「私こそ、ごめんなさい…尾行とかしてしまって…」
「いや、それは気にしてないよ。殺し屋あるあるだしね」
(…そうなのかしら…?)
「お邪魔して、ごめんなさい。帰るわね」
「送るよ。危ないし」
「…ありがとう」
外に出る。
すっかり暗くなってしまっている。
「そういえば、今度ランとの共同任務があるんだ」
「ソロなのに、受けるんですか?」
「そりゃね。ただでさえ、そっちの組織に狙われてるのに、これ以上敵作ったら死んじゃうよ」
「たしかにそうね…相手は強いの?」
「うん。わりと」
(大丈夫かしら…)
「…あからさまに心配そうな顔するね」
「そりゃ心配よ。仮にも恋人じゃない」
「…そっか、でも大丈夫。すぐ終わる。…でも、」
「…?」
「もし、本当に危なかったら助けに来て」
そういって、黒薮くんに抱きしめられる。
(道端で、なんてことを…!!)
私の家は、もうすぐそこ。
「…黒薮くん…」
何秒たっても、離してくれない。
「名前。2人でも、呼んで」
今は、クラスメイトの前でだけ「墨くん」と呼んでいる。
「…墨、くん…」
いたたまれなくなって、無理やり離れて、家に入る。
いつまでたっても、心臓がバクバクしていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※ダブルクリック(2回タップ)してください

作者メッセージ

てぇてぇの書きました!!楽しい~っ!!
次はかっこいいのになります…!お楽しみに!

2024/10/09 19:00

みこと ID:≫kpJo3MY4lNspo
小説を編集
/ 16

コメント
[38]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL