は?普通、男が少女役やらないだろッッッッッッ???
俺は咄嗟に知らない、そう言った。すると流夢はそっか、そう言い、スマホをしまった。やっぱり、知っていると言ったら良かったのだろうか。沈黙が2時間過ぎ、あと1時間で時間になっていた。俺は焦りながら
「もうそろそろ教室に戻った方がいいんじゃねーの?」
そう言った。アイツは頷き、俺の手を引っ張って保健室から素早く出た。引っ張る手が少し強かった。
次は国語だから準備をしていると、アイツが目に入った。…………アイツってモテるんだな。そのとき、羨ましいより、女子に混ざりたいと思った。女子はベタベタアイツに触っている。そこがなぜかモヤモヤした。ッッ!いやいや、何を俺は考えてるんだッ?早くしないと授業が始まってしまうだろッ!俺は準備を再開して、席に座った。
[水平線]
国語の授業が終わった。そういえば、明日から夏休みらしい。めっちゃ良いタイミングで転校したな。窓を見ると夕焼けが美しく見えた。救急車のサイレンがかすかに聞こえる。先生は色々夏休みの過ごし方とか話していて挨拶をし、あとは帰るだけになった。俺は鞄に教科書などを詰めて、帰ろうとしたら、肩を軽く叩かれた。振り向くと、小柄で華奢な女子……ではなくて例の背が高いイケメンが立っていた。国語の授業の前に女子に取り囲まれていた無駄にイケメンな奴。
「あのさ、一緒に」
アイツが言い切る前に無理、と断った。どうせロクでもないことに巻き込まれそうだから。もう、体育館で壁ドンされた時から危険人物と判定しているからなッ!でも、アイツはしつこく何かを誘ってくる。あっちが誘いの言葉を言い切る前に無理と断るのを何十回も繰り返した。コイツ、めっちゃ諦めが悪いなッッ!俺はしつこいから聞くことにした。
「一緒に住まない?」
ほらッッ!俺の勘は合っていたッッ!返事をする前にアイツは、勝手に承諾したことにしてサインを求めてきた。俺は嫌だ、と思いながら帰ろうとした。けど、本当にうざいほどしつこいからダッシュで逃げようとした。すると、アイツは抹茶プリンあるよ、と言い、毎日食べれるよ、と付け加える。アイツは俺がそんなことで釣られると思うのか……?将来が不安だな……。これ以上断ってもずっと言ってくるだろう。それだったらここでサインしたほうがマシと思い、サインした。アイツは驚き、笑顔でお礼を言い、去って行った。俺は校門から少し行ったところで、L○NEの通知音が鳴った。スマホを見ると、流夢からで荷物は全部持ってきて片付けたと言う内容だった。なんでアイツ俺の家知ってるんだ……。そして帰るの早いなッ!呆れながら向きを変え、アイツの家に行った。
[水平線]
アイツの家に着き、ドアを開けると流夢がいた。アイツは俺の鞄を持って……いいや、違うな、奪うのほうが正しい。
「お前の家族は?」
「母さんと父さんは海外旅行で5年間いないんだって〜」
5年間……長すぎないか?絶対貯金使い果たすだろ。
「そう。じゃあご飯はどうしていたんだ?」
「毎日、カップ麺だね〜」
「よくカップ麺でいけたな。でも、体に悪いからな。気をつけろよ」
「それは大丈夫〜。自分で作ったやつだから」
サラッとやばいこと言うよな。コイツ。カップ麺を自分で作った…………意味が分からない。ここから少しだけ部屋を見れるんだけど、見たことない、ちゃんとした包装になっている。
「ある意味……凄いな」
「でしょ〜?じゃあ今日はカップ麺」
「いや、ご飯作る。ちょっと待ってろ」
コイツが料理してみろ、キッチンが原型もなく破壊されるぞ。保冷剤をガスバーナーで溶かそうとしていたからな。コイツの将来を考えると頭がパンクしそうになってくる。
「じゃあ僕は掃除してくる〜」
そう言い、掃除機を探しに行った。俺は料理をし、アイツとご飯を食べて色々した。お風呂はアイツが一緒に入るかと聞いてきたけど、無理と答えたおかげで別々で入ることができた。俺はソファに寝転がりながらそんなことを思っているうちに眠くなってきた。アイツは椅子に座りながら読書をしている。その姿を見ると急に目が覚めた。もう一度目を閉じても全然眠くならなかった。なんでだろう、と呟くとアイツに何が?聞かれた。地獄耳は厄介だな。なんでもないと言おうとした時急に眠気が来た。ま、言わなくていいか。少し申し訳ない気持ちがあったけど俺は目を閉じた。
「もうそろそろ教室に戻った方がいいんじゃねーの?」
そう言った。アイツは頷き、俺の手を引っ張って保健室から素早く出た。引っ張る手が少し強かった。
次は国語だから準備をしていると、アイツが目に入った。…………アイツってモテるんだな。そのとき、羨ましいより、女子に混ざりたいと思った。女子はベタベタアイツに触っている。そこがなぜかモヤモヤした。ッッ!いやいや、何を俺は考えてるんだッ?早くしないと授業が始まってしまうだろッ!俺は準備を再開して、席に座った。
[水平線]
国語の授業が終わった。そういえば、明日から夏休みらしい。めっちゃ良いタイミングで転校したな。窓を見ると夕焼けが美しく見えた。救急車のサイレンがかすかに聞こえる。先生は色々夏休みの過ごし方とか話していて挨拶をし、あとは帰るだけになった。俺は鞄に教科書などを詰めて、帰ろうとしたら、肩を軽く叩かれた。振り向くと、小柄で華奢な女子……ではなくて例の背が高いイケメンが立っていた。国語の授業の前に女子に取り囲まれていた無駄にイケメンな奴。
「あのさ、一緒に」
アイツが言い切る前に無理、と断った。どうせロクでもないことに巻き込まれそうだから。もう、体育館で壁ドンされた時から危険人物と判定しているからなッ!でも、アイツはしつこく何かを誘ってくる。あっちが誘いの言葉を言い切る前に無理と断るのを何十回も繰り返した。コイツ、めっちゃ諦めが悪いなッッ!俺はしつこいから聞くことにした。
「一緒に住まない?」
ほらッッ!俺の勘は合っていたッッ!返事をする前にアイツは、勝手に承諾したことにしてサインを求めてきた。俺は嫌だ、と思いながら帰ろうとした。けど、本当にうざいほどしつこいからダッシュで逃げようとした。すると、アイツは抹茶プリンあるよ、と言い、毎日食べれるよ、と付け加える。アイツは俺がそんなことで釣られると思うのか……?将来が不安だな……。これ以上断ってもずっと言ってくるだろう。それだったらここでサインしたほうがマシと思い、サインした。アイツは驚き、笑顔でお礼を言い、去って行った。俺は校門から少し行ったところで、L○NEの通知音が鳴った。スマホを見ると、流夢からで荷物は全部持ってきて片付けたと言う内容だった。なんでアイツ俺の家知ってるんだ……。そして帰るの早いなッ!呆れながら向きを変え、アイツの家に行った。
[水平線]
アイツの家に着き、ドアを開けると流夢がいた。アイツは俺の鞄を持って……いいや、違うな、奪うのほうが正しい。
「お前の家族は?」
「母さんと父さんは海外旅行で5年間いないんだって〜」
5年間……長すぎないか?絶対貯金使い果たすだろ。
「そう。じゃあご飯はどうしていたんだ?」
「毎日、カップ麺だね〜」
「よくカップ麺でいけたな。でも、体に悪いからな。気をつけろよ」
「それは大丈夫〜。自分で作ったやつだから」
サラッとやばいこと言うよな。コイツ。カップ麺を自分で作った…………意味が分からない。ここから少しだけ部屋を見れるんだけど、見たことない、ちゃんとした包装になっている。
「ある意味……凄いな」
「でしょ〜?じゃあ今日はカップ麺」
「いや、ご飯作る。ちょっと待ってろ」
コイツが料理してみろ、キッチンが原型もなく破壊されるぞ。保冷剤をガスバーナーで溶かそうとしていたからな。コイツの将来を考えると頭がパンクしそうになってくる。
「じゃあ僕は掃除してくる〜」
そう言い、掃除機を探しに行った。俺は料理をし、アイツとご飯を食べて色々した。お風呂はアイツが一緒に入るかと聞いてきたけど、無理と答えたおかげで別々で入ることができた。俺はソファに寝転がりながらそんなことを思っているうちに眠くなってきた。アイツは椅子に座りながら読書をしている。その姿を見ると急に目が覚めた。もう一度目を閉じても全然眠くならなかった。なんでだろう、と呟くとアイツに何が?聞かれた。地獄耳は厄介だな。なんでもないと言おうとした時急に眠気が来た。ま、言わなくていいか。少し申し訳ない気持ちがあったけど俺は目を閉じた。