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は?普通、男が少女役やらないだろッッッッッッ???

#4

保健室

「え、ちょ、お前ッッこの体制はヤバいだろッッッ?」

「?何がヤバいの〜?」

「あ…」

そう、流夢が言った瞬間俺は察した。これは無意識にやっているのだと。

「いや……なんでもない」

「分かった。じゃあ保健室行くよ〜」

「!?保健室は大丈夫だってッ!」

「それじゃ、ずっとこのままでいる?」

……ちょっとコイツ、頭おかしいわ。このお姫様抱っこ状態でいるの?それなら保健室行ったほうがマシだ。

「……保健室行く」

「りょーかい」

そう言ってから、一度俺を優しく下ろして先生へ事情を伝えに行った。………でも、その時の先生はとてもなんかこう…幸せそうな目をしていたけど…気のせいか?

「伝えに行ったから、保健室に行くよ。……ちょっと失礼」

あぁ…また、嫌な体勢に戻る。本当にもういいって…。

「……にしてもびっくりしたね〜。ボールが飛んでくるなんて」

「そうだな」

あれはめっちゃびっくりしたわ。心臓が耳から飛びでるぐらい。

「もうすぐ着くからね〜」


​[水平線]

「着いた〜!」

「そうだな。で、いつになったら下ろすんだ?」

「ああ!ごめんね。今下ろすよ」

そう言い、俺を椅子の上に下ろした。そういえば本当にあるんだな。少女漫画みたいな展開って。女子からしたら天国だろうけど、俺はここの空間が地獄なんだけどなッ!

「あ、お前、背中大丈夫か?」 

「ちょっと痛いから冷やそうかなぁ」

「だったら、ちょっと待ってろ」

俺は椅子から立って、タオルの中に保冷剤を包んでアイツに渡した。

「手際良いね〜。ありがとう」

「とんでもない。お前がやったら保冷剤が冷たくて[太字][太字][大文字]理科室のガスバーナーで溶かそうとするかもしれないからな[/大文字][/太字][/太字]」 

「流石にそんなことは………するかも」

「だろうな」

こうやって少し雑談をした後、チャイムが鳴った。そういえば次の授業は何だ?

「次は…社会か〜。……………サボろうかな」

「え?」

「だってほら……面倒くさいじゃん」

「マジか……」

アイツにも面倒くさい感情はあるんだな。恥じらいは無いのに。

「ちょっと、さっき失礼なこと考えてた?」

「別に」

この言葉を少し笑った声で言い、次の授業は保健室にいた。

このボタンは廃止予定です

2024/09/21 19:39

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