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たとえすべてが嘘だとしても。

#20

「帰路へと」

無事に合流してから、おおよそ数時間後。私達は食事を終わらせて、ここから帰るところだった。食事中は、特に何かが怒ったわけでもなく、ただただ会話を楽しんだ。夢野先生とか、帝統さんの事については、正直言いそびれてしまった。言いそびれたというか、忘れていたと言うか、雰囲気を崩したくなかったというか。色々な心情や状況が重なり、結局大事な何かを言える事は無かった。
「今日は楽しかったよ!また今度も会おうねー!」
「は、はい。私も楽しかったです。それじゃあ、また今度……」
自分が少しだけ浮かない顔をしている、そんな事は分かっていた。でもそれが乱数さんにバレないように、少しだけ下を向く。前髪と夜の影のおかげで、少しは隠せているだろうか。
「うん!じゃあねー!」
私達は解散して、それぞれの家路につく。私達の家は完全に逆方向だから、顔と体を背けて、お互いの家路を進む。そこに寂しさを感じるのは、数年前が最後だった。
「はぁ……。自分のこういうとこが好きじゃないんだよなぁ」
この言いたい事が言えない性格は、時に自分自身の事を嫌う要因になりえる。私は昔から、自分の引っ込み思案なところをどうしても好きになれなかった。というより、そんな自分を好きになれなかった。しかし直そうとすると、周りの人が怖く見える。まるで怪物のよう、と言ったら失礼かもしれないが、怖くて話しかけられないのだ。だから私は、この先もずっと付き合っていかなければいけないこの短所が嫌いだ。そしてその短所を、今日も発動させてしまったというわけだ。
「どうしようかな……。そうだ、後でお礼のメールと一緒に言おうかな……」
考えてはみたものの、いまいちしっくりこない。メールは味気ないというか、なんでさっき言わなかったんだろうとか思われそうで不安だ。いや、そう思われても良いのだが、なんだか違う。違う気がした。こういう気持ちになる事は、きっと誰しもあるんだろう。こういう感情を積み重ねた先に、何かがあるのだろうか。
そうこう思っていると、駅のホームに着くのはあっという間だった。電車の走行音と人の話し声が、いつもよりもやけに騒がしく感じる。
「次は、三番線。三番線に、電車が参ります」
自分が乗る電車がやってくる。シュンと盛大な風の音を立てて飛んでくる電車は、私達の前でピタッと止まる。風の感覚が消えていった。
「はぁ、疲れた」
明日はゆっくりしたいが、仕事がある。休むと言っても、きっと数時間経てば私は仕事を始めるんだろう。在宅でできる仕事は、休みという存在が曖昧になる。あると思ったら無いとか、そんな事ばかり。休日という大事なメリハリがつけられないのは、在宅仕事のデメリットの一つなのだろう。
「……でも」
次の仕事では、夢野先生と関わる事ができる。それがただ、嬉しかった。それなら、休日とかの概念は無くてもいいのかも、途端にそんな考え方にシフトチェンジしていく。休日がないというのも、見方や状況によってはメリットとなるのかもしれないな、そう感じた。
明日も頑張ろう、そんな王道の言葉が脳の中で浮かぶ。
「ドアが閉まります。ご注意ください」
電車のドアが閉まる。そして電車は、私たち乗客を乗せて、ゆっくりと揺れだした。

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作者メッセージ

時間をふっとばす技術……いや違うか、ふっとばす力技を乱用中です。だって書けないんだもん。二人はご飯どこに行くとか全然分からないんだもん。あと、早く夢野先生との恋愛シーンに進みたいですしね。そのためにはカットもやむなしなのです。ちょっと恋愛シーンを書きたくてたまらなくなってるので、早く先へ先へと進みます。この駆け足に皆さんがついてこれていますように……。


投稿日が遅れてしまい、本当に申し訳ございませんでした!言い訳なるものをさせてもらいますと、私自身にも生活があって……。リアルの方で忙しかったり、疲れていたりで、色々とわたわたしておりました。ぶっちゃけるとここ三日間、私はろくに小説を書いていません。ヒプマイのゲーム……のみならず、ゲームもできてません。疲れすぎて、した事といえば疲れた理由のもの、睡眠、食事、最近出会った推し様の配信アーカイブを眺めながら妄想に浸る、そして音楽を嗜むのみ。虚無でした。
もう、もう、本当に限界です。疲れましたよ。眠気とか、なんだか旅行帰りみたいな疲労感を毎日感じている、そんな状態に今の私は身を委ねています。
という事で、そろそろ更新がキツくなってきた頃。もうキャラの会話を書くのが恥ずかしくなってきた頃。そう、この結果もあるので私は……。
もうやーめた……。


うわー!やめちゃったよー!という事で、これから私は投稿頻度を定める事はしません!もう疲れた!あまりにも窮屈なんです!それでこんなに疲れるのならば、もうやめてしまいましょう。はなっから諦めた方が、私も壊れなくて済むし皆さんも絶望しなくて済む。良い事でございましょう。
そしてこれからの事。
これからは一話完結型のお話をメインにしていけたら良いなーと思います。正直、連載を二の次に置いてしまった方が私としては楽だし、多分そっちの方が向いている。
そしてですね、これからは皆さんに雑な希望を抱かせないため、ある事をしようと思います。
断捨離。
そうです、作品の断捨離です。
もうきっと更新しない、または更新できないであろう連載作品は、容赦なく叩きのめしていきます。
前にもこんな事はあったのですが、消す時は前もって作品のあらすじにてご説明を行います。何月何日に削除するとかは、そりゃあ言わないとね、皆さんも驚いてしまうしきっと悲しいと思いますから。こんな私にだって、余韻をご提供する程度のいとまはあります。せめて何かしらの感傷らしきものだったりに浸れる時間は作りましょうか。
そして断捨離を無事に終わらせて、読切の制作に本腰を入れていこうと思います。今は大体四作品ぐらいの読切が制作途中なので、それらを順番にお片付けして公開できたらいいなって感じですね。なんかごちゃごちゃと言いましたが、詳しくは登録版の活動報告にておいおい書こうと思います。
まあ、全ては私の勝手ですよね。はい、好きにやらせてもらいます、こちらはこちらとして。皆さんの感想とか、そういう物を知ったりそれで自分の心を動かすのは苦手なので……。本当に、本当に、申し訳ないのですが。
これからも最大限に頑張りたいとは思っているので、どうか皆さん、こんな堕落な私の作品を、これからも読んでいただけるととっても嬉しいです。


次回の投稿日予告はもうありません。

2024/11/09 22:38

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
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