記憶と声
老婆から話を聞いた後、俺は村自体は存在していた事を知り、後日村を探しに出かけた。長い探索の末、俺はようやく村を見つけることが出来た。村を歩いて思い出に浸っていると、これも運命か、あの石像がある道の前にいた。俺はそのまま進み続け、石像を見つけた。そのあと少しトラブルがあったが、特に何も起こらなかった。その後はまた歩き続け、道路に出たが、日が傾きかけているのであの時泊まったビジネスホテルで一泊し、家に帰った。
「記憶と声」完結編
家に帰った俺は村で歩いてる時に写真を撮っていたので、それを持って親の所へ向かった。俺は今でも親を疑っている。これを見れば少しでも動揺するはずと考えた。ここまで来た俺の精神力はとても強くなっており、行動力も凄くなっていたため、その日のうちに写真を持って実家へ帰った。
実家に帰って出迎えられたが、単刀直入に写真を見せた。親は明らかに動揺した。これを証拠に詰めに詰めたら両親は「そうだな。真実を話そう。」と、諦めたようだった。
真実は実に軽いものだった。本当に軽いものだった。どうやらあの老婆、親友、両親の4人で結託し、最初から存在しなかったものとして扱おうとしていたらしい。どうやらこれは村長に頼まれたことらしく、「存在を忘れることが一番の対処法じゃ、これ以外は使いたくない。多少無理矢理でもこうするしかあるめぇ」と言われたらしい。事実祖父の葬式には俺は出ていなく、祖母は俺に言っていなかっただけで、実家の近くに住んでいるらしい。
「じゃあアイツは」と言う前に両親は「忘れろ。アイツは忘れられる事が一番恐れている事。だからあいつは夢に出てくる。」と言ってきた。俺は「他にもやりようがあっただろ」っと思っていたが、あえて言わないことにした。とりあえずそれから1週間ほど実家に帰省し、家に帰った。
これが3年前の出来事である。何故この話を今しているのか、疑問に思うだろう。それは、3年間一度もアイツが現れていないからだ。今思えば徹夜を続けたあの日からずっと見ていない。
こうやって文にしている時に考えたのだが、村長は「これ以外は使いたくない」と言っていた。他に呪いを解く方法があったのか、そう思い立った時には既に行動していた。向かった先は村長の家系だ。あの時俺は両親に色々聞いていた。その中に「村長の家族は元気か」と聞いていた。俺があの日両親と帰ってすぐ村民はあの土地から離れる事を村長に命じられたらしい。
村長の家族の家に行くと、村長の息子が出迎えてくれたらしい。息子は昔から村長に「恐らく○○家を名乗る人が来る。その時は暖かく出迎えてくれ、そして、答えれる質問はすべて答えてやってくれ」と言われていたらしく、暖かく出迎えられた。
俺は3年間「アイツが話しかけてこない。」「夢に出てこない。」「呪いは解かれたのか?」「どうやって?」と質問した。息子は全て話してくれた。「はい、事実貴方に対しては呪いは解かれました。貴方は自由の身です。もう飽きて自分を1番知っている彼女に行っているでしょう」と返してきた。俺はその人が誰なのか聞こうとしたが、息子の無言の圧に負け、聞くことが出来なかった。
彼女というのは恐らく「女の子」の事だろう。苦肉の策とはいえ、なんであの子を利用したのか、頭がどうかしている息子だった。いや、俺のせいか。移した訳ではなく、移って行っただけだからな。俺は罪悪感に襲われている。罪滅ぼしに今、これを書いている。これを読んだ人はきっとあの子と同じくらいアイツを知ることになっただろう。
「記憶と声」完結編
家に帰った俺は村で歩いてる時に写真を撮っていたので、それを持って親の所へ向かった。俺は今でも親を疑っている。これを見れば少しでも動揺するはずと考えた。ここまで来た俺の精神力はとても強くなっており、行動力も凄くなっていたため、その日のうちに写真を持って実家へ帰った。
実家に帰って出迎えられたが、単刀直入に写真を見せた。親は明らかに動揺した。これを証拠に詰めに詰めたら両親は「そうだな。真実を話そう。」と、諦めたようだった。
真実は実に軽いものだった。本当に軽いものだった。どうやらあの老婆、親友、両親の4人で結託し、最初から存在しなかったものとして扱おうとしていたらしい。どうやらこれは村長に頼まれたことらしく、「存在を忘れることが一番の対処法じゃ、これ以外は使いたくない。多少無理矢理でもこうするしかあるめぇ」と言われたらしい。事実祖父の葬式には俺は出ていなく、祖母は俺に言っていなかっただけで、実家の近くに住んでいるらしい。
「じゃあアイツは」と言う前に両親は「忘れろ。アイツは忘れられる事が一番恐れている事。だからあいつは夢に出てくる。」と言ってきた。俺は「他にもやりようがあっただろ」っと思っていたが、あえて言わないことにした。とりあえずそれから1週間ほど実家に帰省し、家に帰った。
これが3年前の出来事である。何故この話を今しているのか、疑問に思うだろう。それは、3年間一度もアイツが現れていないからだ。今思えば徹夜を続けたあの日からずっと見ていない。
こうやって文にしている時に考えたのだが、村長は「これ以外は使いたくない」と言っていた。他に呪いを解く方法があったのか、そう思い立った時には既に行動していた。向かった先は村長の家系だ。あの時俺は両親に色々聞いていた。その中に「村長の家族は元気か」と聞いていた。俺があの日両親と帰ってすぐ村民はあの土地から離れる事を村長に命じられたらしい。
村長の家族の家に行くと、村長の息子が出迎えてくれたらしい。息子は昔から村長に「恐らく○○家を名乗る人が来る。その時は暖かく出迎えてくれ、そして、答えれる質問はすべて答えてやってくれ」と言われていたらしく、暖かく出迎えられた。
俺は3年間「アイツが話しかけてこない。」「夢に出てこない。」「呪いは解かれたのか?」「どうやって?」と質問した。息子は全て話してくれた。「はい、事実貴方に対しては呪いは解かれました。貴方は自由の身です。もう飽きて自分を1番知っている彼女に行っているでしょう」と返してきた。俺はその人が誰なのか聞こうとしたが、息子の無言の圧に負け、聞くことが出来なかった。
彼女というのは恐らく「女の子」の事だろう。苦肉の策とはいえ、なんであの子を利用したのか、頭がどうかしている息子だった。いや、俺のせいか。移した訳ではなく、移って行っただけだからな。俺は罪悪感に襲われている。罪滅ぼしに今、これを書いている。これを読んだ人はきっとあの子と同じくらいアイツを知ることになっただろう。
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