- 閲覧前にご確認ください -

フィクションです
一部グロ

文字サイズ変更

ちょいとおかしい病院の話

#5

絵師

ルイ)~~♪~♪(鼻歌)

『どうしたの?鼻歌歌って』

ルイ)ん?ユスリカ知らない?

『何を?』

ルイ)今日はね、ここに[太字]絵師さん[/太字]が来るんだ!!

『絵師さん?』

ルイ)そそ!似顔絵を描いてくれたり、写生してくれたりしてくれるんだよ!

『わ~楽しそう!』

ルイ)ここの患者、皆その人が好きだからめっちゃ集まるんよね…

『コミュニケーションのチャンス!!いつ来るの⁉』

ルイ)え~と…あ、後10分ぐらいで来る!!

『じゃ、もう行こ―!』

『ホークも!!』

ホーク)え、あ、うん!





内庭がある広い子供部屋みたいなとこ

ガヤガヤ…

『わあ、めっちゃ人いるね…』

ルイ)はは、そりゃそ~だよー

『あ!あの人会ったことない人だ!!』

『こんにちは!』

???)ん、ぇ、わ、こんちゃ

色素の抜けた白い長い髪に
赤色に⚡の形をした白の瞳孔を持つ少年だった。
[下線]患者衣の袖は床に着くほど長かった[/下線]

『私、ユスリカっていうんだ。君は?』

オル)うぇ、ボクは[太字]オル[/太字]っていうよ

『オルさん!』

オル)呼び捨てで良いよぉ

『オル!』

オル)わはは、、

オル)わは、わは… 

オル)痛っ…

『え!?大丈夫!??』

オル)わ、わ、、だ、ダイジョブ!

『ほ、ほんと…?』

オル)う、うん!

クロ)あ、オル君ここにいたんだね!

シロ)全員いるじゃねえか

クロ)オル君大丈夫?

オル)は、はい

クロ)昨日処方した薬があるからね、ちょいちょい飲んでねー

オル)はい!

クロ)ん?…若干進行してんね(オルの袖の方を見る)

オル)あっほんとだ…

シロ)ポッケに薬入ってるだろうし、今飲んできな?

オル)はい… タタタタ…(歩いていく)

『あの、、オルってどんな病気なんですか?』

クロ)ん?あぁ、オル君の病気はね…

シロ)[太字][漢字]黒液病[/漢字][ふりがな]こくえきびょう[/ふりがな]さ[/太字]

クロ)あー!いいとこ持ってかれた…

『黒液病って…昨日薬貰いに行ったときにシロさんが言ってた病気ですか?』

シロ)あぁ、その通りだ

ピピッピピッ

シロ)!侵入者だ!じゃあな!!

『あ、、はい』

『…忙しないですね』

クロ)はは、進んでやってくれるんだからその気持ちは活用しなきゃだからね

クロ)HAHAHA

『…』(腹黒い…)

オル)飲んできましたよぉ

『おかえり!』

オル)やっぱり、レグさんの薬は効果絶大ですねえ

クロ)はは、レグが喜ぶよ

クロ)…あ、絵師さんが来たよ

クロ)[太字]ラスクさん[/太字]、今回もお越し頂きありがとうございます

???)いえいえ、好きで来ている者ですから

クロ)みんな―!ラスクさんが来たよー!!

わー!!

わー!わー!ガヤガヤ

ラスク)うふふ、みんな描いてあげるから順番にね

ガヤガヤガヤガヤ…

『す、すごい人気…』

オル)うん!めっちゃ上手に書いてくれるし、みんなとの触れ合いも上手いからね

『確かに、、いろいろな人と上手~く会話してる…』

クロ)ラスクさんは子供が好きだし、会話も弾むような人だからね

『すごいなぁ…』

クロ)ユスリカ君は描いて貰いに行かないのかい?

『私は行けそうにないですよ…人が多すぎて』

クロ)まあ、人気過ぎて…ね

オル)わは、わは…




数十分後…

ラスク)あ!みんな、ごめんなさい!時間来ちゃったみたい…

え~…

ラスク)大丈夫!!また来るよ!!じゃあね~

『風のように去っていった…』




病室

ルイ)~~♪~♪~♪

『朝よりも上機嫌だね』

ルイ)そりゃあ、ラスクさんが僕の似顔絵を描いてくれたんだ!

『そうなの!?』

ルイ)ほら!みてみて~

『わあ、めちゃ上手い…』

ルイの似顔絵は、まるで本人のような似顔絵だった

ルイ)でしょでしょ~!ホークも描いて貰ったもんね!!

ホーク)ん、ああ!

ホーク)すごいよな、マジの本物みたいにかけるんだ!

『よかたね』

ルイ)ユスリカは描いて貰った?

『いや、それが人が多すぎて近寄れなくってさ…』

ルイ)え~もったいない…

『はは、しょうがないよ~』

ホーク)次来た時にお預けだな

『うん!』

『…ん?』(窓から下を見る)

『…私、ちょっと散歩してくる!』タタタタタタ…

ルイ)え、あ、そう

ホーク)?どうしたんだろ…




病室の窓から見た所(さっきの内庭)

『ラスクさん!』

私はベンチに座っているラスクさんに声をかけた

ラスク)…ん?

ラスク)見たことない顔だね

『ちょっと病室から見えたので…来ちゃいました』

ラスク)ふふ、ま、座りな

『!』(さっきは人で見えなかったけど、美人だなあ…)

ラスクさんは
綺麗なポニーテールの藍色髪にパッチリとし、透き通るような水色の目
水色のベレー帽をかぶり、
少しダボっとしたワイシャツにカラフルな配色のロングスカートを着た
中性的な顔立ちの人だった

『か、カッコいい…』

ラスク)え?そうかなあ(笑)

『はっ…声漏れてました…?』

ラスク)ふふふ、うんw

『///』

ラスク)で、君、なんていうの?

『あ、私はユスリカって言います!』

ラスク)へ~新しい患者さん?

『はい、最近入りました』

ラスク)ふふ、よろしくね

『よ、よろしくおねがいします』

ラスク)病室から見えたから来たって言ってたけど、何か用があるん?

『あ、あの、、さっき来てた時は行けなかったんです…』

ラスク)あ~だから見覚えがなかったのね~

『な、なので…私の似顔絵…描いてくれませんか…?』

ラスク)良いよ良いよ!

『やった!』

ラスク)じゃ、こっち向き―や

描き描き…

数分後…

ラスク)出来たよ!

『はやっ!』

ラスク)はい、どぞー!

『わあ、、、ほんとに…絵?』

ラスク)君は綺麗な顔立ちだからね。絵に描きたい顔しててね、スラスラかけたよ~

『嬉しいこと言ってくれますね!ありがとうございます!!』

ラスク)ふふ、どういたしまして~

『…ん?』

ラスク)どうしたの?

『その、ベレー帽についてるクラゲ、可愛いですね…』

ラスク)あ、これ?

ラスク)実はね、私水族館が大好きでね

ラスク)その中でもクラゲが大好きなんだ

ラスク)だから、私のスケッチブックはクラゲばっかりよ

『わ、本当だ…』

『好きなんですね…』

ラスク)クラゲはね、私にとって本当に[下線]大事なもの[/下線]なのよ

『大事なもの?』

ラスク)私ね、元々君たちと同じように[太字]奇病持ちだった[/太字]の

『え!?』

ラスク)ま、今も薬を飲んでるけどね

ラスク)病名は…

ラスク)[太字]「声夢病」[/太字]

『わ、私と同じです…!』

ラスク)え!?そうなの!!?

ラスク)確かに…君もそのキーボード使ってるしね…私もおんなじの使ってたよ~…

『し、親近感湧くなぁ…』

ラスク)でね、その病って口で言ったものが幻になって現れるじゃん?

『はい』

ラスク)私はその病を[太字]わざと発動して、絵を描き始めたのさ[/太字]

『??どうゆうことですか?』

ラスク)んとね、まず口でクラゲって言うとするじゃん?

『はいはい…』

ラスク)ンすると、クラゲが現れるからそれを写して絵に描いたんだよ

『!!すご…』

ラスク)そのクラゲをきっかけにいろいろ描いてたらね、クロさんがこう言ったんだ

ラスク)「[太字]ラスク君は、もう、退院しても良いよ[/太字]」ってね

『た、退院…』

ラスク)で、退院して、ここの薬を貰いながら絵師をしている訳よ

『…!』

『…私も』

ラスク)ん?

『私も、あなたみたいに…絵を描いてもいいですか?』

ラスク)!!

ラスク)もっちろん!たくさん描いて!

『はい!』

『今日はありがとうございました!!』

ラスク)うん!絵、がんばってね~!

『はい!では!』タタタタタタ…

ラスク)…私と、同類か…





※ダブルクリック(2回タップ)してください

作者メッセージ

は~い、こんな感じです
では

2024/09/21 18:37

一月 ID:≫0puYNoFb7Iu8c
続きを執筆
小説を編集
/ 9

コメント
[2]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL