ちょいとおかしい病院の話
ルイ)~~♪~♪(鼻歌)
『どうしたの?鼻歌歌って』
ルイ)ん?ユスリカ知らない?
『何を?』
ルイ)今日はね、ここに[太字]絵師さん[/太字]が来るんだ!!
『絵師さん?』
ルイ)そそ!似顔絵を描いてくれたり、写生してくれたりしてくれるんだよ!
『わ~楽しそう!』
ルイ)ここの患者、皆その人が好きだからめっちゃ集まるんよね…
『コミュニケーションのチャンス!!いつ来るの⁉』
ルイ)え~と…あ、後10分ぐらいで来る!!
『じゃ、もう行こ―!』
『ホークも!!』
ホーク)え、あ、うん!
…
…
内庭がある広い子供部屋みたいなとこ
ガヤガヤ…
『わあ、めっちゃ人いるね…』
ルイ)はは、そりゃそ~だよー
『あ!あの人会ったことない人だ!!』
『こんにちは!』
???)ん、ぇ、わ、こんちゃ
色素の抜けた白い長い髪に
赤色に⚡の形をした白の瞳孔を持つ少年だった。
[下線]患者衣の袖は床に着くほど長かった[/下線]
『私、ユスリカっていうんだ。君は?』
オル)うぇ、ボクは[太字]オル[/太字]っていうよ
『オルさん!』
オル)呼び捨てで良いよぉ
『オル!』
オル)わはは、、
オル)わは、わは…
オル)痛っ…
『え!?大丈夫!??』
オル)わ、わ、、だ、ダイジョブ!
『ほ、ほんと…?』
オル)う、うん!
クロ)あ、オル君ここにいたんだね!
シロ)全員いるじゃねえか
クロ)オル君大丈夫?
オル)は、はい
クロ)昨日処方した薬があるからね、ちょいちょい飲んでねー
オル)はい!
クロ)ん?…若干進行してんね(オルの袖の方を見る)
オル)あっほんとだ…
シロ)ポッケに薬入ってるだろうし、今飲んできな?
オル)はい… タタタタ…(歩いていく)
『あの、、オルってどんな病気なんですか?』
クロ)ん?あぁ、オル君の病気はね…
シロ)[太字][漢字]黒液病[/漢字][ふりがな]こくえきびょう[/ふりがな]さ[/太字]
クロ)あー!いいとこ持ってかれた…
『黒液病って…昨日薬貰いに行ったときにシロさんが言ってた病気ですか?』
シロ)あぁ、その通りだ
ピピッピピッ
シロ)!侵入者だ!じゃあな!!
『あ、、はい』
『…忙しないですね』
クロ)はは、進んでやってくれるんだからその気持ちは活用しなきゃだからね
クロ)HAHAHA
『…』(腹黒い…)
オル)飲んできましたよぉ
『おかえり!』
オル)やっぱり、レグさんの薬は効果絶大ですねえ
クロ)はは、レグが喜ぶよ
クロ)…あ、絵師さんが来たよ
クロ)[太字]ラスクさん[/太字]、今回もお越し頂きありがとうございます
???)いえいえ、好きで来ている者ですから
クロ)みんな―!ラスクさんが来たよー!!
わー!!
わー!わー!ガヤガヤ
ラスク)うふふ、みんな描いてあげるから順番にね
ガヤガヤガヤガヤ…
『す、すごい人気…』
オル)うん!めっちゃ上手に書いてくれるし、みんなとの触れ合いも上手いからね
『確かに、、いろいろな人と上手~く会話してる…』
クロ)ラスクさんは子供が好きだし、会話も弾むような人だからね
『すごいなぁ…』
クロ)ユスリカ君は描いて貰いに行かないのかい?
『私は行けそうにないですよ…人が多すぎて』
クロ)まあ、人気過ぎて…ね
オル)わは、わは…
…
…
数十分後…
ラスク)あ!みんな、ごめんなさい!時間来ちゃったみたい…
え~…
ラスク)大丈夫!!また来るよ!!じゃあね~
『風のように去っていった…』
…
…
病室
ルイ)~~♪~♪~♪
『朝よりも上機嫌だね』
ルイ)そりゃあ、ラスクさんが僕の似顔絵を描いてくれたんだ!
『そうなの!?』
ルイ)ほら!みてみて~
『わあ、めちゃ上手い…』
ルイの似顔絵は、まるで本人のような似顔絵だった
ルイ)でしょでしょ~!ホークも描いて貰ったもんね!!
ホーク)ん、ああ!
ホーク)すごいよな、マジの本物みたいにかけるんだ!
『よかたね』
ルイ)ユスリカは描いて貰った?
『いや、それが人が多すぎて近寄れなくってさ…』
ルイ)え~もったいない…
『はは、しょうがないよ~』
ホーク)次来た時にお預けだな
『うん!』
『…ん?』(窓から下を見る)
『…私、ちょっと散歩してくる!』タタタタタタ…
ルイ)え、あ、そう
ホーク)?どうしたんだろ…
…
…
病室の窓から見た所(さっきの内庭)
『ラスクさん!』
私はベンチに座っているラスクさんに声をかけた
ラスク)…ん?
ラスク)見たことない顔だね
『ちょっと病室から見えたので…来ちゃいました』
ラスク)ふふ、ま、座りな
『!』(さっきは人で見えなかったけど、美人だなあ…)
ラスクさんは
綺麗なポニーテールの藍色髪にパッチリとし、透き通るような水色の目
水色のベレー帽をかぶり、
少しダボっとしたワイシャツにカラフルな配色のロングスカートを着た
中性的な顔立ちの人だった
『か、カッコいい…』
ラスク)え?そうかなあ(笑)
『はっ…声漏れてました…?』
ラスク)ふふふ、うんw
『///』
ラスク)で、君、なんていうの?
『あ、私はユスリカって言います!』
ラスク)へ~新しい患者さん?
『はい、最近入りました』
ラスク)ふふ、よろしくね
『よ、よろしくおねがいします』
ラスク)病室から見えたから来たって言ってたけど、何か用があるん?
『あ、あの、、さっき来てた時は行けなかったんです…』
ラスク)あ~だから見覚えがなかったのね~
『な、なので…私の似顔絵…描いてくれませんか…?』
ラスク)良いよ良いよ!
『やった!』
ラスク)じゃ、こっち向き―や
描き描き…
数分後…
ラスク)出来たよ!
『はやっ!』
ラスク)はい、どぞー!
『わあ、、、ほんとに…絵?』
ラスク)君は綺麗な顔立ちだからね。絵に描きたい顔しててね、スラスラかけたよ~
『嬉しいこと言ってくれますね!ありがとうございます!!』
ラスク)ふふ、どういたしまして~
『…ん?』
ラスク)どうしたの?
『その、ベレー帽についてるクラゲ、可愛いですね…』
ラスク)あ、これ?
ラスク)実はね、私水族館が大好きでね
ラスク)その中でもクラゲが大好きなんだ
ラスク)だから、私のスケッチブックはクラゲばっかりよ
『わ、本当だ…』
『好きなんですね…』
ラスク)クラゲはね、私にとって本当に[下線]大事なもの[/下線]なのよ
『大事なもの?』
ラスク)私ね、元々君たちと同じように[太字]奇病持ちだった[/太字]の
『え!?』
ラスク)ま、今も薬を飲んでるけどね
ラスク)病名は…
ラスク)[太字]「声夢病」[/太字]
『わ、私と同じです…!』
ラスク)え!?そうなの!!?
ラスク)確かに…君もそのキーボード使ってるしね…私もおんなじの使ってたよ~…
『し、親近感湧くなぁ…』
ラスク)でね、その病って口で言ったものが幻になって現れるじゃん?
『はい』
ラスク)私はその病を[太字]わざと発動して、絵を描き始めたのさ[/太字]
『??どうゆうことですか?』
ラスク)んとね、まず口でクラゲって言うとするじゃん?
『はいはい…』
ラスク)ンすると、クラゲが現れるからそれを写して絵に描いたんだよ
『!!すご…』
ラスク)そのクラゲをきっかけにいろいろ描いてたらね、クロさんがこう言ったんだ
ラスク)「[太字]ラスク君は、もう、退院しても良いよ[/太字]」ってね
『た、退院…』
ラスク)で、退院して、ここの薬を貰いながら絵師をしている訳よ
『…!』
『…私も』
ラスク)ん?
『私も、あなたみたいに…絵を描いてもいいですか?』
ラスク)!!
ラスク)もっちろん!たくさん描いて!
『はい!』
『今日はありがとうございました!!』
ラスク)うん!絵、がんばってね~!
『はい!では!』タタタタタタ…
ラスク)…私と、同類か…
『どうしたの?鼻歌歌って』
ルイ)ん?ユスリカ知らない?
『何を?』
ルイ)今日はね、ここに[太字]絵師さん[/太字]が来るんだ!!
『絵師さん?』
ルイ)そそ!似顔絵を描いてくれたり、写生してくれたりしてくれるんだよ!
『わ~楽しそう!』
ルイ)ここの患者、皆その人が好きだからめっちゃ集まるんよね…
『コミュニケーションのチャンス!!いつ来るの⁉』
ルイ)え~と…あ、後10分ぐらいで来る!!
『じゃ、もう行こ―!』
『ホークも!!』
ホーク)え、あ、うん!
…
…
内庭がある広い子供部屋みたいなとこ
ガヤガヤ…
『わあ、めっちゃ人いるね…』
ルイ)はは、そりゃそ~だよー
『あ!あの人会ったことない人だ!!』
『こんにちは!』
???)ん、ぇ、わ、こんちゃ
色素の抜けた白い長い髪に
赤色に⚡の形をした白の瞳孔を持つ少年だった。
[下線]患者衣の袖は床に着くほど長かった[/下線]
『私、ユスリカっていうんだ。君は?』
オル)うぇ、ボクは[太字]オル[/太字]っていうよ
『オルさん!』
オル)呼び捨てで良いよぉ
『オル!』
オル)わはは、、
オル)わは、わは…
オル)痛っ…
『え!?大丈夫!??』
オル)わ、わ、、だ、ダイジョブ!
『ほ、ほんと…?』
オル)う、うん!
クロ)あ、オル君ここにいたんだね!
シロ)全員いるじゃねえか
クロ)オル君大丈夫?
オル)は、はい
クロ)昨日処方した薬があるからね、ちょいちょい飲んでねー
オル)はい!
クロ)ん?…若干進行してんね(オルの袖の方を見る)
オル)あっほんとだ…
シロ)ポッケに薬入ってるだろうし、今飲んできな?
オル)はい… タタタタ…(歩いていく)
『あの、、オルってどんな病気なんですか?』
クロ)ん?あぁ、オル君の病気はね…
シロ)[太字][漢字]黒液病[/漢字][ふりがな]こくえきびょう[/ふりがな]さ[/太字]
クロ)あー!いいとこ持ってかれた…
『黒液病って…昨日薬貰いに行ったときにシロさんが言ってた病気ですか?』
シロ)あぁ、その通りだ
ピピッピピッ
シロ)!侵入者だ!じゃあな!!
『あ、、はい』
『…忙しないですね』
クロ)はは、進んでやってくれるんだからその気持ちは活用しなきゃだからね
クロ)HAHAHA
『…』(腹黒い…)
オル)飲んできましたよぉ
『おかえり!』
オル)やっぱり、レグさんの薬は効果絶大ですねえ
クロ)はは、レグが喜ぶよ
クロ)…あ、絵師さんが来たよ
クロ)[太字]ラスクさん[/太字]、今回もお越し頂きありがとうございます
???)いえいえ、好きで来ている者ですから
クロ)みんな―!ラスクさんが来たよー!!
わー!!
わー!わー!ガヤガヤ
ラスク)うふふ、みんな描いてあげるから順番にね
ガヤガヤガヤガヤ…
『す、すごい人気…』
オル)うん!めっちゃ上手に書いてくれるし、みんなとの触れ合いも上手いからね
『確かに、、いろいろな人と上手~く会話してる…』
クロ)ラスクさんは子供が好きだし、会話も弾むような人だからね
『すごいなぁ…』
クロ)ユスリカ君は描いて貰いに行かないのかい?
『私は行けそうにないですよ…人が多すぎて』
クロ)まあ、人気過ぎて…ね
オル)わは、わは…
…
…
数十分後…
ラスク)あ!みんな、ごめんなさい!時間来ちゃったみたい…
え~…
ラスク)大丈夫!!また来るよ!!じゃあね~
『風のように去っていった…』
…
…
病室
ルイ)~~♪~♪~♪
『朝よりも上機嫌だね』
ルイ)そりゃあ、ラスクさんが僕の似顔絵を描いてくれたんだ!
『そうなの!?』
ルイ)ほら!みてみて~
『わあ、めちゃ上手い…』
ルイの似顔絵は、まるで本人のような似顔絵だった
ルイ)でしょでしょ~!ホークも描いて貰ったもんね!!
ホーク)ん、ああ!
ホーク)すごいよな、マジの本物みたいにかけるんだ!
『よかたね』
ルイ)ユスリカは描いて貰った?
『いや、それが人が多すぎて近寄れなくってさ…』
ルイ)え~もったいない…
『はは、しょうがないよ~』
ホーク)次来た時にお預けだな
『うん!』
『…ん?』(窓から下を見る)
『…私、ちょっと散歩してくる!』タタタタタタ…
ルイ)え、あ、そう
ホーク)?どうしたんだろ…
…
…
病室の窓から見た所(さっきの内庭)
『ラスクさん!』
私はベンチに座っているラスクさんに声をかけた
ラスク)…ん?
ラスク)見たことない顔だね
『ちょっと病室から見えたので…来ちゃいました』
ラスク)ふふ、ま、座りな
『!』(さっきは人で見えなかったけど、美人だなあ…)
ラスクさんは
綺麗なポニーテールの藍色髪にパッチリとし、透き通るような水色の目
水色のベレー帽をかぶり、
少しダボっとしたワイシャツにカラフルな配色のロングスカートを着た
中性的な顔立ちの人だった
『か、カッコいい…』
ラスク)え?そうかなあ(笑)
『はっ…声漏れてました…?』
ラスク)ふふふ、うんw
『///』
ラスク)で、君、なんていうの?
『あ、私はユスリカって言います!』
ラスク)へ~新しい患者さん?
『はい、最近入りました』
ラスク)ふふ、よろしくね
『よ、よろしくおねがいします』
ラスク)病室から見えたから来たって言ってたけど、何か用があるん?
『あ、あの、、さっき来てた時は行けなかったんです…』
ラスク)あ~だから見覚えがなかったのね~
『な、なので…私の似顔絵…描いてくれませんか…?』
ラスク)良いよ良いよ!
『やった!』
ラスク)じゃ、こっち向き―や
描き描き…
数分後…
ラスク)出来たよ!
『はやっ!』
ラスク)はい、どぞー!
『わあ、、、ほんとに…絵?』
ラスク)君は綺麗な顔立ちだからね。絵に描きたい顔しててね、スラスラかけたよ~
『嬉しいこと言ってくれますね!ありがとうございます!!』
ラスク)ふふ、どういたしまして~
『…ん?』
ラスク)どうしたの?
『その、ベレー帽についてるクラゲ、可愛いですね…』
ラスク)あ、これ?
ラスク)実はね、私水族館が大好きでね
ラスク)その中でもクラゲが大好きなんだ
ラスク)だから、私のスケッチブックはクラゲばっかりよ
『わ、本当だ…』
『好きなんですね…』
ラスク)クラゲはね、私にとって本当に[下線]大事なもの[/下線]なのよ
『大事なもの?』
ラスク)私ね、元々君たちと同じように[太字]奇病持ちだった[/太字]の
『え!?』
ラスク)ま、今も薬を飲んでるけどね
ラスク)病名は…
ラスク)[太字]「声夢病」[/太字]
『わ、私と同じです…!』
ラスク)え!?そうなの!!?
ラスク)確かに…君もそのキーボード使ってるしね…私もおんなじの使ってたよ~…
『し、親近感湧くなぁ…』
ラスク)でね、その病って口で言ったものが幻になって現れるじゃん?
『はい』
ラスク)私はその病を[太字]わざと発動して、絵を描き始めたのさ[/太字]
『??どうゆうことですか?』
ラスク)んとね、まず口でクラゲって言うとするじゃん?
『はいはい…』
ラスク)ンすると、クラゲが現れるからそれを写して絵に描いたんだよ
『!!すご…』
ラスク)そのクラゲをきっかけにいろいろ描いてたらね、クロさんがこう言ったんだ
ラスク)「[太字]ラスク君は、もう、退院しても良いよ[/太字]」ってね
『た、退院…』
ラスク)で、退院して、ここの薬を貰いながら絵師をしている訳よ
『…!』
『…私も』
ラスク)ん?
『私も、あなたみたいに…絵を描いてもいいですか?』
ラスク)!!
ラスク)もっちろん!たくさん描いて!
『はい!』
『今日はありがとうございました!!』
ラスク)うん!絵、がんばってね~!
『はい!では!』タタタタタタ…
ラスク)…私と、同類か…
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