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フィクションです
一部グロ

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ちょいとおかしい病院の話

#1

声夢病

「んーと?今回はどのような病状で?」

ピラっ(手に持っているスケッチブックをめくる)

「ん?えーと?…」

「〈私はどうやら話したことが現実に現れてしまうそうです〉とな?」

「〈なので話せません〉…うんうん、はいはい」

「ありがとうございました。えーこの病気は奇病ですね」

かきかき…

〈やはりそうですか〉

「この病気の病名はですねー…[漢字]声夢病[/漢字][ふりがな]こえゆめびょう[/ふりがな]です」

〈こ、声夢病…ですか〉

「ええ、これは今のところ100人がかかっている病です」

「この病気はですね、[太字]声に出したものが幻として現れてしまう病です[/太字]」

〈幻…〉

「これは幻なので実体はないですが、現れると全員に見えます」

〈見えちゃうんですね…〉

「えぇ。そしてこれは日常生活に支障をきたします。なのでここの入院が必要です」

〈はい。その気できました〉

「あ、よかったです」

「あなたの病気は[太字]音科[/太字]に属しますので早速そこへ案内しましょうか」

〈お願いします〉





「この扉を開ければ音科です」

「あ、そんなに身構えなくてもいいですよ」

〈は、はい〉

ガチャ…

〈意外と静かですね…〉

「ま、患者2人しかいないからね君で3人目さ」

〈少ないですね…〉

「珍しい患者しかいないからね。必然的にそうなるよ」

「で、ここが音科の入院室だよ」

ガラガラ…

「みんなー?新しい子だよー」

???)…え⁉新しいコ!!??

???)[太字]ルイ[/太字]…うるさい…

ルイ)あー!ごめんごめん!!

〈???〉

「ルイー?困ってるでしょー?えっと…」

〈[太字]ユスリカ[/太字]です。呼び捨てでいいですよ〉

「ユスリカが」

ルイ)はーい。でもほんとにうれしいんだもん!!

「ユスリカ、紹介するね」

「この元気な子がルイ、[漢字]無音病[/漢字][ふりがな]むおんびょう[/ふりがな]さ」

〈む、無音病〉

「で、このおとなしい子が[太字]ホーク[/太字]、[漢字]多音病[/漢字][ふりがな]たおんびょう[/ふりがな]を患っているよ」

〈多音病…〉

「それぞれの病気のことは自分で聞いてみるといいよ。コミュニケーションになるしね」

〈は、はい〉

「後、はい」

〈これは…?〉

渡したのは、透明の薄いキーボードだった

「これはね、君がこのキーボードをポチポチすることで機械が反応して文字を打ち、これを通して喋ることができるんだ」

〈べ、便利ですね〉

「じゃ、喋るときはこれ使ってね」

〈はい!〉

〈ありがとうございました!!えっと、〉

「あ、僕は医院長の[太字]クロ[/太字]だよ」

〈ありがとうございました!!クロさん!〉

「うんうん!じゃあね仲良くね」

「また来るよ」

全員)はーい




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作者メッセージ

はい。
自分の小説何も完結してないのにアイデアがあふれてきてまた連載小説を作ってしまった…
楽しんでいってくだせえ

2024/09/01 20:15

一月 ID:≫3pf.iXiD17Ez2
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