「美味し〜♪」
さっきまで混乱していたのに、美味しすぎる木の実のごちそうを目の前にして、
僕は浮かれていた。
「そういえば、私達も自己紹介したほうがいいかしら」
そう言って、みんな順番に自己紹介を始めた。
右のブースターはブースくん、その隣のグレイシアはグレイちゃん、あそこのサンダースはサンくん、あとは左から、リーフィアのリフィくん、ニンフィアのフィアちゃん、シャワーズのシャワちゃん、ブラッキーのブラくんで、最後がブイとエーフィさん。みんな面白いし優しい人ばかりだった。
「これからよろしくお願いします！」
僕が元気よく言うと、クスッと笑われた。ちょっと変だったかな。
「君もここの住民になったんだし、明日からあそこに行かないとね、」
「あそこ…？」
僕は一瞬、手伝いに行くとか考えてたけど、違った。
「学校よ」
え…学校？　この世界にも学校があるの？
「めんどくさいなぁ」
僕はそういってだらりとしてしまった。