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私、ただの一般人なんですけど。

#6

#5 ●

そして翌日_____
『あのー・・・霧さん、ここで何するんですか?』
要は宇佐美に言われ、ほとんど人が来ない広い空き地にやって来た。
要はいつもの格好で来いと言われ、黒のパーカーにジーンズの短パンでやって来た。
宇「まずはあんたの運動能力を確かめさせてもらうわね」
『え゙・・・・・・確かめるって何するんですか?』
宇「なんでそんなになるのよ、学校とかでやるでしょ?体力テスト。あれと同じことするだけよ」
『なぁんだ、体力テストかぁ』
宇「ええ、ただ本気でしなさいよ。要って見るからにそういうの手抜くタイプでしょ、アタシの前で少しでも手抜いてみなさい、蹴り殺すわよ」
『(霧さんこっっっわ‼‼)』
命懸けで戦っている人間の脅しは違うなと要は実感したのだった。

第一種目:50m走。
宇「気にせずに走りなさい、手抜いたら・・・・・・」
『分かってますって‼』
圧をかけてくる宇佐美に要は冷や汗を伝らせながら走る準備をする。
宇「よーい・・・ドンっ‼」
合図の言葉と共に要も走り出す。これくらいなら一瞬だ。
全速で走ってゴールにたどり着く。
宇「ふーん・・・・・・タイムはまあまあね。5,02」
『そういう霧さんは何秒なんです?』
宇「言う程の記録じゃないわ、”ミソロジー”は脚が速くなくても入れるもの」
『測った意味は⁉』
宇「いいじゃない。さ、次よ次」

第二種目:ソフトボール投げ。
『これも本気ですよね?』
宇「もちろんよ、チャンスは一回だけだからね」
位置について振りかぶる。
『(指先に力を・・・込めるっ‼)』
思い切りぶん投げた。
宇「・・・・・・あら、意外と飛ぶものね。70,6mってゴリラじゃない」
『ぶん殴りますよ⁉本気でやれって言ったから本気で投げたんですから‼』
失礼な宇佐美に怒りながらも要は自分の手のひらを見つめた。
『(今まで手加減したことしかなかったから、本気で投げると体の調子狂うなぁ)』

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2024/09/01 17:59

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