文字サイズ変更

私、ただの一般人なんですけど。

#4

#3

謎生物が悲鳴を上げてぶっ倒れる。
呆然と立っていた私の前に宇佐美さんがまたやって来た。
宇「アンタ、名前は?」
『えっと、椎名要です・・・』
宇「そう、アタシは[漢字]宇佐美霧[/漢字][ふりがな]うさみきり[/ふりがな]!霧って呼んでちょうだい!それでさぁ、少し話したいんだけど今からカフェでも行かない?」
『いや、私学校に行かなきゃ・・・・・・』
宇「へ?学生なの?・・・・・・・・・学校と学年教えてちょうだい、あとクラスも」
『・・・・・・[漢字]東都[/漢字][ふりがな]あずま[/ふりがな]高校の2-Bですけど』
宇「おけおけ、ありがとね」
霧さんはそう言うとポケットからスマホを出し、どこかに電話をかけた。
宇「・・・・・・あ、東都高校ですか?2-B組の担任の先生いらっしゃいますか?・・・・・・あー!すみませんが今日、椎名休ませてもらっていいでしょうか?すみません、家の都合で・・・はい、ありがとうございます!」
霧さんは電話を切ると、私の方へ向き、
宇「よしっ、カフェ行きましょう!」
『いや、何勝手に欠席にしてるんですかっ⁉私、1年間欠席なしで皆勤賞を貰うのが目標なのにっ‼』
宇「ごめんごめん、こっちもちょっと話したくてさ。ま、アタシが全部奢るから!」
悪気が全くなさそうな霧さんに呆れて何も言えず、もう過ぎてしまったことをとやかく言うのもイヤなので、とりあえず話を聞くことにした。


『それで、話ってなんですか?』
注文したミルクティーとコーヒーが来たのを確認して、口を開いた。
宇「そうねー、まず何から話そっか・・・・・・んじゃ、”[漢字]奇獣[/漢字][ふりがな]キメラ[/ふりがな]”から話したげる」
『”奇獣”・・・・・・さっきのどデカ生物のことですか?そういえば、あれはどこに・・・』
宇「アタシの部隊が本部に持って帰ったわ・・・・・・”[漢字]奇獣[/漢字][ふりがな]キメラ[/ふりがな]”っていうのは簡単に言うと異生物よ」
『異生物?』
宇「ええ、どこから来たのかも分からない、地球には存在しない筈の生物。さっきアンタが見たのはその”[漢字]奇獣[/漢字][ふりがな]キメラ[/ふりがな]”の一種の”[漢字]悪熊[/漢字][ふりがな]アグマ[/ふりがな]”よ」
『クマ・・・・・・確かにクマみたいな見た目でしたけど』
霧さんはそこまで話すとコーヒーを一気に飲んだ。そして、私を見て、
宇「本来”[漢字]奇獣[/漢字][ふりがな]キメラ[/ふりがな]”ってのは人間には見えないの。アタシらみたいな、見える人間と見えない人間がいる。アタシたち見える人間は”[漢字]奇獣[/漢字][ふりがな]キメラ[/ふりがな]”から見えない人間を守るために”ミソロジー”っていう、秘密組織を組んだ」
『”ミソロジー”・・・聞いたことないです』
宇「当然よ、政府が発表してないんだもの。組織の隊員も口外するのは禁止されてる、もしうっかり知られちゃったら政府の権力で消されるか、記憶を無くされるかの二択よ」
それを聞いた途端、私の体が震え上がった。ようするに私、死んじゃうかもしれないじゃん。話なんて聞くんじゃなかった・・・・・・。
霧さんは青ざめる私を見てクスクスと笑うと、
宇「あくまでその処置は”見えない人間”に言った場合だけ、要みたいな”見える人間”には二つの選択肢がある」
『選択肢、ですか』
宇「ええ、さっき言った通り”記憶を消す”、それか・・・・・・”ミソロジーに入隊する”の二つよ」

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

すみません!長くなってしまいました!
ここに宇佐美ちゃんのプロフィールのせときます!

名前:宇佐美霧(うさみきり)
容姿:https://picrew.me/ja/image_maker/2243240/complete?cd=oxF5NPEAol
身長:172cm 体重:52kg
年齢:23歳
その他:ロシアのクォーター、意外と大食い

2024/09/01 16:53

ID:≫apE8Ebt/Yxa52
続きを執筆
小説を編集
/ 6

コメント
[0]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL