音の方に向かうと、変な巨大な生物とこれまた変な格好の人らがその謎生物と戦って？いた。
『(これって私いていいの？)』
そう思っていると謎生物と戦っていた一人、金髪の女の人が目の前にやって来た。
「ちょっとアンタ！ここに今来ないでっ！」
『え･･･あの、あのデッカイのって何なんですか･･･？見たことない生物ですけど』
私が謎生物を指差してそう言うと、女の人は驚いたみたいで目を見開き、
「アンタ、”[漢字]奇獣[/漢字][ふりがな]キメラ[/ふりがな]”が見えるの⁉」
『えっと、そうですけど･･･逆に見えない方が不思議なくらい大きいですよね？』
だって多分あのデッカイの30mはあるよ？見えない人っているの？
女の人は少し悩んでいたみたいだけど、すぐに顔を上げて、
「アンタ、あと10分くらい待っててくれない？すぐに終わらせるから」
女の人はそう言ってあの謎生物のところに走っていた。
そして、謎生物が女の人めがけて腕を振り下ろすとしたその時だった。
『･･･飛んだ･･････』
女の人の体が謎生物の頭のところまで飛んだのだ。
「”核”は見つかったの⁉」
「額にあるんですが皮が分厚くて、俺達の装甲じゃ破れません‼」
「早く私に言えよっ‼」
「宇佐美さんがどっか行くからでしょうが‼」
「そうだわ‼すみませんねっ‼」
女の人＿＿＿＿宇佐美さんって呼ばれた人は腕に着いていた銃のような武器を謎生物の額に向けて撃ち放った。