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この物語には以下の要素が含まれることがあります

▷ 暴力・暴言の描写   ▷ 流血表現
▷ とにかく胸糞悪い展開の数々
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全部上書きして【Lier's world】

#95

明日の友情お天気予報



[中央寄せ]夕凪side[/中央寄せ]















声が出ない。出せない。





出そうと思っても、声は喉の手前で詰まってしまう。







それは何となく、当たり前のことではあった。











目の前の彼は対照的で、淡々と全てを口にしている。





[太字]ただ、その全てが恐ろしい。[/太字]







その一言が、







一語一句全てが、







[太字]全部冒涜的で。





他言語で一方的な会話をされてる気分だ。[/太字]











朝露の目の前の墓の中身は俺?





朝露が俺を殺した?









知ってはいけないと本能で感じ取るそれらに胃酸が喉元を焼きつける感覚がしなくもない。





もうどっちがこれを話しているのか分からなくなってきている。











そして目の前の彼は、変わらず淡々と、そして声を荒げることも震わせることもないのに、[太字]涙を流して[漢字]口唇[/漢字][ふりがな]くちびる[/ふりがな]を動かしていた。[/太字]











.........最後に、1つ息をして。







朝露「[太字]..........『神様のくそったれ』だよ、本当。[/太字]」















[太字]______涙を流して、こちらを向いて、そう言って彼の話に区切りがついた。[/太字]







俺のこと見て、そんな事言われましても。







そんな何気ない言葉すらも、喉を通らず。











ただただ、ぷつん、と何かの糸が切れて目が覚めた気がするのに、虚無感にしか俺は包まれない。











虚無の中、俺の頭は必死にその冒涜の全てを理解しようとして、ハムスターの入った滑車のように回りまくっている。







なぜか頭の中、とてもいらないが顔を覗かせてくるハム太郎。俺は、その名前しか見たことがない。















そうして頭に出てくる言葉が、段々と揃えられるルービックキューブのよう移り変わっていく。









それまで溢れ出るのは世迷言ばかりで、





移り変わった後に溢れ出てきたそれは、















[太字].........それは、世迷言に限りなく近い懺悔であった。[/太字]











[水平線]











俺は少しだけ変わった。[太字]......変わってしまった。







完全ではなくとも、あの日は嘘ではないと認めてしまった。[/太字]







確かにそれは、悪い方向に行くようなものではなかった。











[太字].........自分の口で伝えられたら、どれだけ楽だろう。[/太字]





もし言葉がこぼれ出てしまったらどうしようか。











......きっと、[太字]貴方を困らせるモノ[/太字]になってしまう。







それでも、優しい貴方なら諭してくれるのだろうか。





[太字].........してくれるわけ、ないのだろうか。[/太字]





















[太字].........あぁそうだ。





口に出たその瞬間に、この限りなく本物に近しい友情は終わりになってしまうんだ。[/太字]











許してくれるなんて夢を見てないで、俺とか言う名前のバカは現実を見てよ。























[太字]______きっと、許されない。[/太字]











[水平線]















確かにそこに、1m未満に彼の足はある。







[太字]だから心に、無理やりに距離を作る。[/太字]











俺が彼の声を聞こえなくするくらいに、一言で形容すれば「それなり」やら「かなり」と呼べるほどに。







それでも、







一番には、貴方をこれ以上苦しませたくはないから。











痛くて鉛のように重い足を動かして、彼の姿をもう見ないことにした。







まぁ、止めてくれはしないと思う。





どうせ、ここまで引きずった昔の俺のこと呆然として見てるから。















............。







[太字]その一歩が踏み出せない。[/太字]





なんで。







とっくに覚悟できてるのに?















夕凪「.........なんだよ」







朝露「.........」











振り向くと、そこには確かに[太字]左腕を掴む朝露[/太字]が映っていた。





だから動けなかったんだ。











夕凪「.........答えろよ、」











朝露「............」







夕凪「......文句あんなら、今すぐに......」











朝露「[小文字][太字].........何で、黙って行こうとしたの[/太字][/小文字]」











夕凪「.........っ」







小さな声でも、それは鮮明に聞こえる。





一瞬、後ろに見捨てた弟のいる気分になった。











朝露「........限界だったから、?」







夕凪「.........」







朝露「.........」







夕凪「.........」







朝露「.........はぁ、何で素直になれないのさ、お前は」





朝露「何で全部1人で思い詰めてんの、何で話そうとしてくんないの」











夕凪「.........っ、」







声が出ない。





耳をふさいで首を横に振る。





まだ残っている吐き気から頭が若干ぐらぐらした。











朝露「......全部話してるって、結局は嘘なんだろ」







朝露「だから俺やめろって言ったよ、1人で溜め込むのは」







夕凪「......っ、ごめん、朝露.........」







ぐらぐらした頭の中で言えた精一杯の言葉は、







朝露「[太字]お前な、謝ってばっかで何も分かってないよ!![/太字]」







全部お前の雑言にかき消された。







夕凪「.........」







朝露「何で......俺お前の隣で[太字]ずっと一緒にいただろ?[/太字]」







きっとお前の言う[太字]『俺の隣』[/太字]は、前世のことだって含めている......気がする。











夕凪「......ッッ.........無理なんだよ......」







それでも無理なんだ。











朝露「......なんで......」











夕凪「[太字]お前だから......朝露だから言えない......[小文字]ダメなんだ[/小文字][/太字]」







お前に言ったら、苦しめるだけになるから。







朝露「.........」





















朝露「.........あのな夕凪」







朝露「[太字]______俺さ、さっきからお前が全部吐いてくれんの待ってんの[/太字]」







夕凪「は?」





















朝露「[太字]俺だから頼れないのをさ、お前の口から話してほしいだけなの[/太字]」







あ.........っ





この言葉に全てを悟った。







もうチェックメイトだったんだな、ってさ。











夕凪「[太字]お前、まさか、勝手、に.........っ[/太字]」











そう言えば考えてなかった......。





眼中になかったし頭からも抜け落ちてた......。















朝露「.........俺に悪意はなかったって事は理解してよね」











[太字]きっと最悪だ、こんな形で全部おしまいなんて。[/太字]











夕凪「[太字].........お前の、能力ッ.........[/太字]」











朝露「.........今更すぎるでしょ。」







夕凪「[太字]......ッなに、ヒトサマのココロ勝手に読んでんだよ........[/太字]」





夕凪「てかお前、いつやった.........っ」











何回忘れれば気が済むんだろう。





[太字]お前の能力がそういうモノなんだって。[/太字]











朝露「.........ホントに、ものの数分前。」





朝露「お前が俺から距離取ろうとするちょっと前くらい。」







朝露「お前が俺の声を聞こえなくするくらいに、」







朝露「[太字]______一言にするなら「それなり」って呼べるくらいにしようって思ってた時くらいかなぁ。[/太字]」







.........。





笑ってそっくり返されたそれに対して何も言えない。











朝露「でもお前が限界だったのは心読まなくても分かったよ」







朝露「..........頼りないか」







朝露「お前が憧れたのがこんなヤツで本当にごめんな」











夕凪「......」







夕凪「......頼りないかもしれないけど、」







夕凪「[太字]それでも、憧れたのは確かに、全部俺だよ......[/太字]」







もうここまでなのかな、俺も、お前も。





[太字]限りなく本物に近い友情はもうじき終わりになる。[/太字]







それはさようならかもしれなくて、もしかしたらまた明日かもしれない。





[太字]明日の友情お天気予報、晴れ時々曇り。[/太字]











朝露「......!」







夕凪「んで何、次は俺の番なわけ......?」







朝露「そう、お前の番なわけ。」







夕凪「......分かった。」







確かに心は限界だけど、口に出したらどうなるか知ってるけど、





[太字]信じてみたくなるのも本心で。[/太字]











夕凪「じゃあお前の次、俺の昔話って事で。」







お前みたいに目は合わせないで、俺は後ろ姿の裏側で隠れて涙を拭う。





今、心の元に傘は必要だろうか。











夕凪「[太字]______昔むかしあるところに、1人の魔法使いがいましたとさ。[/太字]」





朝露「.........え何、初手からクライマックスなわけ?」







夕凪「最後まで聞け」











きっといらないと自問自答。





天気予報が降水確率0%だと謳っているから。







[太字]雨が降ってページのインクが滲んで読めなくなる前に、魔法使いの昔話を始めよう。[/太字]

作者メッセージ

文句があるなら今すぐに、「諢帙@縺ヲ繧九h」って言って。

2025/03/27 11:45

炙られまぐろ ID:≫ 0iWryiYymRxjY
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