全部上書きして【Lier's world】【Thanks for 2000 views over!!!!】
______あの後、途中から佐々木と鉛も参戦。
夕凪と朝露はお揃いでお守り買って、
捨て飯と柊翔の兄弟組は神社をとにかく散策しまくって、
レモンは一人写真を撮りまくって、
神々廻と朱里は何か前より仲良くなった............気がする!!!!(((
[水平線]
レモン「よし集まりましたね!?」
神々廻「集まりましたけど............」
レモン「よしじゃあ帰りますよ!!!!(((」
夕凪「そのテンションはどっから出てきてるんだよ」
レモン「お腹の辺りからです!!」
夕凪「それ声のやつな」
朱里「............先生はこれいつもやってるの?」
朱肉「..........()」
朱里「あっ(察し)」
朝露「んで帰らねぇのかよ(((」
レモン「今から!!帰るんですよ!!!!(((」
夕凪「だからマジでよくそんなテンションでいらr
[水平線]
[中央寄せ]〜 帰り道 〜[/中央寄せ]
捨て飯「______突然ですけど皆さん、『交換論』って知ってます?」
朱肉「なにそれ」
朝露「おいしいの」
捨て飯「美味しくはないです。(((」
捨て飯「『思考実験』って言うんですよ。『トロッコ問題』が有名なあれです。」
夕凪「あー、トロッコで5人轢くか1人轢くかって話だろ?」
捨て飯「言い方はちょっと悪いですけどそれです。((」
捨て飯「『交換論』は、『肉の味を全く気にしない』という人だけが住んでいる世界には家畜としての動物が存在しないため野生動物の数は減少する、という概念のお話なんです。」
捨て飯「かつてイギリスの小説家の父親にあたる人が書いた本には...........」
______菜食主義に関する議論は全くもって論外だ。
なぜなら、その議論は人間性から発生しているものだから。
もし全人類が豚を食べることを禁じられているユダヤ教を信仰していれば、世界に豚はいなくなるだろう。
捨て飯「______そう述べているんです。」
朱肉「......ん?」
朝露「ダメださっぱり分かんねぇ」
レモン「.........菜食主義論外とか言っときながら『肉食べないなら豚いなくなる』的なこと言ってるの何か矛盾してません......?」
夕凪「............いや、一見そう思うかもしれないけど矛盾はしてねーぞ。」
朱里「え、本当ですか先生?」
朱肉「......先生、もうちょい分かりやすく説明してほしい」
朱肉「何が矛盾してないのかも分かんない(・ัω・ั)」
夕凪「例えば?そうだな............」
夕凪「[太字]______例えば、貧困に苦しんでいる200億人が地球に住んでいたとして、それは100億人の金持ちが住んでいるって事より素晴らしいってお前らは言えるかって話だ[/太字]」
夕凪「『100億人の金持ちがいる方が素晴らしい』なんて思ったやつは存在さえも許されなかった100億の命に関してどう思うか、.........そもそも、存在もしなかった命について考えることができるか、って感じだな」
朱肉「............存在すら許されなかった、100億の命.........」
レモン「...............。」
夕凪「.........金持ちだらけの世界じゃ『助け合い』なんて言葉が辞典に載ってなさそうだから俺は御免だよ」
柊翔「.........お金持ちの人たちなんて存在しなかった命考えようともしないでしょ」
佐々木「その世界にこれと同じようなお話ない限り考えることはないでしょうね」
朝露「否定されまくってて草」
朝露「そうだなぁ......この世界が仮にそうだったとしたら.........」
柊翔「......どういうことですか?」
朝露「______仮に生まれることを許されなかった命が、この世界にもあったとして。」
朝露「[太字]俺らはその生まれることを許されなかった子の分まで、真っすぐに生きるべきかなって。[/太字]」
夕凪「..........お前本当に朝露か?クオリティの高い変装じゃないよな?」
朝露「違うからな!?!?」
[小文字]朱肉「変装.........?」[/小文字]
朱肉「.........あ、もしかして......」
鉛「.........今年も幸福を分けてくださいよ先輩(((」
佐々木「私をいじるのはもうやめてください(((」
鉛「じゃあ先輩みんなに幸せを届けてくださいよ〜〜〜」
佐々木「はぁ.........じゃあお祈りだけでも............」
佐々木「[太字]『[漢字]捧ぐ幸福の祈り[/漢字][ふりがな]フォートゥン・ラック[/ふりがな]』[/太字]」
______。
佐々木「.........実感湧きませんけどちゃんとお祈りしましたからね!?(((」
朱肉「分かってます(((」
佐々木「.........じゃあ幸せ捧げたところで。改めて今年も、よろしくお願いしますね」
朝露「.........そりゃもちろん。」
[太字][大文字][中央寄せ]「「お願いします!!」」[/中央寄せ][/大文字][/太字]
[太字][中央寄せ]第4章「真っすぐで眩しい光」 完[/中央寄せ][/太字]