- 閲覧前にご確認ください -

- Attention -
この物語には以下の要素が含まれることがあります

▷ 暴力・暴言の描写   ▷ 流血表現
▷ とにかく胸糞悪い展開の数々
▷ [このデータは██によって削除済です]

文字サイズ変更

全部上書きして【Lier's world】

#5

聞こえてる?

夕凪side













捨て飯「今日はありがとうございました〜!」





柊翔「お世話になりました〜!」







朝露「また会ったら話そうな〜!」











朝露の言葉に笑って手を振ると、兄弟は振り返って来た道を辿って帰っていく。





こういう所まで全部似てしまっているのが、兄弟と言える何よりの証明だった。





.........アイツと俺も、そうだったのかな。















夕凪「.........俺たちも帰ろうか。」







朝露「.........そーだな。」











もう思い出したくなんてないから、帰らせてくれ。




















帰り道

















朝露「にしても学生時代ねー......いい思い出そんなないかもなぁ。」







夕凪「学生時代、か





夕凪「.........安心しな、俺もまともな思い出はねぇよ。」







朝露「もうちょいマシな未来とか、夕凪はそん時見れなかったんだよね?」







夕凪「......あぁ、うん。あの能力使えるようになったのは大学行ってからだったしな......」







______いや、本当は全くもってそんな事はない。







夕凪「それに、能力が使えるようになったにせよ、何ができるかは分からなかったからな。」







これだって、そんなことない。



そんなの、この世界の不変の理に則れば誰でも分かることなのに。







俺...もう、お前が......に目覚...る前から......







______「過去」を、「未来」に送る力。







嫌でも自分が願ってしまったのだから、これが自分の望みであると知ってしまったから、







俺...目......た瞬間...から周......景色......変に見えて。







正直自分が持っているこの力は、とてもじゃないけど、好きじゃない。







.........おー......凪、聞こ......る?







もし取っ替えっ子でもできたら、どれだけ楽なんだろうか.........







.........夕...?おーい、聞...えてるかー?







...............きっと、もっと楽しい人生を送れていたはずだ。











.........おーい。







.....................。







「聞こえてんのかって聞いてるんだけど!?」







夕凪「おわっ!?」







朝露「あやっと反応した」











夕凪「あ、......ごめん、何かボーッとしてた」







朝露「......お前どうしたんだよ、何からしくないぞ。」



朝露「お前の周りに広がってる『色』も......お前で見たのだと初めての色。」





朝露「何とも言えない、何色とも言えない......そんな色。











朝露の瞳越しには何の色も見えないからそれがどんな色かは分からなかった。











夕凪「...............。」











それにこれは、











夕凪「......何でもないんだ、放っておいてくれ。」









夕凪「お前に関係あるもんでもねぇよ。











きっと言葉で伝わるもんじゃねぇ。
























???side











「............あれ、もういたんですね。随分と楽しみだったようで。」









薄暗く寂れ、まるでそこだけ時が止まっているような錯覚をするようなトンネル。









???「さっき来たばっかりだっての......うちは遠足前日の子どもなんかじゃないよ〜?」









トンネルの中、それはただ1人そこにいた。









「そんな悪趣味な玩具おもちゃ持っておままごとなんかしてる時点で、自分からすれば大分おこちゃまですよ」









鮮明な黄色おうしょくとも、光り輝く金色こんじきとも見て取れる髪色。









???「あっはは〜、その言い回しいいね。気に入ったし今度からありがたく使わせてもらおっかなぁ。」









水色のネクタイが目を引くようなその姿は、相変わらずと言った所だった。













「......それで、今日は何の用で呼んだんですか、はちみつレモンさん。」









レモン「ん〜まぁ用件は話すんだけどその前に......フルネで呼ぶのは肩苦しいからやめてくれって言わなかったっけ〜......?」





レモン「ね、朱肉しゅにくくん?」









朱肉「はいはい、分かってますよ......貴方みたいな人なら否が応でも、尚更ね。」

2024/11/22 21:42

炙られまぐろ ID:≫ 0iWryiYymRxjY
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
/ 97

コメント
[84]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL