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この物語には以下の要素が含まれることがあります

▷ 暴力・暴言の描写   ▷ 流血表現
▷ とにかく胸糞悪い展開の数々
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#42

手を伸ばしても届かない




[中央寄せ]夕凪side[/中央寄せ]









夕凪「...............」







春喰「............」











ただ目を見開いてその場に立つことしかできない。







ただ黙りこくる春喰。





それを見ることを強いられる時間が過ぎていく。





















[太字]______その名前に、聞き覚えがあった。[/太字]











[太字]あの頃の唯一の居場所にいてくれた、あの頃の自分にとっては変な喋り方としか理解できなかったあの2人の名前だった。[/太字]





















それなのに1人の生徒の名前も覚えてないなんて、正直自分を笑いたいくらいだった















______重たい空気の中、彼は重たい口を開く。











春喰「............兄さんは」







春喰「[太字]兄さんは、その " 雨傘 " って人のことを、ずっと探してる。[/太字]」















春喰「[太字]______あの人が、何の音沙汰もなく消えていったから。[/太字]」







春喰「[太字]僕のことを忌み嫌った肉親のように。[/太字]」











夕凪「...............」















思い出す。







橘の花が咲いていた、あの時に______











[水平線]















[中央寄せ][小文字]「______ 」[/小文字][/中央寄せ]







[中央寄せ]「____ん、____兄ちゃ......!」[/中央寄せ]











______。















[大文字][中央寄せ][太字]「凪兄ちゃん起きて!」[/太字][/中央寄せ][/大文字]













「ッ!?」







???「凪兄ちゃん、凪兄ちゃんも探して!」











俺が起きてから開口一番、突然そんな事を言われた。











「は、え、探す?探すって何を.........」







???「いいから早く!!」















???「[太字]雨傘お姉ちゃんがいないの!![/太字]」











「え.........あ、うん」











あんなにみんなと仲も良かったのに、ある朝目覚めたら忽然といなくなっていた。





俺にも変わらず接してくれたあの人が。











「............」











こんなの現実じゃないと理性が何度も自分に言い聞かせていた。





これが現実なんだと本能が勝手にそれを理解しようとしていた。











「............ッ」







何が理由なのかは、分からない。















[水平線]















夕凪「............」











あの日以来、彼女がどこにいるのかなんて誰も知らない。







でもそれを、あの人はまだ______















[太字]...............それを諦めてないって、普通に考えたらだいぶおかしくて、







______本当は、笑い飛ばしたかったくらいだった。[/太字]















夕凪「[太字].........お前の兄さん、その人の事探してんだな。[/太字]」







春喰「.........うん。ずっと、探してる。何の目的で探してるかは、分からないけどね」











ひどく切なく、それでも、彼は笑顔だった。















レモン「......ちょ、ちょっと待って.........ど、どういう事?」





レモン「夕凪さんって.........[太字]孤児院で育ってた、って事?[/太字]」











夕凪「............」











レモン「............」







レモン「.........あはは、なーんだ、[太字]図星じゃないですか。[/太字]」







夕凪「な、何で.........言ってすらないのに?」







レモン「いや、だって夕凪さん.........[太字]言ってもないのに顔に全部書いてくれるじゃないですか。[/太字]」





レモン「[太字]だから言ってなくても、言葉で伝えてなくとも分かっちゃうってだけです。[/太字]」







夕凪「.........それ俺の事貶してる?」







レモン「......さぁ。どっちでしょうね?w」











そう言って笑い飛ばす。





[太字]結局それが上っ面の笑顔であるとは知っていても、それを「偽物」だとは疑えなかった。[/太字]















レモン「[太字].........まぁ、それ知った所で私らは夕凪さんの事幻滅したりしないですけど[/太字]」







朱肉「............僕だって普通に、孤児院行ってた事あるしね」







捨て飯「それ本当は普通じゃないんですけどね()」















夕凪「...............ふふっ」





夕凪「[太字].........そうか。ありがとう。[/太字]」











返事と言うべきか、お返しと言うべきかは分からないが、今できる精一杯の笑顔を送る。











夕凪「...............」















その暖かさは果たしてただ一方的にくれたモノなのか、それとも______





















[太字]______ただ彼らが「罪滅ぼし」を「救いの手」だと勘違いしているだけなのか。[/太字]











朝露「...............」











[太字]そんなの、誰も分からない。[/太字]

作者メッセージ

元々あるわけのない文才がどんどんなくなっていくのはなぜでしょうか

原因不明のこの病気に名前をつけてください(切実)

2025/01/02 20:52

炙られまぐろ ID:≫ipAZHid6FOeE2
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