雄英の補佐少女
_____時は過ぎ、雄英高校に新入生がやって来た。
相「お友達ごっこしたいなら他所へ行け」
『(見た目のインパクトすごいなァ・・・・・・)』
寝袋の中から話す相澤を見て、○○が思わず苦笑する。
相「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性に欠くね」
困惑する新入生を眺めながら、○○はバッグの紐を握り締めた。
相「担任の相澤消太だ、よろしくね。こっちは補佐の●●○○」
『よろしくお願いします』
○○がそう言っている間に相澤は寝袋から体操服を取り出し、
相「早速だがコレ着てグラウンドに出ろ」
『早速過ぎませんか?』
「「「個性把握テストォ⁉」」」
『(そうなるのはまァ、しょうがないよね)』
驚く生徒を横目に○○はテストに必要なものを運ぶ。運び終わった○○は相澤の隣に立った。
相「ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横とび、上体起こし、長座体前屈、中学の頃からやってるだろ?”個性”禁止の体力テスト。国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けている、合理的じゃない。まぁ、文部科学省の怠慢だよ」
相澤は○○からソフトボール投げ用のボールを受け取り、爆豪に声をかけた。
相「爆豪、中学の頃、ソフトボール投げ何mだった?」
爆「67m」
相「じゃあ”個性”を使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい、早よ」
『思いっきりでいいですよー』
円の中に入った爆豪は思い切り振りかぶり____
「死ねえ‼!」
『(・・・・・・死ね?)』
爆豪の叫び声に○○が眉を潜める。そうしていると手元の記録表示装置がピピッと鳴った。
「まずは自分の”最大限”を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
相澤に言われ、生徒に爆豪の記録を見せる。記録は705.2m。
その様子を見て生徒は、
「なんだこれ‼すげー面白そう!」
『(ありゃ、相澤さんが反応しちゃった・・・)』
○○が恐る恐る隣の相澤に目をやると、
相「ヒーローになる為の三年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう」
『ちょっと相澤さん、またですか?』
相「文句を言うな」
『いや、私は別に関係ないんですが』
相「○○もテストやっとけ」
『ええ⁉イヤですよ、私が運動音痴なの知ってますよね⁉』
相「どこがだ」
相澤の今までの除籍指導数は154回に及ぶ。○○はそれを思い出しながら、溜息をついた。
相「生徒の如何は先生の”自由”。ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ」
相澤のその言葉に生徒から不満の声が飛んでくる。
「最下位除籍って・・・!」
「入学初日ですよ⁉いや、初日でもなくても・・・理不尽すぎる‼」
「○○、説明してやれ」
『私がですか・・・・・・・・・・・・・・・自然災害、大事故、身勝手な敵たち、いつどこから来るか分からない厄災。日本は理不尽にまみれています。そういうピンチを覆してくのがヒーローというものです』
○○の言葉に、生徒は彼女を見つめた。
相「そういうことだ、放課後マックで談笑したかったらお生憎。これから三年間、雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける。”Plus Ultra”さ。全力で乗り越えて来い。こっからが本番だ」
相「お友達ごっこしたいなら他所へ行け」
『(見た目のインパクトすごいなァ・・・・・・)』
寝袋の中から話す相澤を見て、○○が思わず苦笑する。
相「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性に欠くね」
困惑する新入生を眺めながら、○○はバッグの紐を握り締めた。
相「担任の相澤消太だ、よろしくね。こっちは補佐の●●○○」
『よろしくお願いします』
○○がそう言っている間に相澤は寝袋から体操服を取り出し、
相「早速だがコレ着てグラウンドに出ろ」
『早速過ぎませんか?』
「「「個性把握テストォ⁉」」」
『(そうなるのはまァ、しょうがないよね)』
驚く生徒を横目に○○はテストに必要なものを運ぶ。運び終わった○○は相澤の隣に立った。
相「ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横とび、上体起こし、長座体前屈、中学の頃からやってるだろ?”個性”禁止の体力テスト。国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けている、合理的じゃない。まぁ、文部科学省の怠慢だよ」
相澤は○○からソフトボール投げ用のボールを受け取り、爆豪に声をかけた。
相「爆豪、中学の頃、ソフトボール投げ何mだった?」
爆「67m」
相「じゃあ”個性”を使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい、早よ」
『思いっきりでいいですよー』
円の中に入った爆豪は思い切り振りかぶり____
「死ねえ‼!」
『(・・・・・・死ね?)』
爆豪の叫び声に○○が眉を潜める。そうしていると手元の記録表示装置がピピッと鳴った。
「まずは自分の”最大限”を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
相澤に言われ、生徒に爆豪の記録を見せる。記録は705.2m。
その様子を見て生徒は、
「なんだこれ‼すげー面白そう!」
『(ありゃ、相澤さんが反応しちゃった・・・)』
○○が恐る恐る隣の相澤に目をやると、
相「ヒーローになる為の三年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう」
『ちょっと相澤さん、またですか?』
相「文句を言うな」
『いや、私は別に関係ないんですが』
相「○○もテストやっとけ」
『ええ⁉イヤですよ、私が運動音痴なの知ってますよね⁉』
相「どこがだ」
相澤の今までの除籍指導数は154回に及ぶ。○○はそれを思い出しながら、溜息をついた。
相「生徒の如何は先生の”自由”。ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ」
相澤のその言葉に生徒から不満の声が飛んでくる。
「最下位除籍って・・・!」
「入学初日ですよ⁉いや、初日でもなくても・・・理不尽すぎる‼」
「○○、説明してやれ」
『私がですか・・・・・・・・・・・・・・・自然災害、大事故、身勝手な敵たち、いつどこから来るか分からない厄災。日本は理不尽にまみれています。そういうピンチを覆してくのがヒーローというものです』
○○の言葉に、生徒は彼女を見つめた。
相「そういうことだ、放課後マックで談笑したかったらお生憎。これから三年間、雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける。”Plus Ultra”さ。全力で乗り越えて来い。こっからが本番だ」
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