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朝露「______ってことがあったのよ〜......もう一生の武勇伝だわ」
中華料理店の一席。
佐々木「朝露さん勇敢ですねぇー(脳死)」
鉛「どういう神経してたらそうなるんですか((」
朝露「いやだって助けてあげたいじゃん((」
仕事帰りにやってきてくれただろう2人の会社員は、苦笑いしながらも話に付き合ってくれる。
2人ともチャーハンを頼んでいたのか、そこには湯気の立ったチャーハンが置かれている。
朝露「[太字].........でも、それだけだよ。[/太字]」
談笑している店長と思わしき彼は、『[漢字]苦しかっただろう"それ"[/漢字][ふりがな]朱肉の起こした事変[/ふりがな]』に対しても笑顔だった。
佐々木「[太字]......お優しいですよね、朝露さんは。[/太字]」
朝露「え?そうか?」
佐々木「その子が傷ついて、取り返しのつかない事をしても......朝露さんは手を差し伸べてあげているから。」
佐々木「全部許してあげて、全部受け止めてあげてるんですから。」
佐々木「[太字].........私だったら、そんな事できませんよ。[/太字]」
朝露「............。」
朝露「.........そっか。」
その笑顔の裏は、もちろん決して笑顔ではない。
むしろ表裏関係なく笑顔なら、きっとただの薄情者だ。
鉛「てかあの後、その朱肉、さん......?はどうなったんですか?」
朝露「......あー、実はあの後ね〜.........」
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レモン「.........これ、どうしよう......w」
朝露「一回俺の店で匿おうか?w みんなで朱肉のお世話しようぜw」
夕凪「朱肉を子ども扱いすんなって.........いやまぁ......子どもか((」
まぁここまでは普通だったんだけど.........
[小文字]夕凪「.........った......」[/小文字]
アイツ、右手が傷だらけの血まみれで。
朝露「あ、夕凪お前右手.........」
夕凪「......あ、うん。ハサミ握ってたから流石に.........」
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______。
_________。
レモン「[太字]あ待って朱肉ちゃんの左手ェェェッ!![/太字]」
2人「あ」
レモン「ちょ、救急車救急車!!!!」
夕凪「朝露救急車って何番で呼ぶんだったっけ!?」
朝露「110番、は警察だからちがう!!!!((」
その事実に今さら気づいて、まぁパニックパニックワニワニパニック......((???
[水平線]
朝露「とまぁ、左手ハサミで貫通してたのすっかり忘れてて.........」
朝露「人生で一番全速力で救急車呼んだかもしれない(?)」
鉛「チャーハンが変なとこ行くんで笑わせないでくださゲホッゲホ((」
佐々木「あぁ.........朝露さんのせいですよこれ((」
朝露「いや笑ったお前が悪いだろ((」
佐々木「いや開き直らないでください!?((」
愛に飢えた彼女を救ったその先............
[小文字][小文字]佐々木「.........私のことも、救ってくれるかな」[/小文字][/小文字]
飢えた仔羊が、また1匹。
[右寄せ]???「君......何してるの?」[/右寄せ]
「え?あぁ......」
「まぁ、......顔見知りがいたもので。ちょっとぼーっと眺めちゃってました。」
[右寄せ]???「そう......ならいいんすけど。」[/右寄せ]
[右寄せ]???「あ、邪魔しちゃってごめんね?」[/右寄せ]
「あ、いいですよ全然。気にしてないので。」
[右寄せ]???「あぁそれなら良かった、ごめんね〜ホント!」[/右寄せ]
「いえいえ.........!」
いや、今回は飢えた仔羊2匹みたいだね。
[右寄せ]レモン「さーて......あ、そろそろ帰らないと.........」[/右寄せ]
______。
[右寄せ]佐々木「ちょっと本当に朝露さん.........!」[/右寄せ]
______。
私は君の、未完成の心に、そっと______
______██████だけ。
[太字][中央寄せ]第1章「汚物消毒」 完[/中央寄せ][/太字]