雄英高校にて。
『[漢字]根津[/漢字][ふりがな]ねづ[/ふりがな]さん！”仮想[漢字]敵[/漢字][ふりがな]ヴィラン[/ふりがな]”の最終動作確認、全て完了しました！』
金髪を揺らしながら少女は笑顔で、ネズミか何か分からない動物にそう報告した。
少女の名は●●○○。雄英にて補佐を務めている少女だ。
○○の報告に名を呼ばれた動物＿＿＿根津は彼女を見上げながら、
根「OK！君は仮眠室でお菓子を食べていていいぜ！」
『分かりました！』
○○は立ち上がると、雄英の中に走って行った。

『･･････あ！ミッドナイトさん！』
ミ「あら、○○じゃない！手伝いは終わったのかしら？」
『はい！あとは細かい準備だそうです！』
ミ「そう、お疲れ様。チョコあげるわ」
廊下を歩いている○○は、雄英教師に会う度に何故か声をかけられる。
腕の中に大量のお菓子を抱えながら”仮眠室”と書かれた部屋のドアを開けて中に入った。
机の上には○○専用のお菓子箱があり、先程貰ったお菓子を中に入れた。
○○は肩に下げていたバッグから資料を取り出す。
『飯田天哉･･･麗日お茶子･･･爆豪勝己･･･あった、緑谷出久』
一人一人の名前を呼びながら、結真は目当ての人物を見つける。
『この人がオールマイトから･･････』
そこに書いてあったのは緑谷出久という少年についてだった。