全部上書きして【Lier's world】【Thanks for 2000 views over!!!!】
レモン「ッ朱肉ちゃん!待って!」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「もう遅いですよ。」
もうこちらに視線すら向けない............
さっきまでの俺は、[漢字]コイツ[/漢字][ふりがな]朱肉[/ふりがな]の正気を戻せば解決する話だって.........幻覚から目を覚ませればどうにでもなるってどこかで考えてた.........。
[太字]でも違った。[/太字]
[太字]彼女はまだ縛られたままだった。[/太字]
『普通』に囚われたままの彼女には、自分を偽って、苦しいことも......きっと逃げたいことだってあった.........
[太字]そんな気持ちは、きっと『彼ら』の幻覚によって一時的に守っていただろう彼女の心を............俺が壊してしまったんだ。[/太字]
そんな状態で心の在処を失った[漢字]コイツ[/漢字][ふりがな]彼女[/ふりがな]を、
俺が止めないと.........!!
朝露「......朱肉、どうか聞いてくれ!」
朝露「俺はお前のことレモンから全部聞いた!」
[小文字]レモン「[太字]......は?[/太字]」[/小文字]
レモン「......ちょ、朝露さん何言ってるんすか......?」
レモン「[太字]私何も話してないっすよ.........?[/太字]」
朝露「うん、知ってる。俺の一存で、全部聞いたんだよ。」
レモン「き、聞いたって、何を.........」
朝露「[太字]お前の知ってる、朱肉のこと全部。[/太字]」
レモン「.........!で、でも朝露さんの能力はそんな代物じゃ......!」
朝露「さっきの事変で見たあの果実.........あれからヒントを得たんだよ。」
朝露「もしあれが『魂』そのものだとするなら.........」
[水平線]
朝露[斜体]『周りから何の『色』も見えない......全部あの果実に入ってる』[/斜体]
[水平線]
朝露「確かにレモンの言う通り、俺の能力は【[漢字]宙感認知[/漢字][ふりがな]スピリチュアル・アイズ[/ふりがな]】......一言で言えば空間認識能力みたいなもんなんだ。」
夕凪「.........じゃあ、なおさらどうやって読心なんかできたんだ。」
朝露「......俺の能力は見えるものとか、そこに存在さえしていれば、[太字][下線]認識自体はできるんだ。[/下線][/太字]」
朝露「だから俺は、[太字]『魂』に干渉した。[/太字]」
朝露「あの果実から、[下線][太字]『魂』は存在できるもの[/太字][/下線]として認知したから。」
朝露「それで申し訳ないけど.........[太字]レモンの『魂』が何を思っていたのかを探らせてもらったんだ。[/太字]」
レモン「[太字]ッ.........!?[/太字]」
朝露「だから朱肉ちゃんに何があったのかは極限分かるし理解できる。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「ッ......」
朱肉の動きが少し止まる。
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「アハハ......でも......別にその人の中身なんか見た所でなんにもないですよ。全部知ってるのは自分だけですから。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「[太字]だってこれが、僕にとっての『当たり前』になっちゃったんですから。[/太字]」
朝露「ッ.........当たり前?」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「朝露さんにはあるんですよね?」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「両親と仲良く話したり、一緒に食べたり、どこかに連れて行ってもらったり、そんな楽しいことしてきたんでしょ?」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「[太字]______僕には一切なかった。[/太字]」
朝露「[太字]______は?[/太字]」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「[太字]物心ついた頃から母親は殴られてまともに世話もされなくて、[/太字]」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「[太字]僕だって立てるようにもなったらすぐに殴られてました。[/太字]」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「[太字]なんですか?僕が何か悪いことでもしました?[/太字]」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「[太字]父親を困らせるようなことしましたか?[/太字]」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「......小学生になった時に分かったんです。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「『[太字]何もない[/太字]』って。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「[太字]原因なんて何もなかった。[/太字]」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「ただ、ち[小文字]ち[/小文字]............[小文字]いや、[/小文字][太字]『あの人』[/太字]はただ......」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「[太字]『誰のことも愛してなかった』って、それだけだったんです。[/太字]」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「[太字]ただただ、偽物の愛を注いでいたんです。本物の愛は誰にも注がなかったんです、僕でも母さんでもない他の何かにすらも。[/太字]」
[小文字]レモン「[太字]あ......ぃ......[/太字]」[/小文字]
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「朝露さんも、先生も、いいですよね。」
夕凪「は......?」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「......誰かに愛してもらうなんて。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「愛してくれる人たちを選べて。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「[太字]愛されて今まで嬉しかったんでしょうね。[/太字]」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「[太字]ねぇ......なんで朝露さんは愛されるの?[/太字]」
朝露「........は?」
朝露「[小文字]そんなの.........[/小文字]知らない」
朝露「俺に聞くな.........」
俺が望んでたなんて思ってるのか?
ずっと割れ物扱いばかりされてたのに?
やりたかったこともまともに聞いてもらえなかったのに?
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「誰からも愛されないって.........そんな人生きる価値あると思います?」
レモン「ちがう.........朱肉は............」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「これでもですか?」
そう言うと彼女は、自分の右手のそばに置いてあったハサミを握り直す。
レモン「え......?............待って」
[大文字][斜体][太字]ザシュッ[/太字][/斜体][/大文字]
[小文字]夕凪「あ...............ぁ.........」[/小文字]
朱肉が、右手に持っていたハサミをそのまま、左手に、突き刺し............
突き刺して............[太字]貫通して...............[/太字]
肉が引き裂かれていく音が、頭の中でこだまして離れない。
[小文字]レモン「いや.........ぁ.........」[/小文字]
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「はぁ、はぁ...............、すごい.........」
突き刺した左手から血が滴って______
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「こういうの何ですかね......痛みじゃない.........特別高揚感があるわけでもないんですよ」
左手から垂れていく血を右手ですくい、指で擦っている彼女は、______
[太字]______笑っていた............[/太字]
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「これ見せたら、お父さんなんて言うんでしょうね。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「怪我しちゃったねって心配してくれますかね。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「泣いてくれますかね?」
レモン「やめて.........すぐ、ハサミ抜いて......手を.........」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「でも......心配も称賛も同情も何もかも......」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「全部みんなの物なんです。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「僕には一切なかったんです。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「でも.........逆に言えば......逆に言えばですよ?」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「みんなには全部ある......全部許されるんです。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「[太字]"生階 朱肉"に愛なんてものはない[/太字]」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「でもみんなは.........愛されるんです」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「そんなこと知ってしまって.........僕は戻れるんですか?」
朝露「みんながみんな、愛されてるわけじゃない.........!」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「それはあなたの言い分でしょう?」
朝露「違う!俺自身だって
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「僕のことを思ってそれ言うくらいなら、......放っておいてよ。」
朝露「.........え?」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「もうイヤなんだよ......愛された人に僕の気持ちなんて分かるはずない。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「そんな人に同情されるなんて、気持ち悪くてしょうがないんです。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「[太字]"僕"とあなたは真反対なんです。だから同情されたって嬉しくありません。[/太字]」
朝露「.........『愛してもらうために自分という存在を捨てる』」
朝露「そんなんでしか得られない愛なんて.........[太字]間違ってる。[/太字]」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「なら.........なんですか?」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「朝露さんなら愛してくれるんですか?」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「こんな[漢字]ヤツ[/漢字][ふりがな]僕[/ふりがな]のこと。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「こんな......誰にも愛してもらえない、生きる価値がない。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「愛してもらうために[漢字]自分[/漢字][ふりがな]ありのまま[/ふりがな]を捨てて、[漢字]他人[/漢字][ふりがな]男[/ふりがな]として生きようとした。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「[太字]こんな僕を.............愛してくれるんですか?[/太字]」
レモン「.........少なくともうちは、最初からずっと。」
レモン「[太字]朱肉のことは心の底から、[漢字]愛してるよ[/漢字][ふりがな]応援してる[/ふりがな]。[/太字]」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「ッ......」
彼女の目から、雫がこぼれ落ちた。
[太字]______心の底から「幸せ」を感じた雫を。[/太字]
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「そっか.........とっくに愛されてたんだ、僕............」
レモン「そうだよ......何で気づいてくれなかったんだか」
レモン「ほら、戻ってきて......朱肉。」
手を差し伸べる。
レモン「[太字]お父さんが愛してくれなかった分、うちらでたくさん愛してあげるから。[/太字]」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「そっかぁ、......僕、......ボク.........」
生階 朱肉は.........左手に突き刺さっていたハサミを抜いて
[太字]それをそっと、静かに首に当てた。[/太字]
レモン「え......?朱肉ちゃ
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「ボク......最期にこんな嬉しい気持ちになって、......幸せでした。」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「ありがとう、レモンさん。」
レモン「[太字]待って!?朱肉ちゃん!!!![/太字]」
譛҉̡̩̞̰̩̿̽̓̉̀̉͞ͅア҉̘̗̤̲̎͆̒̎͢͞閧҈̧̜̝͖̱̱҇̏͛̃�̷̪̱̽̊͢͠ͅ「[太字] さ よ ー な ら [/太字]」