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この物語には以下の要素が含まれることがあります

▷ 暴力・暴言の描写   ▷ 流血表現
▷ とにかく胸糞悪い展開の数々
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全部上書きして【Lier's world】【Thanks for 2000 views over!!!!】

#15

樹木の籠城に手を伸ばして


[中央寄せ]NOside[/中央寄せ]











その鋭い刃を突き刺して.........







レモン「あとは捻るだけっ!」











何か機械が起動したような音と共に、小さくも禍々しいその刃が形を変え姿を見せる。







大鉈のような、肉切り包丁のような............







それでもその禍々しさは変わらず、ただ赤い淡い光を放つ。











レモン「さーて、始めちゃいますか。」















[水平線]







[中央寄せ]朝露side[/中央寄せ]

















レモン「......とは言ってもどうします、これ。」







レモン「......正直言って、戦闘向きなのうちだけですし......」











朝露「俺は能力の関係上サポートに徹することしかできねぇ......」







夕凪「俺は対人戦ならまだしも、こんな大樹を相手にするとなるとちょっと......」







レモン「......あぁもう!言い出しっぺの法則ですうちがどうにかします!」





レモン「できる限りサポートしてください!」







朝露「......あぁ!悪いけど早速来るぞ!まず右からだ!」







夕凪「それくらいなら俺でもやれる!」









そう言うと真上から鉄板が落ち、動く街路樹を真っ二つに切り裂く。









夕凪「お前はそんな俊敏に動けねぇから......このくらいはやらせてくれ!」







レモン「お手伝い感謝っす!ちょっくら一発かましてあげますよ!」











レモン「[小文字][小文字]っすぅ......[/小文字][/小文字]」











レモン「[太字]はぁぁぁっ!![/太字]」















途端、その凶器から波動が飛び出す。





辺りにまとっていた禍々しさを詰め込んだような一撃。











レモン「......え、嘘でしょ!?」







夕凪「どうしろと、こんなの......」











[太字]______【揺り籠の大樹】[/太字]









その一撃は、複雑に絡み合った木の幹に防がれていた。











レモン「一般人なら身体真っ二つに切り裂けるレベルなんですけど!?」











[太字]______【全天】[/太字]











朝露「やべっ何か来る!?」











上空から植物の種の雨が降ってくる。











レモン「てりゃぁっ!」







レモンが出した波動で俺らはどうにかなったが......











[太字]______【[漢字]成長[/漢字][ふりがな]グロウ[/ふりがな]】[/太字]











[太字]それを一般人がどうにかできる事はなく。[/太字]











植え付けられた種は瞬く間に成長し、人々から葉を生やしていく。





痛みに悶え泣き喚く者、現実を受け入れようとしない者.........











辺りは一瞬にして混沌を携える。















[太字]______【[漢字]命の収穫期[/漢字][ふりがな]ハーヴェスト[/ふりがな]】[/太字]











[太字]もはや、抵抗するにもできなかった。[/太字]







[太字]植物人間と化したその人達から、色とりどりの果実が実る。[/太字]











ゴトッとそれが落ちた時、











人々は生気をなくして、











[太字]糸の切れた操り人形のように動かなくなる。[/太字]











朝露「......!」







朝露「[太字]これ、死ん、でる........[/太字]」







夕凪「[太字]ッは......!?[/太字]」







朝露「[太字]周りから何の『色』も見えない......全部あの果実に入ってる[/太字]」







レモン「ッじゃ、じゃあ、それ割れば助かるとか......!」







朝露「......いや、あれは『魂』そのものみたいな代物だと思うから、割ったらむしろ魂ごと失くなるぞ」





朝露「それに第一、そんな事してる余裕あったら相手は俺らの事本気で殺しに来る」







レモン「じゃあどうすれば......!さっきからッずっと波動打ち続けてて腕痛いんだけど!!」







夕凪「......魔力切れを狙うくらいか......[小文字]痛っ[/小文字]」

















[斜体][小文字][小文字]タッ[/小文字][/小文字] [小文字]タッ[/小文字] タッ [大文字]タッ[/大文字][/斜体]

















???「[太字]......ッチ、一歩遅かったか......![/太字]」







[太字]え、声......!?[/太字]















???「情報手繰り寄せて3分でこれか......民間人も間抜けなもんだね」







しかも複数人......7、8人くらいはいるのか?





と言うか、さっきからコイツ周りにドローン飛んでる......















???「樹木の生成及びそれを従える操作能力の事変か〜......かなり人数お亡くなりのようだし、暴走のレベルも高そうじゃない?」







???「複数人仕留められてるって事はレベル4......細かく分類すればレベル4−って所かな」







と言うかどうして、橋の上なんかに人がいるんだ......













???「まぁレベル4該当とは言え[太字]"グリード"[/太字]の能力で全部どうにかなりそうじゃないかな〜相性的にも弱点は突けそうだし」







???「うーん......あんまりこう言う都会な場所で火炎放射するのはちょーっと危険な気がするんだけど......」





???「それに多分、あの中に[太字]"変異者"[/太字]はいると思うわけだし」







不安げにそう話すその人は頭が炎でできていた。しかも緑。











???「まぁその時は[太字]"ヴァニタス"[/太字]の能力使って鎮火してもらうか、[太字]"ブルース"[/太字]の能力と組み合わせて植物を枯らすくらいかな......」







???「ぐだぐだ話している暇はない。変異者は見捨てて構わないからとっとと始めるぞ。」







黒いシルクハットを被った英国紳士のような人が、鋭く緊迫感のある声で呟く。











???「分かったよブルース、じゃあ燃やして終わらせちゃうね。」











???「___[太字]【エントロピーマスク】[/太字]」









そう言うと緑の蛍光色みたいな光に包まれて、目を開くと___





先程まで燃え揺らめいていたその顔はガスマスクで覆われ、





古びたスーツを身にまとっては両手を正面にかざす。











???「[太字]『イフリート』![/太字]」











そう言うとかざした両手から光とチャージされるような音が聞こえ、







大きな風圧に髪がなびく。







目を開くと正面の景色は、[太字]あっという間に緑炎で燃やし尽くされていた。[/太字]











???「[太字]【[漢字]溺水倒錯[/漢字][ふりがな]アクアフィリア[/ふりがな]】[/太字]、『[漢字]水神[/漢字][ふりがな]みつは[/ふりがな]』『波乗り』!」











くるっくる茶髪の人がそう唱えると、瞬く間に僕らの足元に水が流れやがて樹木に届く。











???「______[太字]行って![/太字]」











朝露「......え?俺たちに言ってる?」







レモン「え、うちらに......!?」











???「事情は知らないけど君たち、きっと変異者のオトモダチなんでしょ!」





???「だから助けに行ってあげて!」



???「[小文字][小文字][小文字]やっぱコイツ表面上はいいヤツですね......[/小文字][/小文字][/小文字]」







......何か聞こえた気がしたけど気のせいか、多分。











レモン「じゃ、じゃあそれなら......!」











やることは1つ......!











朝露「[太字]やるのは事変の対処じゃなくていい、アイツを助け出すのが一番だ![/太字]」





朝露「大体あのビルの7階くらいの所、そこにアイツはいる!」







レモン「じゃあそうと分かればやってやりますよっ!」











そう言って放たれた一撃は辺りの炎を消し去る。





暗くて見えづらいけど、微かに空洞が見えた。











朝露「いた!」







夕凪「火が移る前に行くぞ!」







???「[太字]そう言う事ならお任せあれ〜[/太字]」







レモン「うわっいつの間に!?」











いつの間にかさっき橋の上にいた中の1人がこっちに降りてきていた。





長く艶めいた白い髪と鮮明な紅色の瞳が綺麗な人だった。多分女性の人だろう。





その割には身長高いのが違和感あるけど。夕凪くらいあるぞ?











???「今僕の力であっちに送ってあげるからね〜♪」







レモン「あ、はい......?」







???「んじゃ行くから衝撃に備えてねー、[太字]【鋭角転移】[/太字]!」











辺りが真っ白になる。











______。











[水平線]











???「___きて、起きて。もう着いたよ。」







朝露「ッ、もう着いたんだ......」







夕凪「.........ッあ!?」







朝露「え、どうしたゆうなg





朝露「ッ......!?」











[太字]そこには惨憺たる景色が広がっていた。[/太字]







[太字]ただ息を飲むことしかできなかった。[/太字]











[太字]ただただ目を閉じている[漢字]この子[/漢字][ふりがな]朱肉[/ふりがな]を、見ていることしかできなかった。[/太字]











[太字]その腕は、傷だらけだった。[/太字]











ただただ血が流れている。







レモン「ッ......」







見ているこっちの心が、いつも毒としてのけられているじゃがいもの芽になったような感じでえぐられる。

















朱肉「[小文字][小文字]ッうぅ......[/小文字][/小文字]」







レモン「っ!?朱肉ちゃん!朱肉ちゃん!!」







夕凪「あ、起きたのか!?」







朝露「良かった......目が覚めなかったらどうしようかt







朱肉「[小文字][小文字]なんで.........[/小文字][/小文字]」







夕凪「......?どうした?」







朱肉「[小文字]みんな.........[/小文字]」







朝露「みんな......?俺達?俺達がどうかしたか?」











朱肉「何でッ......なんで!」











朱肉「[太字]何で僕を殺さなかったんですか!![/太字]」





2024/12/07 19:28

炙られまぐろ ID:≫ipAZHid6FOeE2
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