全部上書きして【Lier's world】
どうも皆さん、こんにちは or こんばんは or おはようございます。
先日完結致しました『 全部上書きして 』の最後、見届けられたでしょうか。
改めまして、執筆人の『 █████ 』と申します。
これから『 完結記念 』と称しまして、小ネタや伏線、隠された意味などを解説していきます。
今回解説するのが第1章『汚物消毒』編。
やはりすべての始まり、第1章というのもあり伏線はかなり少ないです。
それでは見ていきましょう。
[水平線]
[太字][中央寄せ][大文字]【 生階 朱肉のプロフィール 】[/大文字][/中央寄せ][/太字]
名前：[漢字]生階[/漢字][ふりがな]きかい[/ふりがな] [漢字]朱肉[/漢字][ふりがな]しゅにく[/ふりがな] 性別：██
年齢：16（高校1年生でございます）
身長：163cm（実は確認するまでずっと160cmという勘違いをしていました。）
誕生日：6月25日
特技：クロスワード、パズル
好きな〇〇：ユッケ、暖かい所
嫌いな〇〇：目立つこと、みたらし団子、ダル絡みしてくる人
能力：【 [漢字]裏切り者の木[/漢字][ふりがな]ジュダス・ツリー[/ふりがな] 】
イメソン：ブーケガルニ / 煮ル果実
[水平線]
[太字][中央寄せ][大文字]【 朱肉のキャラ制作秘話 】[/大文字][/中央寄せ][/太字]
▷ 元々キャラクターは設定からイメソンを決めていたが、ブーケガルニに感化され『社会不適合者』として初めて曲からキャラを作った。
▷ 名前が決まる前は曲名そのままに仮名で『ブーケガルニくん』と呼んでいた。
▷ "ブーケガルニ"とは肉料理や魚料理の臭み消しに使われる[漢字]香辛料[/漢字][ふりがな]草ども[/ふりがな]の束のこと。能力が植物操作なのがここから来ている。
▷ 何なら『朱肉』という名前も、"ブーケガルニ"が肉料理に使われている事に引っ張られている。
[水平線]
[中央寄せ][太字][大文字]【 第1章に隠された意図 】[/大文字][/太字][/中央寄せ]
[中央寄せ]#4 『 世間話と言う名の暇つぶし 』より[/中央寄せ]
▷ キレイな心
朱肉の回想
「 だってそれは、キレイな心でないとできないと思うから。 」
→ 自分が汚れていることを完全に自覚している。
周りとズレている自分には到底できない事と理解している。
[中央寄せ]＿＿＿＿＿＿[/中央寄せ]
[中央寄せ]#6 『 別に、それくらいのこと 』より[/中央寄せ]
▷ 無意味な復讐
朱肉の発言
「 .........いや。復讐なんて何にもなりやしないですから。自分にとっては無意味なことに過ぎないです。 」
→ 復讐したところで現実は変わらないのを分かっているから。
憎いというのもあるが、それ以上にそんな事をしたところで利益はない。
彼女はそう思ったんです。
[中央寄せ]＿＿＿＿＿＿[/中央寄せ]
[中央寄せ]#7 『 雑菌だらけ、2日目のカレー 』より[/中央寄せ]
▷ タイトルの意味
「 雑菌だらけ、2日目のカレー 」
→ 私の憶測な知識から。この話にもあったように、
2日目のカレーは野菜の美味しさ染み込んでるからとか世間は言ってますが
雑菌バチクソ繁殖してるという、確かTVで見た私の知識。
▷ 封じ込めた " 私 "
「 [太字]"自分"[/太字]......いや、[太字]"私"[/太字]のお母さんは、 」
「 だから[太字]"私"[/太字]......いや、[太字]"自分"[/太字]は、 」
→ 皆の言う『普通』を望んでいた朱肉。
すべてから逃げ、形だけでも本当の『男の子』になりたかったんです。
[中央寄せ]＿＿＿＿＿＿[/中央寄せ]
[中央寄せ]#13 『 僕は『おかしくない』 』より[/中央寄せ]
▷ サブタイトル回収
朱肉sideより、「[漢字]じもんじとう[/漢字][ふりがな]自問自答[/ふりがな]」のシーン
「 おこっているのは、だれ？ かなしんでいるのは、だれ？
しあわせそうなのは、だれ？ くるしんでいるのは、だれ？
ないちゃっているのは、だれ？ いたそうにしているのは、だれ？ 」
→ 少し分かりやすくしてみよう。
「 おこっているのは、だれ？
かなしんでいるのは、だれ？
しあわせそうなのは、だれ？
くるしんでいるのは、だれ？
ないちゃっているのは、だれ？
いたそうにしているのは、だれ？ 」
→ ここ、実は縦読みすると「おかしくない」になる。
その下に不自然に繋がる「ぼくはちがう。おかしいのはお前らなんだ」
というこの文、この縦読みを理解した上で自問自答シーンを
「おかしくない」として読み取ると文が自然に繋がるというギミック。
[中央寄せ]＿＿＿＿＿＿
[太字][大文字]【 第1章制作裏話 】[/大文字][/太字][/中央寄せ]
▷ 章タイトルに意味はない！？
「 汚物消毒 」
何か一見するとそれっぽい章タイトルですよね。(自画自賛)
ただ、実はそれっぽい名前ってだけで深い意味は考えてなかったんです。
#19『回帰』にあった夕凪さんの「[漢字]『消毒』できる[/漢字][ふりがな]考え直せる[/ふりがな]」なんてその場の思いつきでしかないんです(((
あの、すべては頭の中に浮かんだロリ神レクイエムのせいです。汚物消毒110番。(((
▷ 多分みんなのトラウマ
朱肉ちゃんが[太字]自分の左手をはさみで貫通させる[/太字]とか言う多分全書き屈指のトラウマシーン。
とにかく朱肉ちゃんがどれだけ思い詰めてるのか表現したかったのでかなり暴動に出ました。
▷ 多分これが今の執筆スタイルになった一番の要因
#15 『 樹木の籠城に手を伸ばして 』より
「 見ているこっちの心が、いつも毒としてのけられているじゃがいもの芽になったような感じでえぐられる。 」
これです。(((
▷ 上げて落とす
#16 『 オトモダチ 』より
改心できた.......と思わせて全然できてなかったってシーン。
私はああいうのが超大好きなタイプです。展開裏切ってくるタイプのやつ。
一度は自分で書いてみたかったので入れてみました。
[水平線]
＿＿＿＿＿＿はい。いかがでしたでしょうか。
個人的には縦読みのやつがとてもお気に入りです。
第1章『汚物消毒』。
不慣れな中初めて書いた小説は今見返すととても拙いものでしたが、これもまた一興。
自分の中で無理やりに[太字]協調性のハーブで無理に味を正し、優劣感に浸っていた彼女。
痛みを知って、一緒に優しさも知りました。
もちろん彼女にある、誇れるわけのない[漢字]問題点[/漢字][ふりがな]イシュー[/ふりがな]は消えません。
それでも、それが[漢字]愛[/漢字][ふりがな]Ｉ[/ふりがな]になるんです。[/太字]
そんな彼女から見た貴方たちは『普通』ではありません。
[太字]＿＿＿＿＿＿きっと、両手に花ばっか抱えた華々しい人間なんです。[/太字]
言われるまで貴方たちは、
[太字]＿＿＿＿＿＿彼女からする『小綺麗なアンタら』には、分かりっこなかったんですかね。[/太字]
先日完結致しました『 全部上書きして 』の最後、見届けられたでしょうか。
改めまして、執筆人の『 █████ 』と申します。
これから『 完結記念 』と称しまして、小ネタや伏線、隠された意味などを解説していきます。
今回解説するのが第1章『汚物消毒』編。
やはりすべての始まり、第1章というのもあり伏線はかなり少ないです。
それでは見ていきましょう。
[水平線]
[太字][中央寄せ][大文字]【 生階 朱肉のプロフィール 】[/大文字][/中央寄せ][/太字]
名前：[漢字]生階[/漢字][ふりがな]きかい[/ふりがな] [漢字]朱肉[/漢字][ふりがな]しゅにく[/ふりがな] 性別：██
年齢：16（高校1年生でございます）
身長：163cm（実は確認するまでずっと160cmという勘違いをしていました。）
誕生日：6月25日
特技：クロスワード、パズル
好きな〇〇：ユッケ、暖かい所
嫌いな〇〇：目立つこと、みたらし団子、ダル絡みしてくる人
能力：【 [漢字]裏切り者の木[/漢字][ふりがな]ジュダス・ツリー[/ふりがな] 】
イメソン：ブーケガルニ / 煮ル果実
[水平線]
[太字][中央寄せ][大文字]【 朱肉のキャラ制作秘話 】[/大文字][/中央寄せ][/太字]
▷ 元々キャラクターは設定からイメソンを決めていたが、ブーケガルニに感化され『社会不適合者』として初めて曲からキャラを作った。
▷ 名前が決まる前は曲名そのままに仮名で『ブーケガルニくん』と呼んでいた。
▷ "ブーケガルニ"とは肉料理や魚料理の臭み消しに使われる[漢字]香辛料[/漢字][ふりがな]草ども[/ふりがな]の束のこと。能力が植物操作なのがここから来ている。
▷ 何なら『朱肉』という名前も、"ブーケガルニ"が肉料理に使われている事に引っ張られている。
[水平線]
[中央寄せ][太字][大文字]【 第1章に隠された意図 】[/大文字][/太字][/中央寄せ]
[中央寄せ]#4 『 世間話と言う名の暇つぶし 』より[/中央寄せ]
▷ キレイな心
朱肉の回想
「 だってそれは、キレイな心でないとできないと思うから。 」
→ 自分が汚れていることを完全に自覚している。
周りとズレている自分には到底できない事と理解している。
[中央寄せ]＿＿＿＿＿＿[/中央寄せ]
[中央寄せ]#6 『 別に、それくらいのこと 』より[/中央寄せ]
▷ 無意味な復讐
朱肉の発言
「 .........いや。復讐なんて何にもなりやしないですから。自分にとっては無意味なことに過ぎないです。 」
→ 復讐したところで現実は変わらないのを分かっているから。
憎いというのもあるが、それ以上にそんな事をしたところで利益はない。
彼女はそう思ったんです。
[中央寄せ]＿＿＿＿＿＿[/中央寄せ]
[中央寄せ]#7 『 雑菌だらけ、2日目のカレー 』より[/中央寄せ]
▷ タイトルの意味
「 雑菌だらけ、2日目のカレー 」
→ 私の憶測な知識から。この話にもあったように、
2日目のカレーは野菜の美味しさ染み込んでるからとか世間は言ってますが
雑菌バチクソ繁殖してるという、確かTVで見た私の知識。
▷ 封じ込めた " 私 "
「 [太字]"自分"[/太字]......いや、[太字]"私"[/太字]のお母さんは、 」
「 だから[太字]"私"[/太字]......いや、[太字]"自分"[/太字]は、 」
→ 皆の言う『普通』を望んでいた朱肉。
すべてから逃げ、形だけでも本当の『男の子』になりたかったんです。
[中央寄せ]＿＿＿＿＿＿[/中央寄せ]
[中央寄せ]#13 『 僕は『おかしくない』 』より[/中央寄せ]
▷ サブタイトル回収
朱肉sideより、「[漢字]じもんじとう[/漢字][ふりがな]自問自答[/ふりがな]」のシーン
「 おこっているのは、だれ？ かなしんでいるのは、だれ？
しあわせそうなのは、だれ？ くるしんでいるのは、だれ？
ないちゃっているのは、だれ？ いたそうにしているのは、だれ？ 」
→ 少し分かりやすくしてみよう。
「 おこっているのは、だれ？
かなしんでいるのは、だれ？
しあわせそうなのは、だれ？
くるしんでいるのは、だれ？
ないちゃっているのは、だれ？
いたそうにしているのは、だれ？ 」
→ ここ、実は縦読みすると「おかしくない」になる。
その下に不自然に繋がる「ぼくはちがう。おかしいのはお前らなんだ」
というこの文、この縦読みを理解した上で自問自答シーンを
「おかしくない」として読み取ると文が自然に繋がるというギミック。
[中央寄せ]＿＿＿＿＿＿
[太字][大文字]【 第1章制作裏話 】[/大文字][/太字][/中央寄せ]
▷ 章タイトルに意味はない！？
「 汚物消毒 」
何か一見するとそれっぽい章タイトルですよね。(自画自賛)
ただ、実はそれっぽい名前ってだけで深い意味は考えてなかったんです。
#19『回帰』にあった夕凪さんの「[漢字]『消毒』できる[/漢字][ふりがな]考え直せる[/ふりがな]」なんてその場の思いつきでしかないんです(((
あの、すべては頭の中に浮かんだロリ神レクイエムのせいです。汚物消毒110番。(((
▷ 多分みんなのトラウマ
朱肉ちゃんが[太字]自分の左手をはさみで貫通させる[/太字]とか言う多分全書き屈指のトラウマシーン。
とにかく朱肉ちゃんがどれだけ思い詰めてるのか表現したかったのでかなり暴動に出ました。
▷ 多分これが今の執筆スタイルになった一番の要因
#15 『 樹木の籠城に手を伸ばして 』より
「 見ているこっちの心が、いつも毒としてのけられているじゃがいもの芽になったような感じでえぐられる。 」
これです。(((
▷ 上げて落とす
#16 『 オトモダチ 』より
改心できた.......と思わせて全然できてなかったってシーン。
私はああいうのが超大好きなタイプです。展開裏切ってくるタイプのやつ。
一度は自分で書いてみたかったので入れてみました。
[水平線]
＿＿＿＿＿＿はい。いかがでしたでしょうか。
個人的には縦読みのやつがとてもお気に入りです。
第1章『汚物消毒』。
不慣れな中初めて書いた小説は今見返すととても拙いものでしたが、これもまた一興。
自分の中で無理やりに[太字]協調性のハーブで無理に味を正し、優劣感に浸っていた彼女。
痛みを知って、一緒に優しさも知りました。
もちろん彼女にある、誇れるわけのない[漢字]問題点[/漢字][ふりがな]イシュー[/ふりがな]は消えません。
それでも、それが[漢字]愛[/漢字][ふりがな]Ｉ[/ふりがな]になるんです。[/太字]
そんな彼女から見た貴方たちは『普通』ではありません。
[太字]＿＿＿＿＿＿きっと、両手に花ばっか抱えた華々しい人間なんです。[/太字]
言われるまで貴方たちは、
[太字]＿＿＿＿＿＿彼女からする『小綺麗なアンタら』には、分かりっこなかったんですかね。[/太字]
作者メッセージ
次回
第2章『 最上幸福論 』解説編。
佐々木とレモン、同じ幸福を求めた人間のすれ違い。
歌詞引用：ブーケガルニ / 煮ル果実
（どこが引用かはわかりやすいでしょうけど、探してみてはいかがでしょうか。）