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願いは貴方と会う事でした。

#4


「は、はぁ……」
まだこの世界は続く。それはとても分かっているのだが、私はもう疲れてしょうがなかった。既に、どっと疲労感が溜まっている。
「……帰りたいなぁ」
「そうね。せめてお化粧だけでもしたいわ!」
私は今、十紀人さんや九日さん、六華さん、五百助さん達と一緒に、この暗闇をただ歩いている。私の言葉を拾って反応してくれる六華ちゃんは、あまりにも可愛くて優しすぎる。好きの気持ちがどんどんと湧き上がった。
「……ここ暗いし、ほんと怖いですね。不気味」
「なんか出そうだな」
「そういう事言わないでくださいよぉ」
十紀人さんが怖い事を言い出す。なんかって、なんだろうか。お化け、幽霊。
いや、きっと違う。この展開だと、出てくるのは……。
「…………おじさん?」
[小文字]「怖いぃ……!だ、誰かぁ…!」[/小文字]
「おい、なんか声聞こえるぞ」
[大文字]「ひぃ!誰かぁ!おじさんの手を握っててぇ!」[/大文字]
「キャッ!さいってい!」
予想的中、といった所だろうか。いや、原作は何回も見ているので、正直全部の流れが分かるが。マジでここも見覚えがありすぎるくらいなんだが。
「……暗闇って怖いですね」
「そうだな、世の中には知らなくていいこともあるんだぞ、少年少女たちよ」
「お、おう……」
なんだかんだ、この人達と私は、一緒の立場になっている気がする。いや、それは当たり前と言ってしまえばそうなのだが、なんというか、私一人だけ、彼らの人生を知ってしまっているのが、なんだか歯がゆいというか、おぼつかないというか、心地よい罪悪感を覚えてしまうような、そんな感覚。
きっと、それを感じる必要は無いんだろうけど、それでもなんだか、思い詰めたような気持ちになってしまうのだ。
「…………そろそろじゃない?」
中々な距離を歩いてきた所。原作だったら、そろそろネバーランドに着く頃合いで良いだろう。
「確かに、もうかなりの距離を歩いたような気がします」
不自然に思われないように、緊張しながらも適度に会話も行う。心臓がドクドクと脈打つ感覚を、この短時間で何回覚えたのか。
そんなこんなで歩いていると、やはり原作通り、どこかから光がやってきた。
「お、あそこじゃないか?」
「やっと出られるね」
ぞろぞろと、光がある方へと歩いていく。
恐怖感、緊張、マイナスな感情はいくらでもあった。
でも、それよりも、私はただ、この状況がたまらなく、どうしようもないほど、嬉しかったのかもしれない。

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作者メッセージ

推しの話をあんまりしてませんでしたが、私のクロケスタの推しは三斗くんです。あと少しだけ十紀人さんと一夜くんと一十さんも推しています。この小説では、あんまり推しひいきしないよう気を付けます!


物語の終わりについて。
クロケスタは12月に最終決戦が始まりますが、この小説はそれが始まるまでの完結を目標にしています。もちろん、打ちきりではありません。完結です。投稿頻度的に難しいのかもしれませんが、せめてクロケスタが完結するまでに終わらせられたらなと思います。本家完結と同時に終わる、というのもまた雅なものですがね。

2024/10/19 11:54

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
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・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
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