私は、傲慢の悪役令嬢なり。
(二十六話の続きです)
平田文美side
お母さん『何って、9時よ。自分で確認すればいいじゃない。そういえば、今日は日曜日だから、朝のドラマ見なきゃねー。』
お母さん『てか、今日昼にお友達と一緒に遊ぶ予定じゃなかったの?』
…え?友達?
私は思考停止した。友達?私は信じられなかった。友達ができているということは、誰かが私にすり替わっていた…?知らない間に時が進んでいる。
すり替われる人物はもはや一人しかいない。正真正銘のへアンナ・ペペロンチーノだ。ということは、今へアンナ嬢は元に戻っている?
どうしよう。アンリにどうにかするって約束してしまった。あの後どうなっているのだろうか。もう捕まってしまったのだろうか。とりあえず私は、友達が気になってしょうがないので、服に着替えて準備をし始めた。
準備が終わって朝ご飯を食べにダイニングに行くと、そこにはあまりにも恐ろしい光景があった。
…朝ご飯がホットケーキだ。ホットケーキの上にはメイプルシロップ、ホイップが乗っている。
いつもなら、ご飯に味噌汁に魚か昨日の残り物なのに。私は思わずお母さんに聞いてしまった。
[漢字]文美[/漢字][ふりがな]あやみ[/ふりがな]『お母さん。なんで朝ご飯ホットケーキなの?』
お母さん『ええ?いつもそれじゃない。ほら、だいぶ前にホットケーキがいいって言ったから。』
私はそう言われた瞬間、へアンナのせいだとわかった。へアンナは和食が合わなかったのだろうか。私は、ペペロンチーノ家で甘いものばっかり出てくるせいで、そろそろ和食が恋しくなっていた。
まあけれどペペロンチーノ家ではホットケーキはなかったので、気分転換にはいいだろう。私はホットケーキを食べた。
朝ご飯を完食した。荷物は何がいるのかわからなかったので、奢るための10000万円札が入っている財布を入れ、会話に入れなくて暇になった用の本3冊も入れ、小学生の頃に買ってもらったキッズ携帯も…、あれ?
文美『お母さん。キッズ携帯は?』
お母さん『え?なんでキッズ携帯?スマホがあるじゃない。』
お母さんはそう言って、見知らぬスマホに指を差した。
文美『え、え?お母さん買ってくれたの?』
私は思わず驚いた。私は、キッズ携帯が恥ずかしいからと言ってスマホを買ってもらおうとした時があったが、そのときお母さんは買ってくれなかった。その時はもう中学生だった。
なのに、へアンナ嬢はどうやってお母さんを説得したんだろう?
まあそんなことはどうでもいいとして…。私はお母さんが指差した方にあったスマホを手に取って電源をつけた。パスワードがわからない。
だが、へアンナは忘れがちなのか、スマホカバーにパスワードがあった。私はそれを入力してスマホを開いた。
メールを確認すると、知らない人から連絡が来ていた。
【[下線]11時!いつものアイスクリーム屋さんのところね![/下線]】
…いやどこだよ。
平田文美side
お母さん『何って、9時よ。自分で確認すればいいじゃない。そういえば、今日は日曜日だから、朝のドラマ見なきゃねー。』
お母さん『てか、今日昼にお友達と一緒に遊ぶ予定じゃなかったの?』
…え?友達?
私は思考停止した。友達?私は信じられなかった。友達ができているということは、誰かが私にすり替わっていた…?知らない間に時が進んでいる。
すり替われる人物はもはや一人しかいない。正真正銘のへアンナ・ペペロンチーノだ。ということは、今へアンナ嬢は元に戻っている?
どうしよう。アンリにどうにかするって約束してしまった。あの後どうなっているのだろうか。もう捕まってしまったのだろうか。とりあえず私は、友達が気になってしょうがないので、服に着替えて準備をし始めた。
準備が終わって朝ご飯を食べにダイニングに行くと、そこにはあまりにも恐ろしい光景があった。
…朝ご飯がホットケーキだ。ホットケーキの上にはメイプルシロップ、ホイップが乗っている。
いつもなら、ご飯に味噌汁に魚か昨日の残り物なのに。私は思わずお母さんに聞いてしまった。
[漢字]文美[/漢字][ふりがな]あやみ[/ふりがな]『お母さん。なんで朝ご飯ホットケーキなの?』
お母さん『ええ?いつもそれじゃない。ほら、だいぶ前にホットケーキがいいって言ったから。』
私はそう言われた瞬間、へアンナのせいだとわかった。へアンナは和食が合わなかったのだろうか。私は、ペペロンチーノ家で甘いものばっかり出てくるせいで、そろそろ和食が恋しくなっていた。
まあけれどペペロンチーノ家ではホットケーキはなかったので、気分転換にはいいだろう。私はホットケーキを食べた。
朝ご飯を完食した。荷物は何がいるのかわからなかったので、奢るための10000万円札が入っている財布を入れ、会話に入れなくて暇になった用の本3冊も入れ、小学生の頃に買ってもらったキッズ携帯も…、あれ?
文美『お母さん。キッズ携帯は?』
お母さん『え?なんでキッズ携帯?スマホがあるじゃない。』
お母さんはそう言って、見知らぬスマホに指を差した。
文美『え、え?お母さん買ってくれたの?』
私は思わず驚いた。私は、キッズ携帯が恥ずかしいからと言ってスマホを買ってもらおうとした時があったが、そのときお母さんは買ってくれなかった。その時はもう中学生だった。
なのに、へアンナ嬢はどうやってお母さんを説得したんだろう?
まあそんなことはどうでもいいとして…。私はお母さんが指差した方にあったスマホを手に取って電源をつけた。パスワードがわからない。
だが、へアンナは忘れがちなのか、スマホカバーにパスワードがあった。私はそれを入力してスマホを開いた。
メールを確認すると、知らない人から連絡が来ていた。
【[下線]11時!いつものアイスクリーム屋さんのところね![/下線]】
…いやどこだよ。