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私は、傲慢の悪役令嬢なり。

#34

三十四話『悪役令嬢は、迷路を攻略していましたの。』

フェルト・ペペロンチーノside

へアンナ『ねえ、フェルト。』


そう言って数秒後、こちらに近づいてくる足音が聞こえた。

そしてフェルトが私の部屋に入ってきた。

どうやら図星だったようね。フェルト自身はそう思っていないだろうが、フェルトはまさにシスコンだ。自覚していないようね。

フェルト『へアンナ。考え直してくれ。僕は君に僕の一生を捧げている。』

フェルト『へアンナが好きなお菓子だっていつでもここで食べれる。部屋で好きなことができる。出かけたいといえばいつでもどこにだって、僕と出かけることができるじゃないか。これのどこが窮屈なんだへアンナ!教えてくれ!』

へアンナ『…逆にそれだけしかしていないの。』

フェルト『はぁっ…?』

へアンナ『地球という世界では、いろんなものがたくさんあって、素晴らしかったの。』

フェルトはアンリの方を睨んでいた。空気が明らかに凍っている。フェルトの顔をよく見ると少し青ざめていた。私は続きを話し始めた。

ヘアンナ『地球はまるで[太字]迷路[/太字]のようだった。迷路を攻略しているような感覚。』

へアンナ『たとえ行き止まりにたどり着いたとしても、その行き止まりには新しい発見があった。』

へアンナ『ここはいつも同じ。同じことをループしている。つまらない。』

アンリは私の意見に賛同するようにこくりと頷いた。フェルトは下を向いて、こう言った。

フェルト『何故だ…!!へアンナ、君はいつ変わってしまったんだ!もしかして、[太字][下線]今のへアンナも本当のへアンナでは…!?[/下線][/太字]』

[太字][太字][大文字][大文字]ガシャーン!![/大文字][/大文字][/太字][/太字]

そうフェルトが言いかけたとき、窓ガラスが割れた。もしかして、警察はまだ攻撃を中断していなかったの…!?

へアンナ『攻撃を中断しなさいと言ったでしょう警察!!』

?『…貴様がプリンセスへアンナか。』

割れた窓ガラスの向こう側を見ると、"黒色のスーツを着た男性"が空中を飛んでいた。手元には、古びた茶色の本を手に持っている。
顔を見ると、特徴的な赤色の目をしている。

アンリ『誰だお前は。』

[漢字]張[/漢字][ふりがな]チョウ[/ふりがな][漢字]朝明[/漢字][ふりがな]ザオミン[/ふりがな]『初めましてプリンセスへアンナ。張朝明と申します。』

また変な名前が出てきたと思った。しかしどこかで聞いたことがあるような気がする。

そう思うと、アンリが真っ先に反応した。

アンリ『中国…?』

へアンナ『中国?』

アンリ『中国っていう国が地球にあるんですよ。もしかしてその名前じゃないかって…。』


朝明『私のことを考えている暇はあなたたちに無いはずです。』

朝明『プリンセスへアンナ。[太字][下線]地球にいるもう一人のあなたが、助けを求めていますよ。[/下線][/太字]』


作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2025/01/20 17:46

縺薙≠繧九s ID:≫94SCXkg9r2d.U
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