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悪役令嬢が出てきます。言葉が多少悪いかもしれません。

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私は、傲慢の悪役令嬢なり。

#30

三十話『悪役令嬢は、再び怪盗と出会いますわ。』

へアンナ・ペペロンチーノside

へアンナ『ただいま帰りましたわ。』

フェルト『へアンナ!!待ってたよ。大丈夫だったか?』


へアンナ『…?何を心配してらっしゃるのかしら。ただ友人と会うだけですわよ。どうってことありませんわ。』

フェルト『えぇ…??』

へアンナ『では私、部屋に戻りますので。』

ガチャン


部屋に戻った。

ふかふかなソファーに座った。

前を向いてぼぉっとしている。

少しよく考えた。

こんなことをしている場合ではないと。

へアンナ『…本当に、あれは夢だったのかしら。』

私が知らない小さな小さな国民らの家が何軒も並んでいる場所だった。

夢だったら、あんなに鮮明に光景が映るものなのか?

それとも、あれは夢じゃない?

考えてみれば、現実の日常よりも夢で見たあの日常の方がとっても楽しかった。少し優雅ではないけれども、明らかに違うのは便利なものがたくさんあること。

今は夢から覚めてしまったけれど、またあの夢の中に入ってみたいと思った。

その時だった。

ガラガラっ!!

突然窓が開いた。鍵を閉め忘れていたかもしれない。風の勢いか?寒い風が部屋の中に吸い込まれていくように入っていく。

すると窓の外から人が入ってきた。

???『へアンナ!無事?』

へアンナ『…?』

アンリ『僕は全然無事じゃない〜、最近警察もアンリ・ニューロンに結構マークしてきてさあ。』

へアンナ『[太字]あら、どこかで会ったことあったのかしら。[/太字]』

アンリ『…?へアンナ、どうしたの?アンリだよ。』

へアンナ『…アンリ?』

私は聞き覚えがない名前を不思議に思った。こんな人と出会っていた記憶がない。

アンリ『あれれ…。佐藤一だよ。アンリ・ニューロンになっちゃった人。なんで覚えてないの?』

佐藤一?…、

へアンナ『佐藤一。私が夢で見た国民たちの名前と同じ感じね…。』

アンリ『どういうこと?』

やっぱり夢じゃないのかもしれない。

へアンナ『あなた、平田文美を知ってるかしら。』

アンリ『え?それってへアンナのことじゃん。何を言って…。』


へアンナ『この椅子に座って。教えてほしいことがありますの。』


アンリ『…どういう風の吹き回し?僕が救いにこようとしたのに、覚えてないだなんて。』

作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2024/12/15 09:28

縺薙≠繧九s ID:≫91YYGRbRUeQ9I
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