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悪役令嬢が出てきます。言葉が多少悪いかもしれません。

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私は、傲慢の悪役令嬢なり。

#28

二十八話『悪役令嬢は、久しぶりの好きな人と会いますわ。』

フェルト・ペペロンチーノside

次の日の朝、へアンナが俺を呼んでいると、メイドから連絡が入ったので、俺はすぐさまへアンナの部屋に行った。

フェルト『へアンナ、こんな朝早くから一体どうしたんだ?またいつものおねだりか?なんでも聞いてやるからね。』

へアンナ『ユーマのところに行きたいの。』

フェルト『ああ、ユーマか。いいぞ。』

へアンナ『そう言ってくれると思ってましたの。既に支度はできていますわ。執事には馬車の用意もさせたし。』

へアンナ『じゃあ行ってきますわ。すぐに戻ってくるはずよ。』

そう言い残して、へアンナはすぐに自分の部屋を出て行った。

へアンナ、成長したなぁ…。

だが、へアンナが部屋を出たと同時に、メイドが部屋に入ってきた。

フェルト『どうした。』

メイド『あの…、本当に行かせて良かったのでしょうか。』

フェルト『…なぜだ?へアンナとユーマは仲がいいはずだろ?』

メイド『はい、でも実は…。』

俺はユーマが犯した罪をしり、一気に絶望感が湧いた。

うそだろ…?

[水平線]


ユーマside

ユーマの執事『ユーマ様、お客様です。』

ユーマ『誰?忙しいんだけれども。僕だって、暇じゃないんだ。帰ってくれ。』

ユーマの執事『でも、へアンナ様ですよ?』

ユーマ『へアンナ!?』

僕は座っている椅子を倒すぐらいの勢いで立ち上がった。
あのへアンナが…?あの一件があったのにも関わらず…?

だが、中身がへアンナじゃないはず。きっと、僕を黙らせにきたんだ。僕は、すぐさま着替えを始めた。

そして、客室にへアンナが入ってきた。
前会った時より少し派手で可愛いアクセサリーやドレスを身につけているご様子。やっぱりへアンナじゃないとバレたから、すこしへアンナらしくきたか?

確かに本当のへアンナは、派手なものが好きだったからな。だが、そんなので僕は騙されない。

へアンナ『あらユーマ、”お久しぶり”。元気にしてた?』

ユーマ『へアンナ、いらっしゃい。…お久しぶりって?』

僕は『お久しぶり』という言葉に疑問を抱いた。今の所、へアンナらしい。しかし、あの時で既に中身は違うと知っている。科学的な実証はないが、きっと魔法でどうにかなっちゃっているんだろう。

へアンナ『あら、会うのは久しぶりじゃない。もしかして、ユーマは私と夢の中でも会ってるの?』

へアンナ『ユーマはいつまでもずっと今もかっこいいんだから、しっかりしてくださいまし。』

ちょっと待ってくれ。一体どういうことだ?どういう風の吹き回しか説明してくれ。何が起こっている?

僕は目を擦る。へアンナだった。明らかに僕の目に、僕の今目の前に、いる。

へアンナは少し笑った。前髪を気にしているのか、前髪を手で少しいじっている。部屋の明かりで、ドレスに身についている宝石が反射で光る。

へアンナは不思議そうな顔で僕にまた話しかけた。

へアンナ『まあ、今日は早く帰りますわ。伝えたいことは一個なの。』

ユーマ『僕に?一体何を。』


へアンナ『[太字][下線]私に会えなかった時の私はキラキラしてた?』[/下線][/太字]





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作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2024/11/03 17:25

縺薙≠繧九s ID:≫9820tLSVMWUTw
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