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悪役令嬢が出てきます。言葉が多少悪いかもしれません。

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私は、傲慢の悪役令嬢なり。

#27

二十七話『悪役令嬢は、この世界のプリンセスはこの私がふさわしいわ。』

警備員1『…大騒ぎだなぁ。』

警備員2『へアンナ様がいなくなってから大惨事だよ。一体どうなってるのやら。』

警備員1『まあ俺たちは、この門でいつも警備をしているだけだがな。』

警備員2『ってん?』

門に近づいてくる馬車が、音を立ててやってくる。馬車の隣には、馬の上に乗ったへアンナ様のお兄様、[太字][大文字][下線]フェルト[/下線]様[/大文字][/太字]だった。

そして門の前に止まる。

警備員1『お疲れ様です!』

警備員2『お疲れ様です!』

フェルト『へアンナ〜!!あとで僕の部屋でお菓子食べながらいろいろお話ししてくれないかな〜?』

そう、馬車からへアンナお嬢様が降りてきたのである。

[水平線]

フェルトside

僕は愛しの妹、僕だけのマイプリンセスが帰ってきて、調子は絶好調だったのである。

だがまだやり残したことがある。攫ったあの無礼な者をまだ捕まえれていないのだ。まあまた捕まえられても、また助けてやる。

さあ、攫われていたへアンナは何を言うのかな。

そしてへアンナを乗っ取った正体を暴かなければ。

僕とまた会ったのに抱き付かなかったからなぁ。やっぱりへアンナじゃない。

へアンナと一緒に僕は自分の部屋に入ってきた。久しぶりの帰還でとても疲れた。

フェルト『へアンナおかえり。さあへアンナ、攫われていた時間、何をしていたのかな。』

へアンナ『…。』


へアンナ『フェルト。久しいわね。今日もあなたの自慢の髪型がよく似合う。』


!?

予想外の言葉だった。1回目に会ったときは、僕を兄様と呼んだし、髪型に対して悪口を言ったのに…。

いつものへアンナだ…。な、何故だ…!?人格があるのか!?多重人格か!?

僕はそのままへアンナの話を聞くことにした。

へアンナ『ところで、攫われていた?わたくしは何も攫われていない。何か悪夢でも見たのかしら。』

へアンナ『フェルト。今日はなんだかバームクーヘンが食べたいの。くださらない?』

フェルト『…あ、ああ。』

僕は言われるがままにバームクーヘンを持ってきた。へアンナの好物はバームクーヘン。それも知っている…?

やはり、聞き間違え?あれは夢なのか??

だが夢ならば、今も夢ということか?

意味がわからない…。

へアンナ『ありがとう。フェルトは、最近何があったか、あるならば是非一度聞かせて欲しいわ。さらにバームクーヘンが美味しくなるかもしれないの。』

フェルト『え、ああ。まあ特に変わったことはないが…。』

へアンナ『あら、それなら安心してバームクーヘンが食べられる。』

へアンナはそう言って、丁寧にバームクーヘンを食べる。

…なんだ、ただの気のせいだ。

昔から、この前も、今も、これから先も、

ずっと[太字][下線]僕の愛おしいへアンナのまま[/下線][/太字]だ。

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作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2024/10/24 17:51

縺薙≠繧九s ID:≫95W8biv8iH20g
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