次の日、私はすぐに祭り会場にみんなと行った。まだ昼間なので、始まらないが、いつ始まるかドキドキしているところだ。

この町では、今私の話題…、ヘアンナの話題で持ちきりだった。

「なんでお嬢様がここに？」と言われることが多い。けれど、歓迎されることが多かったのは驚きだった。普通の兵隊がこの街に来るんじゃないかと言われるんじゃないかと思ってしまったけれど、そんなことはなかった。

また、不信に思っていた人もいたが、私がお祭りの関係者に参加すると聞いて、どうやら少し私のことが慣れたようだった。

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お祭りの時間になると、町の広い広場にたくさんの人が集まっていた。

私は５人と一緒にお祭りの会場へ来ていた。

アンリ『さあてと、ヘアンナとシャールは関係者席に座ろうか。じゃあまたね、トト、ノーツ。』

トト『ばいばーい！！』

ノーツ『はい。わかりました。』

そう言って、私たちはトトとノーツとお別れした。

アンリ『さて、僕らは早く関係者席に行って、挨拶しに行こうか。』

アンリはそう言って、アンリは私たちを関係者席まで連れて行った。関係者席まで歩いていると、道端で横になっている人を見かけた。

私はアンリにこの人たちのことを聞いてみることにした。

へアンナ『アンリ。こんな道で横になっている方たちは一体どういう状況かわかりますの？』

アンリ『え？…ああ、彼らは食べ物も金も家もない人たちだよ。僕らでもどうしようもない。』

いわゆる地球でいうホームレス…。しかも周りに何人もいたので、生活に困っている人がたくさんいることがわかった。やっぱりこの町だけで生き抜くことはそう簡単にはいかないのね…。

まあアンリたちみたいに食料や何かを他の町から盗みを働く人もこの街にいることは知っている、盗みをしているかはわからないけれど、こうやって苦しんでいる人が何人もいる…。

もしかしたら私の国でも…。けれど、私は外の世界はほとんど知らないし、私の国の現状も知らない。

…そういえば、この町の道にゴミがたくさん落ちていたり、道が綺麗に整備されていないのもみたけれど、もしかして町全体いい暮らしができていない…？

へアンナが住んでいる国は、ペペロンチーノ家が政治の主権者。道はかなり綺麗に整備されている。けれど、どこ国にも支配されていないこの町は十分な町づくりができていないのね…。

シャール『…しゃあ、ついたついた。』

アンリ『着いたよへアンナ。』

へアンナ『案内ありがとうございますわ。』


？？？『ああ、本当に感謝する。そして全員手を上げろ。』

えっ。

突然、私の背後から声がした。私は後ろへ振り向く。

へアンナ『あなたは…！』

…正直言って誰かわからなかったが、私の背後にいた人は、ペペロンチーノ家の人だと一瞬で分かった。だって、

[太字][下線]ペペロンチーノ家しか持っていない勲章[/下線][/太字]をつけていたのだから。