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悪役令嬢が出てきます。言葉が多少悪いかもしれません。

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私は、傲慢の悪役令嬢なり。

#16

十六話『悪役令嬢はやっぱりクソ令嬢でしたわ〜!!』

ヘアンナ『…信じれませんわ…。まずは何故私たちをパーティー場に呼んだか教えてくれません?』

ユーマ『…そうか。やはり、父さんの言った通りだ。』


父さん…?言った通りとは一体…?私は疑問を持つ。

ユーマ『ごめんルート。やっぱりいいや。へアンナと一旦二人きりにしてくれ。』

ルート『…あなたに私を呼び捨てする筋合いはないはずですが…。』

ユーマ『…そっか。』

一体何が狙いなのユーマ…。私は何もわからなかった。けれどもルートを一人にするわけにはいかない。

…ってん?近くにはケイク様がいた。

へアンナ『ケイク様。ルート様のそばにいてくれません?』

ケイク『ん?いいよ。』

そしてユーマは私を静かなところへ連れて行った。

[水平線]

へアンナ『で、ユーマの父さんの言った通りって?』

ユーマ『…へアンナといつも通り会っていた時、へアンナは確か俺を突然[下線]さん付け[/下線]してたよね。』

嗚呼、ユーマと初めて会ったときか。

あの時のユーマは光り輝いていたな…。まあクソ男と知ってからがっかりしたけどね。初対面だったらカッコいい男と思われるのかもしれないけれど、世の中顔だけでやっていけるわけじゃないから。

ユーマ『言い間違えた…とか言ってたよね。』

ユーマ『[太字]なんで?[/太字]』

…なんで…?

へアンナ『ただ…間違えただけですわ。いろんな人にさん付けしてるから、つい癖で言ってしまいますのよ。』

ユーマ『[下線]あんなに愛してたのに?[/下線]』

ユーマ『あの言い間違えた時からへアンナは俺への態度が変わった。』

ユーマは俺を睨みつけてそう言った。今までで見たことない、怒りの目だ。

そしてユーマはこう言った。


ユーマ『[下線]お前[/下線]は[太字][大文字]誰だ?[/大文字][/太字]』


…!?

ユーマ『…あの場では違和感を覚えただけで、何も言わなかったが、その日からの行動がとてもおかしかった。』

ユーマ『あんなに俺にベタベタだったへアンナが、お嬢様なのに肉や揚げ物焼き肉が好きだったへアンナが、どうして俺に近づかず、そして食べない?』

ユーマ『[太字][大文字]お前は何者だ?[/大文字][/太字]』

…ユーマが発した言葉を頭の中にしっかりと入れることはできなかった。

ここにきて、人生が変わると思って気ままに生活をしていたのに。

なんで今更…?

へアンナ『ユーマのお父様はどのようにおっしゃっていたのかしら。』

ユーマ『俺が元々その違和感を言ってたんだよ。だからいろいろ話した結果、一回聞いてみたらどうだ…と。』

へアンナ『…それにあの事件があったからこそ近づきたくないんですけれども、何か悪いかしら。』

ユーマ『…。』

私は絶望を感じた。

しかも元々ユーマにベタベタだったなんて。

やっぱり悪役令嬢はクソ令嬢だった。

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作者メッセージ

今日は会話多めでした〜…
読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2024/05/10 22:17

縺薙≠繧九s ID:≫9820tLSVMWUTw
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