愛の暴走、誰か止めてくれません?
あの後、本当に頑張って、なんとか帰ってもらった。
「.....●●さん」
1人になったタイミングでクラスの女子が話しかけてきて、あっ、私の学校生活終わった。そう思っていたら、続く言葉は予想外のもので
「っ大丈夫だった!?」
『え?』
ここって普通妬まれるとこなんじゃ.....?
「一瞬鳥井くん人殺しそうな目だったから!●●さん変なのに好かれたね!?」
「そう!マジで殺しそうだった!」
「●●さん.....明るく生きてね....」
『いや、死なないけども』
「●●さんほんと頑張ってね.....」
.....もしやこの人達いい人?1人死なそうとしてるけど
「にしても鳥井くん大胆だったよね」
「うんうん。やっぱりモテ男はちげぇんだな、言ってて悲しくなる」
『じゃあ言うなよ』
「リア充爆発しろや.....」
『いや、リア充じゃないが』
「....私の耳ってこんな悪かったっけ」
「俺の耳壊れたわ」
「あの反応で付き合ってないは嘘だろ.....」
『いや、多分初対面だし』
「初対面であれは距離近過ぎ!!」
『.....パーソナルスペースが狭いんだよ。きっと』
そう言いながら顔を逸らす私。狭くあって欲しい、勘違いであってほしい。マジ、好きの気持ちが溢れ出てた。
「●●さん、なんかあったら相談してね.....」
「お前の学校生活は終わった!頑張れよっ!」
「愛が重かったな.....あれ絶対束縛激しいよ」
「おもろそー、応援するわ」
「南無阿弥陀....」
『3人ぐらい楽しんでんな』
「そうだ!●●さんLINE交換しよーよ!」
「おっ、ナイス」
『あー、私LINEしないんだよねぇ......というかIDをめっちゃ変えるって言うか.....』
アイツのせいなんだけど.......
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